朝の散歩の後には、僕の嫌いなブラッシングが待っているんだ。
台の上に乗せられた僕はご機嫌斜めなのだ。
「あ、母ちゃんの服に変な紐がついてるじゃん!」
もしかして、この紐を引っ張ると母ちゃんの体からプシュンと空気が抜けて僕はブラッシングから逃げれるかも知れないぞ。
「よし、やって見よう」
そう考えた僕は、紐を咥えて思いっきり引っ張った。
「えーい」思い切り首を伸ばして力を入れた。
しかし残念。紐を引っ張っていたら、こつんと頭を叩かれたちゃった。
「あー、無駄な抵抗だったでしゅ」
「シュナウザーは、無駄な抵抗でも一応試して見るのだ。」 by Moook
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