森田宏幸のブログ

Morita Hiroyukiの自己宣伝のためのblog アニメーション作画・演出・研究 「ぼくらの」監督

父の話(その1)

2006年12月22日 01時43分52秒 | 監督日記
http://bokurano.jp/ 「ぼくらの」に出てくる少年少女たちは、みんな自分の親との関係に悩んでいるようです。そんな原作者の鬼頭莫宏さんの意図はともかく、監督する私にも、彼らと似たような思いがあります。そういうのがないように思われがちですが、あるのです。ただ、たいがいは人に話せないようなことばかりですが。敢えて今日は、先日までこだわっていた「枠組み」というキーワードにからめた話に絞 . . . 本文を読む
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ごあいさつ (下)

2006年12月16日 05時15分25秒 | 監督日記
 前回に続いて、このブログを読んでくださっている皆さんにご挨拶しております。それで、このブログを続けるにあたっての宣言が続くのですが、、、    私は巷で流行っているブログのような、朝食べたものの話とか、仕事場でやらかした些末な失敗談とか、そういうのはここに書きません。というか書けない。苦手です。  たとえば、私はこの夏、子供にせがまれてカブトムシを飼っています。7才の子どもと林に探しに行って、 . . . 本文を読む
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ごあいさつ (上)

2006年12月09日 03時47分20秒 | ただの日記
 探り探り始めたこのブログですが、だんだん慣れてきましたので、ここで、私がこのブログを始めた理由と、今後の抱負など書いて、読んでくださっている皆さんに、ご挨拶しておきたいと思います。    私がこのように文章を書くことは何も初めてではありません。実は、「裸木」という同人誌にここ数年、ずっと書いてきました。これは、本や新聞の校閲の仕事をしている知人たちが集まって、年に一冊作っている文芸同人誌(漫画で . . . 本文を読む
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スタッフの起承転結 最終回

2006年12月03日 06時23分47秒 | 監督日記
(スタッフの起承転結 その10のつづき) 「ムタゼリー」は、宮崎さんが私の「承」の仕事を手伝ってくれたようなものだったと思う。たとえ私が、猫芸のシーンなど、自分のオリジナルを組み入れることがあっても、所詮は作風自体に大きな変化を与えたり(「転」)、主張を変えたりするもの(「結」)ではなかった。だから、私の役割はあくまで「承」だった。  そこを踏まえた上で、私はいったい何が言いたいのか? 私もつい . . . 本文を読む
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