Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

名残り惜しいの茶会

2013年10月23日 | 茶道
こんどの日曜日は、銀座で銀茶会、狭山稲荷山公園ではさやま大茶会、新座市の松永耳庵ゆかりの睡足軒の森でも市民まつり文化祭のお呈茶・・・
11月3日文化の日にもあちこちで一般向けの無料のお茶会が開催されます。

お茶会の季節ですね。

11月の炉開きや口切を前に、10月下旬は、残り少なくなってきたお茶を楽しむ名残の茶会の季節です。


うちのお稽古場も、図らずも名残りの茶会となりました。
お抹茶の名残りではなく、ご主人の転勤で関西に転居されるお稽古仲間さんがおられて、その最後の回に、簡単ですがお茶会としてお送りすることにしたのです。
うちのお稽古場もいつになく、うちうちのお楽しみ、大寄せ、お手伝い・・・と、お茶事・お茶会が続々の秋です。

さらちゃんと、終盤点て出しのお薄になったところでご主人様も間に合って、和やかに送る会となりました。


とても熱心でお点前の進みも早く、2年に足らない期間に茶盆をマスターし柄杓を扱っていたご本人、炉での通常のお薄も扱ってみられて、なんとか10月までおいでになれてよかったなぁと思います。

お茶会は、お濃茶で。
濃茶が本来のお抹茶ですが、お茶を習うことでもなければ、一般には目にし口にする機会もほとんどないかもしれません。大寄せのお茶会も滅多にお濃茶のお席はないですし・・・。
でもいちどおいしいお濃茶をいただくと、あぁ~お濃茶っておいしいんだ!と思いますよね。

最近はうちのお稽古仲間さんたちもみなさんおいしいお濃茶を練られます。お客様役をさせていただいても幸せです(笑)。


今回は最後なので、いつも水を足してより薄くぬるくしたお薄しか飲んだことのないさらちゃんも、ちょっとお濃茶をなめてみるよう誘ってみました。
「いつもより舌がもーっと緑になるよ!」
と言われて、すっごい目が輝いた・・・
けれども、いつもとあまりにも違うどろどろのお濃茶にびっくりして、ちょっとなめただけで泣きだしてしまったのでした・・・ 大人の経験しちゃったねぇ。ごめんごめん。
でもお薄のフェーズでは、薄くぬるくしたお薄をたっぷりごくごく。お茶は大好きなようでした。

お父さんにも「お菓子をどうぞ」とちゃんとお運びとご挨拶ができて、お父さんも嬉しそうでした。
お母さんが点前座にいて、お子さんがお菓子をお運びして、お父さんがお茶をいただいていて・・・ いいなぁ、こういうファミリーなお茶席、幸せな感じだなぁと、私たちも幸せな気持ちで拝見しました。

また、いずれどこかのお席をご一緒できる機会があるといいですね。



さて、お菓子は塩野さんの熟柿(ういろう×黄身餡)と山の幸きんとん(薯蕷きんとんにこなし栗とこし餡)
 

 

それに、お稽古仲間のあべさんがさらちゃんにと用意してくれた岡埜栄泉さんのハロウィーン干菓子
  


茶花は、風船蔓、台湾杜鵑、矢筈薄でした。
こちらも、さらちゃんウケを狙ってふうせんをちょっと奢りすぎ・・・

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