Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

「悠久の美」展

2012年06月11日 | art
10日、最終日の夕方ギリギリになって、出光美術館「悠久の美」展へ行ってきました。

短い時間しか観れませんでしたが・・・
行ってヨカッタです。

すごいな~この殷時代の青銅器のコレクションは!! 出光というと琳派や陶磁器、あと堆朱堆黒のコレクションが、すぐ何点も思い浮かびますが、青銅器のこんなすごいものをこんなたくさんお持ちだったとは、認識が足りませんでした。
根津の青銅器コレクションの印象が強烈ですが、あれは、とにかく3つの大きなカ(?)、あの印象がすごいです。
それに比べて出光さんは大きさはどれもほどほど・・・ 飾りやすい大きさかもしれません。
ですが、文様の精緻さ、全体の姿の良さ、装飾の多彩さ、形の多様さ、保存のよさ。古代青銅器の前でエキサイトしている不思議なオンナになってしまいましたが(静かにしていたつもりですが)、ほんとうに興奮ものでした。

フクロウの蓋物。殷時代にフクロウのものがあったなんて、知りませんでした。2つありましたがどちらも可愛い~ 全くの好み的には、二羽が背中合わせに造形されたほうが好き。
象をデザインしたものがあるのも知りませんでした。ホントかな~、なんて不遜なことを言ってはいけません、でもこの時代に南方と造形の交流がそこまであったのか。すごいな~。

鼻梁が縁より先まで出た尊や方尊、かっこいい。
提梁のついた蓋物。なんて見事なバランスなんでしょう。饕餮文の迫力、凹凸の鋭さと繊細さ、すごいです。


周時代のものもよいものがたくさん展示されていましたが、やはり殷のものが私的好みです。饕餮くんの迫力が、やはり周以降のものはまろやかになってしまうような気がします。
神に対する身近な畏怖ということなのかな~と思いますが、そういうことはよく分かりませんが。

ひさしぶりに青銅器に大興奮しました。
お茶道具もいろいろありましたが・・・ とりあえず、今回は、青銅器。
いやはや。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
青銅、素敵でした♪ (家族で眼鏡)
2012-06-12 21:55:20
あ、私、金曜にこの展覧会、行きました~♪
BC○年とか、いつの時代のものなのかを見ると、あんな時代にこんなものが!すごいな~って思います。まさに悠久の時ですよね!

↓猫の手ぬぐいにすごくウケタ~~!
お茶をたしなまなくても、しぐさが可愛くて、大受けでした!
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素敵でしたよねー! (ぴんくこあら)
2012-06-15 00:02:05
金曜日、と思いましたが、最終日になってしまいました。
そう、古いですよね~~~。

猫、猫らしさがなくならない程度なのもよく考えてありますよね。
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