森田宏幸のブログ

Morita Hiroyukiの自己宣伝のためのblog アニメーション作画・演出・研究 「ぼくらの」監督

「11話によせて」を書きました

2009年12月04日 09時51分18秒 | 監督日記
森田宏幸です。
今日は、2009年12月4日です。

「ぼくらの」の「11話によせて」を書いて、アップしました。
放送が終わって2年たってしまいましたが、やっぱり
歯抜けになっていた記事を、これから少しづつ書きます。

書き始めて思ったのは、
放映当時書いていた時よりも、
作品に対して距離を感じています。

この「…話によせて」のシリーズみたいな記事は、
あくまで関連する話題や、裏話を書くつもりで、
決して、作品についての「解説」のつもりはありません。
だけど、2年たった今だと、距離が出来て、
解説みたいな言い回しをしてしまいがちな自分に気が付いてます。

それはそれでいいか、と、気楽に考えてますが。

作品を客観的に自己評価するには3年必要、というのが、
私の持論ですが、時間がたってから振り返ることもまた、意味があるだろうということです。

(写真は、毎日通る、まっすぐ伸びる奥行きが、気に入っている道。。)
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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-12-04 14:07:22
懐かしい風景。

茗荷谷の某大学に通っている頃

映画好きの友人が下宿していた町。

あらあら

また過去にタイムスリップしちゃったのか。

まあBlogの運用は今更感がありますから

もう誰も何も言いますまいww

ただ当時のコメントと混濁するのは本意ではないと思うので

コメントはこちらに書かせて頂こう。

当時疑問を持っていた事。

「moriphyは何故エピソード順を入れ替えたか?」

答えは頂けないと思うので推論をあるだけ揚げて

あとは反応を見ようか。

前にも書いた事だがシナリオ構成上この11話あたりが

放映スタート時のストックであったろう事

そしてストーリー改変に伴うエピソード順変更の必要性も

そして更に下世話に読めばDVD巻数の「抱き合わせ」の

帳尻合わせの目論見の可能性も

あったろう。

だが

もっと露骨な考え方を示すと

スポンサー側の要望として

「前半は原作準拠にして。」

というシバリが有ったのではないだろうか。

つまり

moriphyが腕をふるって「ベタ」にしたチヅの話を後に持っていくと

前半だけでも「原作準拠」じゃなくなっちゃう感が

懸念されたんじゃないかと

当時深読みしていた。
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Unknown (Unknown)
2009-12-05 14:00:43
前にも話したように

原作を独自解釈して映像化するのに

さも「原作に忠実」を装ったりして

FANに誤解を生じさせないようにする為には

序盤から大きな変化を軸にして「流れ」を明確に伝えたい所だが

企画初動のゆとりの無さ

スケジュールの逼迫などにより

「新規プロット」を織り込むには時間が足りなかったのだろう。

moriphyを弁護するつもりではないのだが

それでも自分として納得のいかない「チヅ」「ナカマ」のエピソードを

早めに切り崩して「消化」したかったのだろうし

実際アプローチしてみたのは解る。

それがどう評価されたかは過去の話だが

あんまり連続して「脱線」してしまうと

スポンサーからも煙たがれるから

間に「ダイチ」を挟んだのかと。

そして放映がはじまり

更にスピードが要求される頃

IKKI紙上で連載されてたのが「キリエ」の話。

(そのあたりじゃないかな?)

やっきりもしたろうなww

返信する
Unknown (Unknown)
2009-12-05 14:40:19
そんなところから

ヤッツケるべき仕事に対する疲労感が

原作解釈に陰を落としてしまっているんだなと

私は感じてしまった。

今回の11話の解釈も同じで

貴方はあのツバサの表情を「冷たい」と言うけれど

私にはそう感じられない。

もともと「3人の関係」からの決別のお話だったのに

モジは自分の死を前にして妙に悟り

ナギは自分に舞い込んだ生の実感に闘争心を燃やしちゃって

巨大な壁を前にして男二人はカッテに盛り上がって

「あたしを置き去りにしちゃってるわ」と

呆れている様な 微笑んでいる様な

そして改めて二人を惚れ直しているような

そんな感情に

頬を染めている様に感じるのだ。

ねえmoriphy

そんな解釈は出なかったのだろうか。

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Unknown (Unknown)
2009-12-06 12:45:53
あまり過去の自分の作品にこだわらないほうがいいと思います。
過去の反省点をふり返ることは大切ですが、自分自身にハードルを作ってしまうこともよくあります。
私は今の森田さんが何をやっているか、何を興味をもっているかを聞きたいです。
前向きな気持ちはいい作品を作る原動力にしてほしいです。
常に前向きなのはアニメーションの素晴らしいところだと思います。
これからもがんばってください。
返信する
Unknown (Unknown)
2009-12-06 19:17:40
少しだけ見直した。

正直モジとかツバサとかナギとか今となってはどうでもいい

だけど過去から逃げずに立ち向かう事は必要だと思う

今回は監督がモジ編を振り返ってみたという事らしいが

今後もヤクザ編・支配者編と続けてみるとどうだろうか

タモツは本当に必要だったのか?

支配者の描写はあれで正しかったのか?

古傷に触る事になるとは思うが立ち向かって欲しい

ただ、そう願うばかりだ
返信する
Unknown (Unknown)
2009-12-19 02:12:38
 産みの苦しみは十分わかった。
だが、タモツと支配者の描写について、
納得のいく話を聞かせて欲しい。
あれの存在のおかげで(あなたは集大成とかほざきましたが)「ぼくらの」の質はどん底まで
叩き落とされたわけですし。
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