水俣病の現在

2006年はチッソ付属病院から水俣保健所に「奇病」発見の公式通知から50年。水俣病公式確認から50年です。

川辺川ダム問題

2005年06月11日 | 水資源
四万十川とともに、日本最後の清流といわれる熊本県川辺川にダム建設が進められている。これについて、建設省(国土交通省)は治水・農業用水・発電の多目的ダムが必要としている。
しかし、治水問題としては、球磨川合流点の人吉と、球磨川河口の八代で改修が進んで、洪水の心配は少なくなった。
農家はこれまで水が間に合っていたから、今さら川辺川からの農業用水は不要、と裁判を起こした。
発電は新たなダム建設で水没する発電所の発電量を補うに過ぎない。
川辺川ダムの目的は失われた。豊かな自然環境と、天然鮎の漁場が失われ、漁民の生活の場を奪うことにもなる。清流川辺川を守らなくてはならない。