森田宏幸です。
今日は、2012年3月11日です。
前回の更新から、ほぼ1年。長い間、書けずにすいませんでした。
去年の今日と同じ日付の震災で、信じられない数の人が亡くなったことについて、まずはお悔やみを申し上げます。
そして、これも信じがたいことですが、まだまだ東北沿岸部の復興の道は遠く、仮設住宅で暮らしている方々や、他の地域に避難して、帰れずにいる方々が大勢いると聞きます。
そのことに改めて今日、思いをよせて、今後少しでも状況が改善させることを祈念する次第です。
私自身は幸い、深刻な被害を受けるということはなかったのですが、震災のあとに続く原発災害については、去年の3月、大変心配しました。
たしか、3月15日でした。薄曇りで、埃っぽい風が非常に強い日、東京で通常の20倍の放射線量が観測された、という報道を見たのです。これが、そのあとどうなるのか。情報が少なくて、心配しました。報じられる東京電力福島第一原発の状態も不安定でした。さらに放射線量が40倍、50倍とならないとは限らないと心配しました。
前回の記事「個々の自由な判断を尊重しましょう」と、前々回の「原発が心配です」は、そうした時に書いたものです。
あの時、私は、私自身と家族に対しては、はっきりした自分の行動判断を持っていました。しかし、自分と家族以外の他者に対しては、こうすべき、ということを、説得力を持って、きちんと言うことが出来ませんでした。そのことを自覚した時、強い無力感に襲われて、とてもではないけれど、多数の読者に向けて、持論を世に問うようなブログを書くことは出来ないと思いました。Twitterで、散発的な情報の発信は行っていましたが、持論を組み立てた論説で、人に影響を与えるような言論は、書く気にはなれませんでした。
その一方で、私たち日本に住む者にとっては、大変幸運なことに、その後、東京で放射線量が極端に上がることはありませんでした。原発の報道も次第に落ち着いて、情報も増えて、判断も容易になり、私も、通常の生活に戻り、不安に苛まれることはなくなりました。
局地的に高い放射線が検知されるホットスポットには、注意が必要と感じたことはありましたが、普通に生活する上では、東京はもちろん、福島も大丈夫だと信じるようになりました。その考えは今も変わりません。
しかし、これはあくまで私自身の行動判断です。皆様がそれぞれ、ご自身の立場と基準で的確な判断をなされると信じています。
そのようなわけで、私は元気に東京で暮らしています。通常の生活に戻ると、このブログを書いてみたい気持ちが起こることもありました。
しかし、いろいろ考えた上でのことですが、今後も、ブログの更新は、休むことにいたします。今日のような節目に、たまに書くかも知れませんが、当分は休もうと考えています。
それは、去年の3月に感じた自分自身への課題が、未だに、克服されていないと考えるからです。なんといったらいいか。ちょっと大袈裟かも知れませんが、自分の論考が果たして、プロのレベルに達しているのかどうかということを、気にしてみようかと。そのことを、もっともっと追い込んで考えて行こうと思った次第です。
気になるのは、「ぼくらの」についてまだ、書き残している部分と、日本のアニメーション業界についての論考をまとめたい、と以前書いた約束を果たせないでいることです。しかし、それもこれも、自分自身をもっと追い込んでからあとでも遅くないと考えています。
アニメーションの本業の方ですが、
去年の震災の後は、「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」の原画を終わらせた後、絵コンテを2本ほど描いて、その後は、「映画ドラえもん のび太と奇跡の島」の原画に専念しました。珍しくアクションを描かせてもらって、ちょっと嬉しかった仕事です。
それらと並行して、専門学校の講師と、JAniCAの仕事が忙しかったです。
今年はまた、JAniCAの理事選挙がありますし、講師の仕事も続けていきます。そして、何より今年はアニメーションの本業が、面白い仕事ですでに埋まっています。
ブログを休むのは、この本業の忙しさのせいもあります。今年は、何よりもプロとしてのアニメーションの仕事をたくさんやりたいと思っています。
このブログの場を通じて、今も応援して下さる方、そして批判してくださる方にも、感謝しています。きれい事でなく、あらゆる意味で、私にとっては必要な声です。皆様との交流の場として、この場は維持いたします。プロフィール欄のメールアドレスを利用して、私に直接問いかけて下さっても結構です。Twitterで、情報の発信は行っていきます。
皆様の声には、たくさんの仕事を通して、応えられるように、努力したいと思います。
皆様と、この日本に幸多きことを切に願います。
森田 宏幸 拝
今日は、2012年3月11日です。
前回の更新から、ほぼ1年。長い間、書けずにすいませんでした。
去年の今日と同じ日付の震災で、信じられない数の人が亡くなったことについて、まずはお悔やみを申し上げます。
そして、これも信じがたいことですが、まだまだ東北沿岸部の復興の道は遠く、仮設住宅で暮らしている方々や、他の地域に避難して、帰れずにいる方々が大勢いると聞きます。
そのことに改めて今日、思いをよせて、今後少しでも状況が改善させることを祈念する次第です。
私自身は幸い、深刻な被害を受けるということはなかったのですが、震災のあとに続く原発災害については、去年の3月、大変心配しました。
たしか、3月15日でした。薄曇りで、埃っぽい風が非常に強い日、東京で通常の20倍の放射線量が観測された、という報道を見たのです。これが、そのあとどうなるのか。情報が少なくて、心配しました。報じられる東京電力福島第一原発の状態も不安定でした。さらに放射線量が40倍、50倍とならないとは限らないと心配しました。
前回の記事「個々の自由な判断を尊重しましょう」と、前々回の「原発が心配です」は、そうした時に書いたものです。
あの時、私は、私自身と家族に対しては、はっきりした自分の行動判断を持っていました。しかし、自分と家族以外の他者に対しては、こうすべき、ということを、説得力を持って、きちんと言うことが出来ませんでした。そのことを自覚した時、強い無力感に襲われて、とてもではないけれど、多数の読者に向けて、持論を世に問うようなブログを書くことは出来ないと思いました。Twitterで、散発的な情報の発信は行っていましたが、持論を組み立てた論説で、人に影響を与えるような言論は、書く気にはなれませんでした。
その一方で、私たち日本に住む者にとっては、大変幸運なことに、その後、東京で放射線量が極端に上がることはありませんでした。原発の報道も次第に落ち着いて、情報も増えて、判断も容易になり、私も、通常の生活に戻り、不安に苛まれることはなくなりました。
局地的に高い放射線が検知されるホットスポットには、注意が必要と感じたことはありましたが、普通に生活する上では、東京はもちろん、福島も大丈夫だと信じるようになりました。その考えは今も変わりません。
しかし、これはあくまで私自身の行動判断です。皆様がそれぞれ、ご自身の立場と基準で的確な判断をなされると信じています。
そのようなわけで、私は元気に東京で暮らしています。通常の生活に戻ると、このブログを書いてみたい気持ちが起こることもありました。
しかし、いろいろ考えた上でのことですが、今後も、ブログの更新は、休むことにいたします。今日のような節目に、たまに書くかも知れませんが、当分は休もうと考えています。
それは、去年の3月に感じた自分自身への課題が、未だに、克服されていないと考えるからです。なんといったらいいか。ちょっと大袈裟かも知れませんが、自分の論考が果たして、プロのレベルに達しているのかどうかということを、気にしてみようかと。そのことを、もっともっと追い込んで考えて行こうと思った次第です。
気になるのは、「ぼくらの」についてまだ、書き残している部分と、日本のアニメーション業界についての論考をまとめたい、と以前書いた約束を果たせないでいることです。しかし、それもこれも、自分自身をもっと追い込んでからあとでも遅くないと考えています。
アニメーションの本業の方ですが、
去年の震災の後は、「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」の原画を終わらせた後、絵コンテを2本ほど描いて、その後は、「映画ドラえもん のび太と奇跡の島」の原画に専念しました。珍しくアクションを描かせてもらって、ちょっと嬉しかった仕事です。
それらと並行して、専門学校の講師と、JAniCAの仕事が忙しかったです。
今年はまた、JAniCAの理事選挙がありますし、講師の仕事も続けていきます。そして、何より今年はアニメーションの本業が、面白い仕事ですでに埋まっています。
ブログを休むのは、この本業の忙しさのせいもあります。今年は、何よりもプロとしてのアニメーションの仕事をたくさんやりたいと思っています。
このブログの場を通じて、今も応援して下さる方、そして批判してくださる方にも、感謝しています。きれい事でなく、あらゆる意味で、私にとっては必要な声です。皆様との交流の場として、この場は維持いたします。プロフィール欄のメールアドレスを利用して、私に直接問いかけて下さっても結構です。Twitterで、情報の発信は行っていきます。
皆様の声には、たくさんの仕事を通して、応えられるように、努力したいと思います。
皆様と、この日本に幸多きことを切に願います。
森田 宏幸 拝
お久しぶりです。
筑紫高校9期の神本恭子です。
10年ほど前の筑紫高校関東同窓会では大変お世話になりました。
あの時、とだ勝之先輩とのビデオレターの企画を担当させていただいてジブリの事務所までお伺いさせていただきありがとうございました。
あれからすぐ結婚、子育てで忙しくなり
、お礼もきちんと申し上げていなかった事が気になっておりました。
たまたまwikiを開いてみたら先輩のブログにつながったので、コメントさせていただいた次第です。
関東同窓会は二年に一度開催しており、今年が開催年となります。
10月31日土曜日、14時~17時
目黒雅叙園にておこないます。
お忙しいとは存じますが、ぜひいらしていただきたいです。
懐かしく楽しいひと時を過ごしていただきたいと、準備会スタッフ全員で毎月ランチミーティングをしながら企画を練っているところです。
よろしくお願い致します(*^^*)
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