昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

Phantasia (70s US Psyche), Torizo 50

2011-10-15 20:15:26 | 70sジャケ絵日記
今日のジャケは
Phantasia - S/T


米ミズーリ州カンザスシティのバンド、
70年~71年に録音された唯一作です。

当時はたったの25枚しかプレスされず
家族と友人にのみ配られたそうです。
このCDでは当時の作品には収録されてなかった曲も
1曲だけ最後に収録されてます。
同じ時期、71年の夏に録音されたものらしいです。

そんな超激レア作品の本作はメロウ&ドリーミーサイケ。

歪んだファズギターが印象的なアシッドサイケナンバーから
キラキラ金属音が切なげなアシッドフォークまで
ドリーミーでミステリアスなサイケデリアを繰り広げてます。

彼らはミドル~スローテンポのアシッドフォーク系が
持ち味が出てるように感じます。

またこのメンバーによる長文ライナーによると
71年の春~夏にも録音活動をし、
片面のみのレコードをこれまた25枚ほど?プレスして
プロモーションツアーとして
メンフィス、ナッシュビル、アトランタを回ったそうです。

このときの片面プレス盤の曲たちは
このファンタジアCDには最後の1曲しか収録されておらず
後身バンド、トリゾ50の音源CDのほうにも入ってないので
ファンタジア未発表音源集の非正規盤に入ってるものと思われます。
早く正規盤の未発表曲集が出てほしいです。

そしてバンドは73年の春に終わったそうで
ベースを1人変え、キーボードが加わり
トリゾ50へと続いていきます。

そのトリゾ50がこちら。

Trizo 50 - S/T


このバンドもこれまたレコードが世に出ることなく
デモ音源で終わってしまったバンドなんだそうで、
ファンタジアCDよりも音質が良くなかったりします。

さすがの篭もり音フリークな私でも
これはちょっと音質が…と思うのがありました(汗)
でも好きなバンドの貴重な音源集なので
興味深く聴ける1枚です。

曲調はファンタジアでは見られなかった、
けっこうロック寄りな曲も多々みられ、
違うバンドになったようなイメージがあります。
グラムロック的なブギ調のロックナンバーや、
サイケの残り香のするロックナンバーなどをやってます。

数曲ほどアシッドフォークナンバーがありますが
これがまたドリーミーで最高なんですよ。
ファンタジアのときと同様にキラリと光るセンスを感じます。
やっぱり彼らはこのテの曲のほうが持ち味が出てますね。

このトリゾ50のライナーもこれまた長文ライナーで
ファンタジアの前身となったThe Jというバンドから書いてます。

The Jの写真。殆んど少年ですね(^^ゞ


ファンタジアの演奏写真


トリゾ50。曲と格好がイメージ合ってません(爆)



ファンタジアのブックレットのほうにも
トリゾ50時代と思われるのが載ってました。
これは髪型や体型(!)などから察するに
トリゾ50時代の写真と思われます。


顔、白塗りとは!!(^^ゞ

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ダイヤモンドダストをイメージさせるような
このキラキラ音が素敵すぎ!
ヘッドフォンで聴くのをオススメします♪
脳内キラキラですよ~
  ↓
Winter Wind



ドラマチックで切ない曲。
この哀愁メロディが素敵です
  ↓
Chasing Now The Flying Time



素敵なアシッドフォーク
  ↓
Torizo 50 - Hollyhocks




The Fallen Angels - It's A Long Way Down

2011-10-11 10:00:47 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
The Fallen Angels - It's A Long Way Down


米ワシントンDCのバンド、2ndとなる68年作品です。
アルバム名はオリジナルのアナログでは
上記のタイトルなのですが
CDのほうでは違うタイトルになってます。
(The Roulette Masters Part 2 of 2)

そんな本作は、お香がほんのり漂ってくるような
エスニックでコズミックなサイケ。
メランコリックなメロディがなんとも切ないです。

エスニックなエレピ、
メランコリックなギター、
けっこうグルーヴィーなベースとドラム、
そして鉄琴の音色も控えめに聴こえ、
鎮魂歌のような雰囲気すら感じます。

それらが組み合わさって
素晴らしいコズミックサイケに昇華。

個人的にはサイケロックの音盤の中で
一番好きなのが実はこれだったりします。
ここ数年ずっとこれが一番です。
気持ちをグングン高めてくれるような
エスニックなエレピと
メランコリックなギターがツボです。


また、彼らの1stでは
サイケポップな曲が多いんですが
この2ndのメランコリックでコズミックなサイケを
ほんのり感じる曲も数曲あるので
これを経てああなるのかと興味深く聴けます。

The Fallen Angels - S/T (1968, 1st)



↓今回の動画は若干多めです。

私が特に大大大好きなメランコリックな曲。
鎮魂歌のような雰囲気で素敵です。
右チャンネルから聞こえる鉄琴の音色、
エスニックなエレピ、控えめに静かなボーカル、
気持ちをグングン高めてくれるかの如くなギターが素敵!
  ↓
A Horn Playing On My Thin Wall



お香が漂ってきそうな素敵すぎるエスニックサイケ。
  ↓
Something You Can Hide In



これまた鎮魂歌のような感涙モノのフォーク。
  ↓
Silent Garden



ジャジーなサイケ。陶酔です。
  ↓
Look At The Wind





Dragonwyck - S/T

2011-10-09 00:19:57 | 70sジャケ絵日記
今日のジャケは
Dragonwyck - S/T


米オハイオ州クリーブランドのバンド、70年作品です。

オリジナルはテストプレスのみで
しかもUネットの情報によると
たったの85枚しか現存していないそうです。
オリジナルではジャケットも無かったそうで
レココレ・オリジナルサイケ号にも
ジャケ無し写真が載ってました。


曲のほうはオルガンヘヴィサイケという感じ。
ファズギターと艶っぽいオルガンが高揚感UP、
ダウナーなベースとボーカルによって
絶え間なく繰り広げられる
ダークでドロドロしたヘヴィサイケです。

よくドアーズが引き合いに出されますけど
ドアーズのダークで艶っぽい面を
凝縮したような感じに近いかもしれません。
ボーカルの人の歌い方も
ジム・モリソンから影響受けまくったような
ボーカルスタイルだったりします。

自分的には陶酔モノの1枚だったりします。
先日UPしたコールド・サンと共に
めくるめくサイケワールドに連れてってくれる逸品です。

また、このリイシューCDには
ボートラとして前身バンドの音源も収録されてます。
Sunriseというバンドらしいのですが
そちらのほうもヘヴィサイケでなかなか素敵なバンドでした。


そしてここ近年、このドラゴンウィックのメンバーが
ペルーの現行バンドLa Ira De Diosと一緒にやったバンド、
Obskuriaというバンドがあります。

Obskuria - Burning Sea of Green


70年代のハードサイケ~ハードロックな雰囲気のバンドで
時折ZEPみたいなフレーズも飛び出しニヤリとさせられますが
録音がイマドキを感じるクリアな録音なので
ヴィンテージさはそれほど感じないと思いました。
もうちょっと篭もらせたほうのが断然良いんだけどなぁと
篭もり音フリークな私はついついそう思ってしまいます。


Dragonwyckから
My Future Waits


Sunriseから
Flowers Grow Free




コールド・サン「ダーク・シャドウ」

2011-10-05 00:52:39 | 70sジャケ絵日記
今日のジャケは
Cold Sun - Dark Shadow


テキサスのバンドの70年作品。
オリジナルはテストプレスの
アセテート盤のみという超激レア盤。
数年前、晴れて正規盤がCD化されました。

レココレ・サイケ号にはジャケット無しの盤として
カラーページに載ってましたが
このような状態でしか現存してないようです。
(注:2011年発売の再発本のサイケ号には
カラーページが復元されてないので
これが載ってるかは定かではありません)


そんな素敵なリイシュー盤ですが
音のほうも素敵すぎるほどのアシッド感!

オートハープとファズギターが絡み合って
コズミックな雰囲気を増幅。

メロディからしてドリーミーで良いメロしてるんですよね。
オートハープの幻想的な音色とよく合ってます。
歌も脱力系でヘロヘロなところが良い感じ。
ドラムのほうはけっこうバタバタしたドラムで
良いアクセントになってます。

それらが融合して素敵なメロウサイケとなってるんですよね。
私なんてもうウットリと陶酔しながら聴いてます。
安心して身を委ねることが出来るってくらいに(笑)

畳み掛けるように切れ間なく続くコズミックでメロウな音世界。
めくるめくアシッドな世界に連れてってくれる1枚です。

*身を委ねて聴いてみてください!
  ↓
Here In The Year




アン・リード「カルペディエム」

2011-10-01 23:46:33 | 80sジャケ絵日記
今日のジャケは
Ann Reed - Carpediem


米ミネアポリスの女性SSW、
自主制作の81年作品です。

アコースティックギターの素朴な音色と
穏やかでメロウなアルトボイス、
曲によってはバイオリンやフルートも飛び出し
美しくオシャレな作品となってます。

81年作品ですけど80年代的な音は全くしなくて
ジョニ・ミチェルを継承したサウンド。

曲によってはジャズのリズムを取り入れた
アコースティク・ジャズの曲もやってたりして
オールドタイムな雰囲気で素敵です。

これがあの80年代に制作されたとは…
このような時代に左右されない音ってすごく好きです。


Can't Be Easy



Swing Tune