森田宏幸のブログ

Morita Hiroyukiの自己宣伝のためのblog アニメーション作画・演出・研究 「ぼくらの」監督

W杯本田FK「入るときは入る」

2010年06月29日 02時04分42秒 | 監督日記
森田宏幸です。
今日は2010年6月29日です。

今年のW杯の中継はスローモーションがすごくきれいですね。
空中からの移動カメラも迫力がある。

日本のデンマーク戦の勝ち方はすごかった。
我慢強い守備、勤勉な攻撃、居合い抜きみたいなFK(フリーキック)と、
日本人の特徴が通用しているじゃないですか。

このFKについては、
ウルグアイ-韓国 の中継で山本昌邦が言ってましたが、
新しい公式球「ジャブラニ」に各国の選手が手こずっている中で、
遠藤選手が初めてカーブをかけたFKを成功させたのだとか。
実は、Jリーグが、このジャブラニを3月から使っていたそうで、
そうした、サッカー協会のバックアップもあったということですね。

サッカーって、Jリーグが始まったとき、三浦知良選手を筆頭に、
選手たちが、とても自由な雰囲気でメディアに顔を出してくるので驚きました。
野球が監督のブロックサインと、投手と打者の一対一が基軸になっているのにくらべて、
展開が常に流動的で、監督の指示の届かないところでの選手たちのチームワークが光るサッカーは新鮮だったんですよね。

アニメーション作りもこのように
スタッフの発想が流動的に混ざり合うようにやれないかと、思ってきたけど、
なかなかやれません。

岡田武史監督がベスト4を目標に掲げたことについて、
日曜朝の「ぼくら」という番組で、日本サッカー協会名誉会長の川淵三郎氏は、
「岡田監督は選手たちの意識を変えようとしている」
と言ってました。
チームが強くなるのはなかなか難しいけれど、意識はすぐに変えられる。
頭の中はすぐに変えられるはずだ、そうすれば、練習の仕方や、生活の仕方も
すべてが変わると。なるほど。

そうして、国際基準の、方法論や発想に迫れということですね。(アニメーションもね)

デンマーク戦でFKを決めた本田が、
「まあ、はいるときははいるので・・・」
とTVでインタビューに答えてました。

これが国際基準かどうか知りませんが、
これはもう、新たな意識の段階ですね。

自分が運を持っているかどうか、を求めるという、
偶然性、自分の思い通りにならないことも含めて、受け容れて準備する構えですね。
日本的かも知れないですけどね。

どうでもいいけど、
オシム氏やトルシエ氏が、メディアでよく喋ってますね。
歴代の監督が、ここまで応援にまわるのって普通のことですか?
日本に来る外国の監督さんは、みんなずっと日本を好きでいてくれる感じが嬉しいですね。

居合い抜きFKも、実はジーコ前監督の遺伝子でしたか。


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/06/26/17.html から転載はじめ)
「日本がお手本…」世界のメディアが絶賛!
 韓国の聯合ニュースは「永遠のライバルの韓国と日本が、アジアサッカーの歴史を新たに開いた」。06年ドイツ大会で日本を率いたジーコ元監督の母国ブラジルでは、UOLインターネットニュースが「日本はFKで世界のお手本になった」「(FKの名手だった)ジーコのスタイルを想起させる」と報じた。
(転載終わり)
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