森田宏幸のブログ

Morita Hiroyukiの自己宣伝のためのblog アニメーション作画・演出・研究 「ぼくらの」監督

「ぼくらの」第1話によせて

2007年04月08日 14時33分49秒 | 監督日記
「君たちゲームやらない?」
 このココペリの一言で「ぼくらの」ははじまるんですけど、実は森田はゲームが嫌いです(笑)
 あんましやったことないんですよ。多分、僕がゲーム始めたら、ハマり切って仕事しなくなるだろうなとか、思ってます。

 ただ、嫌いなモチーフに果敢に挑んでしまうという僕の悪い癖は、別に今に始まったことではありませんからね。たとえば僕は猫も嫌いだし。好き嫌いはあくまで趣味の問題ですから、たいしたことではありません。「猫は愛想がないから嫌い」を「クールで勝手で可愛くないところが面白い」に解釈し直して「猫の恩返し」はスタートしました。つまりマイナス要素を逆手にとるというか、乗っからせといてひっくり返すというか、そんな感じです。

 で、「猫が嫌い」はキャラクター表現の問題で済んだのですが、「ぼくらの」の「ゲームが嫌い」は物語の構想の問題にまで枠組みが広がらざるを得ませんでした。結局、
「コンピューターゲームを始めた子供たちの乗ったロボットが街を踏みつぶす、という構想はなかなか面白いな」
と考えた時、筋が通ったんですけどね。

 離婚したもとの嫁さんが子供の教育の仕事をやっていて、「ゲーム脳」なんていう言葉が言われるずっと前から、子供にゲームをさせるなと訴えてました。それをそばで見ていた僕の現実感が、この「ぼくらの」の根底にこっそり注ぎ込まれてます。
 鈴木敏夫さんには「猫の恩返し」を「森田君は少女漫画の幻想を現実にしちゃった」と批判(評価?)されたのですけど(http://blog.goo.ne.jp/moriphy/m/200610 スタッフの起承転結その5)、僕はまたしても、やってしまったでしょうか?!
「ロボットアニメを現実にしちゃった?」
 身長500メートルのまっ黒いロボットが街を踏みつぶすというアイディアを、現実のこととして作り始めてしまった、というワケです。

 今夜のサンテレビを皮切りに、「ぼくらの」の放映が始まってしまいます。東京と神奈川が火曜日。愛知が木曜日かな? http://bokurano.jp/movie.html#
 僕の故郷の福岡で地上波がないのは残念。友達がたくさん楽しみにしてくれてたけど。でもスカパー入ってたら見られます。
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17 コメント

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少し観ましたよ~ (HARRY)
2007-04-08 21:42:14
You Tubeに番組宣伝用トレイラーがupされてました。
なんだか観るのが怖い.....
観たら一週間は落ち込んじゃうんじゃなかろうか.......
HARRYくんへ (もりた)
2007-04-08 21:54:21
福岡の知人のHARRY君からコメントいただきました。
ありがとう。

君が落ち込むなら、こっちの目論見としては成功です。

出来がつまんなくて落ち込むんでなければいいけどっ

さっき知人に教えてもらったのですが、
スカパーで見られるらしいですね。
Unknown (びぐべん)
2007-04-10 22:33:05
はじめて書き込ませていただきます。

森田さんが「ゲームが嫌い」と言っているのは、いわゆるビデオゲームを指しているのでしょうか?それともボードゲーム・カードゲーム・TRPGといったアナログゲームも指しているのでしょうか?

いや、特に意味はないし、少し気になっただけなのですが気が向いたらでいいのでお答えください。
ビデオゲームです (もりた)
2007-04-11 00:32:29
というかコンピューターゲームという言い方はしないのでしょうか?

ゲームが好きな人には聞き捨てならない物言いでしょうね。
でも、私の場合、ゲームをちゃんとやったことがないからなので、
やると大好きになってしまうかもしれません。

質問ありがとうございます。
Unknown (たびびと)
2007-04-26 22:37:40
 はじめて書き込ませていただきます。

 私はゲームが大好きな人間なのですが、ゲームが嫌いと言う人のものいいに余り共感を覚えたことがありません。
 あ、別に嫌いなのはその人の感性なので構わないのですが、嫌いな自分は正しいって感じの部分がどうも。

 ひとくちにゲーム(この場合はコンピューターゲームでしょうか)と言っても色々あるのに、ゲームがどうこうって言う人はたいてい、ゲームの多様性を知らないで「嫌いで。嫌うのが正しい」って言ってるだけなんですよね。ほとんど文章を読んでいるだけのものと、パズルと、ゾンビを撃ち殺していくのと、会社を経営するのとでは、全然違うと思うのですよ。

 例えば、一冊だけしか小説を読んだことのない人がそれを根拠に「小説というものはくだらない」と言ったら、笑いものになると思うのですが……なぜ、ゲームだとそういう言い草が許されるのでしょうか?

 それはともかく、「ぼくらの」は面白かったです。最後まで見るつもりです。

PS ゲーム脳に、科学的根拠がないことは、インターネットを検索すれば、あちこちで書かれていると思いますよ。
たびびとさんへ (もりた)
2007-04-29 05:53:57
 私が物事をわりとはっきり言おうとする傾向はご勘弁ください。遠慮して書いても読む方はちっとも面白くないだろうと思っていまして。ただ「ぼくらの」のテーマ性にも関わるし、せっかくコメントいただいたことでもあるので、僕がゲームを嫌いな理由についてもう少し丁寧に書くことにします。

 おっしゃる通り、私はあらゆるゲームを試したわけではありません。きっと面白いゲームはあるに違いない。
 というか、ゲームが面白くないなどと思ってなくて、むしろ逆に、昔、友人のパソコンを借りてやった簡単なゲームと、街の店でやるゲーム(アーケードゲーム?っていうんですか?)には一時期夢中になりました。ただその経験が、「ゲームは嫌い」と私に言わしめる根拠の半分になっています。
 病みつきになるというか、一時期癖になってやめられなくなったんですよね。やり始めると他のことを忘れてしまう僕自身の性格の問題でもあるかも知れませんが。それ以来、ゲームには近づいていません。友人たちが面白そうにRPGの話をしているのを聞くと、よっぽどやってみようかと思うし、余裕ができたら、いずれやると思うのですが、おそらくはまりきって大変な時間を費やしてしまうことだけは予想できます。
 あと、私が「ゲームは嫌い」という根拠のもう半分は、「子供にゲームをさせてはいけない」と言う、私の前の嫁さんとの生活の経験です。ゲーム脳に科学的根拠はまったくありませんという指摘にぐうの音も出ませんが、「科学的根拠はない」という一言だけで、今までの私自身の経験から導かれた「コンピューターゲーム」に対する先入観を入れ替える気にはなれません。ごめんなさい。

 一冊だけしか小説を読んだことのない人がそれを根拠に「小説というものはくだらない」と言ったら、笑いものになる、とおっしゃいますが、そうでしょうか? その人は一冊読んだだけで小説という表現分野の限界を見抜いたのかも知れません。
 それと似た経験で、こんなのがあります。とある飲み会で、映画の話になりました。そこで僕の友人が僕を知らない知人に「この人は猫の恩返しの監督さんなんだよ」と紹介したんです。その人は「へ~、ジブリの? すごいですね。でもすいません。私はジブリ作品あまり見ないんです」と言うんです。トトロや千尋ぐらいはテレビで見たという人がほとんどな中で、ジブリ作品を見ないと言う人に会えて逆に新鮮だったので、面白がって尋ねました。
「そんなに映画が好きなのに、どうしてジブリ作品は見ないんですか?」
 と。そしたらその人は
「そうですね。やっぱり、アニメだからかな?」
 と言いました。
 僕なんか、これはこれでありだと思うんですけどね。そりゃ薦めたい作品はありますけど、それの100倍ぐらいくだらないアニメがありますから。別に無理してアニメ好きになって欲しくない。
 さっきの「子供にゲームをやらせるな」という話で言えば、テレビも同じです。私の前の嫁さんは、子供にテレビ見せませんから。僕自身の感覚でも、7才以下の子供にテレビや映画を見せるのはやめといた方がいいと思ってます。幼い子供が、テレビの前にじーっと動かないでいるのは、なんか変です。
 僕の子供は上の子が今8歳ですが、最近やっと見せてもいいかなと思ってビデオでCARSを見せました。僕の子は車が大好きですから喜ぶんじゃないかと思って。でも、普通の地上波やなんかを見せることはまずありません。
「なぜ、ゲームだとそういう言い草が許されるのでしょうか?」
とお尋ねですね。そうなんですか? いろいろ言われてるんですね。ゲーム好きの友達や、ゲームを作ってる友達も多くいるので、逆にゲームを嫌う方が少数派のような感覚で書いてしまいました。
 でも、どちらにしろ、好き嫌いで物事を判断して、それを正しいと考えることって間違っているでしょうか?
 自分が直接経験した感覚を私は第一に信じます。学者が科学的根拠を導き出すのを待っている間に、私の子供は大きくなってしまう。
 人それぞれが自分の経験を通じて、これは嫌い、これは好きと思って、それを正しいと信じることは悪いことではないと思いますよ。

「ぼくらの」もなんとなく面白くなるんじゃないかな、と思って作り始めました。裏付けもなんにもなしです。僕はそんな生き方ですから。。
 それはともかく、見ていただいてありがとうございます。

Unknown (E-NOG)
2007-06-03 21:34:19
うーん…。

クセになってやめられなくなってしまうほど熱中した娯楽に対して”嫌い”って言うのがよくわかりませんね。

それに、
>その人は一冊読んだだけで小説という表現分野の限界を見抜いたのかも知れません。
これは、ありえないでしょう。もし、そんな人が存在するのならば、小説も映画もアニメもゲームも、ここまで広がるはずが無いですから。もし、そう言う人がいるのとすれば、限界を見抜いたと”勘違いしている”だけでしょうね。

自分は昔、ゲームメーカーで企画を担当していたことがあるのですが、その頃はまだDSもWiiも無い頃で、今よりもずっとゲームに対する風当たりが強かった時代でした。だからこそ、ゲーム作りに関わる人間は皆「どうすればゲームの本当の姿を理解してもらえるのだろう」と必死でした。

「ゲーセンは不良の溜まり場」だと言われれば、プリクラや大型筐体を増やして家族で楽しめる空間にしました。

「残酷なゲームばかりでしょ」と言われれば、細かいレーティング制度を定め、女性向けのゲームや脳トレを開発しました。

>好き嫌いで物事を判断して、それを正しいと考えることって間違っているでしょうか?

「正しいと考えること」と、それが「本当に正しいかどうか」は別の問題です。

「ゲームが嫌い」と主観で言い放つのは簡単ですが、「ゲームを理解してもらおう」と今まで頑張ってきた多くの開発者の努力による結果を知りもせず、それが「正しい」と考えることは、間違っていると思います。

批判というものは、批判する対象を知った人間でなければする権利は無いと思います。

…と、こんなことを書いておいて何ですが…『ぼくらの』は物凄く面白いですね。今週、自分の住んでる地域では放送がお休みなので、かなりガッカリしています。
本当の話、今、一週間で一番楽しみにしているアニメなので、これからも頑張ってください!

いや、本当、すみません。どうも、現場で「ゲームをしないままで批判する人が多すぎる! もっと理解してもらえるゲームを作るんだ!」って頑張ってる若い開発者をたくさん見て来たもので、ついこんな事をたくさん書いてしまいました。

あの、今でもゲームに対する偏見を無くそうと頑張っている開発者たちがたくさんいるという事だけでも、頭の隅っこにでも覚えておいていただければ、引退した者としては、嬉しいです。
Unknown (アヤネ)
2007-06-04 07:38:15
>E-NOGさん

開発者の努力を初めて知り、私も嫌ゲーム者でありますが、
考え方が少し変わりました。

しかし、あくまでも資本主義的な業績の向上の様に聞こえてしまうのも確かです。
良いゲームを開発して風当たりを和らげることを考えるだけでなく、実際にゲームが及ぼした悪影響も考え、好転して行くことを願っております。
Unknown (E-NOG)
2007-06-05 01:08:53
ゲームメーカーも企業ですから、業績向上が大前提なのは当たり前ですね。
ただ、その中で「ゲームが好きだから、本当の姿を知って欲しい」と頑張っている人がたくさんいるという事は悪いことではないと思います。

ところで、「実際にゲームが及ぼした悪影響」とは一体なんでしょうか。
皆さんは、どのようにして「ゲームをすると悪影響が及ぶ」という概念を頭に叩き込まれたのでしょうか。

森教授が「ゲーム脳」があると言ったから?
マスコミは報道しませんが、ゲーム脳には科学的根拠が無いどころか、そもそも使用した脳波測定器からして森教授自身が勝手に作った「いくらでも自分の都合の良い解釈ができる」ものだったという事実はご存知でしょうか。それ以前に、そもそも学会で公式に発表されていない(できなかった)内容であるということも、あまり知られていません。

犯罪者がR指定のゲームを持っていたから?
しかし、R指定で残虐シーンのある「バイオハザード」は世界で数百万本単位で売れています。
その中のたった一人が犯罪を犯せば、それは個人の人格の問題ではなく、すべてゲームのせいでしょうか。
ゲームをすれば犯罪を犯しやすくなる…その因果関係を、今までただ一人でも立証できた人がいるでしょうか。いえ、いません。かつて、漫画やホラー映画が同じように、いわれのない糾弾を受けた過去がありました。今、それと同じ過ちを犯している人があきれるほど多いのです。

そもそも、「ゲームは悪だ」という報道を繰り返す番組は、なぜこんなにも多いのでしょうか。
答えは簡単です。テレビ局にとってゲームとは、テレビを…「視聴率」を奪う敵であるという基本的な構造を皆さんお忘れではないでしょうか。

「ゲームは悪影響を及ぼす」
それは本当に、皆さん自身の体験から出た言葉でしょうか。

ゲームの中には、紛争地への食糧支援を題材にしたものや、癌の子供たちを支援するためのゲームも存在します。また、手術を担当する医師を調査した結果、テレビゲームをプレイする医師とそうでない医師とでは、手術の成功率に差が出る(ゲームプレイヤーの方が成功率が高い)という実験結果も出ています。ただ、それらはテレビ局にとっては都合の悪い事実ですから、もちろん報道されることはありません。

テレビが報道する言葉をそのまま事実として受け止め、思考を停止してしまい、自分で調べ、考えることをやめてしまうことほど恐ろしいことはありません。

インベーダーゲームから三十年近くが経とうとしていますが、いまだゲーム業界は偏見との戦いを続けています。願わくば、皆さんが自らの目と耳で、事実を探る努力をしていただければと思います。
E-NOGさんへ (もりた)
2007-06-05 16:45:55
すいません。
私の私見がE-NOGさんの気持ちを逆なでしてしまったようです。

たしかに、狭いゲーム体験のわりに悪く言い過ぎました。お詫びします。あくまで私の私見の範囲を出ませんでした。ごめんなさい。ゲーム脳のことはもう言いませんし、E-NOGさんの反論は、尊重いたします。

>クセになってやめられなくなってしまうほど熱中した娯楽に
>対して”嫌い”って言うのがよくわかりませんね。

これは「好き」の「種類」が違うということで、ご理解いただきたいのです。
このことは娯楽を考える上で重要なことなので、敢えてお応えしておきますが、
たとえば、私は甘い物が好きで、仕事中、チョコや缶コーヒーが欠かせません。こうしたものを毎日口にしている。けれど、私はこれを人に勧めません。これらのものがほんとは嫌いです。そういうことってないですか? 好きにもいろいろあるということです。 
 ゲームが嫌いって言うのは、ゲームの内容が云々というよりは、長い時間座ってモニターに集中するのが好きじゃないとか、そんなレベルの話です。
誤解しないで欲しいのですが、上記のことはあくまで私がそうなだけです。同じ甘い物でも、おいしいお菓子を知っている知人が、薦めてくれるお菓子は食べてみたい。ゲームも同じで、いずれまたやってみたいと思っています。ほんとです。

>>その人は一冊読んだだけで小説という表現分野の限界を
>>見抜いたのかも知れません。
>これは、ありえないでしょう。もし、そんな人が存在するのなら>ば、小説も映画もアニメもゲームも、ここまで広がるはずが無い>ですから。もし、そう言う人がいるのとすれば、限界を見抜いた>と”勘違いしている”だけでしょうね。

おっしゃる通りですが、論点がちがいます。
小説も映画もアニメもゲームも、今の世の中に広がっているものばかりですが、それぞれのあり方以上に広がりはしないでしょう?
たとえば、小説は映画館に上映されたりしないし、映画は出版物にならない。
たとえば、私が言っている小説の表現分野の限界とは、
「小説は文字で表現されるから、音楽は聴かせられない」
といったレベルの、当たり前レベルの話です。
だから、E-NOGさんに真正面から反論されるのは本意ではありません。
こうした限界はどの表現分野にもある話です。
「私は漢字が読めないから小説は嫌い」
と、言ってる人を怒ったってしょうがないでしょ?

>自分は昔、ゲームメーカーで企画を担当していたことがあるので>すが、その頃はまだDSもWiiも無い頃で、今よりもずっとゲーム>に対する風当たりが強かった時代でした。だからこそ、ゲーム作>りに関わる人間は皆「どうすればゲームの本当の姿を理解しても>らえるのだろう」と必死でした。

ご苦労のほどお察しします。
私も「アニメはオタクのもの」という空気の中で、アニメーターになりましたから、状況似てると思います。

逆にE-NOGさんのさまざまな試みが私の参考になります。

ただ、それぞれの表現分野がそれぞれに限界やマイナス面を持っているのは当たり前の話ですから、それは受け入れた上で、創意工夫して行かれるのがいいのではないかと思います。

>>好き嫌いで物事を判断して、それを正しいと考えることって
>>間違っているでしょうか?
>「正しいと考えること」と、それが「本当に正しいかどうか」は>別の問題です。

おっしゃるとおりで、それは分かったつもりで発言させていただいたつもりでした。
本当に正しいかどうかは、それなりの努力の果てにある結論ですので、それを安易に言うつもりはありません。
私としては、自分が実際にゲームをやってみた経験から、ゲームは嫌いと思っている。それだけの話です。
理由は、長い時間、テレビモニターに集中するのが嫌いとか、そんな理由です。
幼い子供にはゲームはさせない方がいいと思う理由もそれと同じです。
同じ理由で、幼い子供には、映画もテレビも(当然アニメも)見せない方がいいと考えていて、実際私の家ではそうしていました。

>批判というものは、批判する対象を知った人間でなければする
>権利は無いと思います。

お気持ちは分かりますが、これは言い過ぎです。
私のブログでぼくらのを批判する人たちは、私もスタッフのことも知りません。
でも、批判していいんです。むしろ下手に知って批判するより、知らないで批判してくれた方がいい。

私は「ジブリ映画は見ない。だってアニメだから」という、
アニメを見ないでアニメは嫌いと言う人の価値の置き方が、
よく分かるのですが。
アニメーションの限界を作るたびに思い知りますからね。

何度もやめようかと思いましたが、今では、逆に、アニメーションの頼りない部分、片手落ちな部分を逆手に取るような作り方を探しています。そうして、これからも一生作ると思います。

ゲーム業界において、面白いゲームを作ろうと日夜努力されている皆さんに、改めてエールを送らせてください。
アニメ業界とゲーム業界というものも、関連し合って近いこともありますし、これからも頑張ってください。
よろしくお願いします。

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