そよ風に髭をなびかせて・Moookな毎日

The breeze gently waves Moook's beard.

父ちゃんの秘密

2012-06-12 | Moook の 父ちゃん
Moook 「最近、父ちゃんが時々、内証で出かけるので不思議に思っていたら、どうやら英会話を習いに行っているようだ。」
父ちゃん「あれ、バレチャッタ?」 

Moook 「どんな先生に習ってるの?」

父ちゃん「うん、アメリカ人の女子大生なんだよ」

Moook「ちゃんと会話出来てるか怪しいもんだなあ。僕のルーツもアメリカだから、おいらは英語ペラペラだぞ」

父ちゃん「あ、そうか。君はアメリカ系だったね」

Moook「僕の事も紹介してあるだろうね」

父ちゃん「うん、勿論さ。彼女はスカイダイビングが趣味なんだって。。今度挑戦してみようか?」

Moook「へえ、空から落っこちてパラシュートで降下する競技だね、面白そうだなあ」
父ちゃん「じゃあ、犬用のゴーグルとパラシュートを用意しなっくちゃね」

さて。。どうなる事やら。。。

「肉まん事件」

2010-11-17 | Moook の 父ちゃん
 Moook's papaはドライブ中に小腹が空くとコンビニで「肉まん」を買って食べる習性がある。そしてドリップ式のコーヒーも買って飲む。
その「肉まんの皮」はMoookにもおすそ分けがあるのだ。
 先日、いつものように小腹が空いたMoook's papaはコンビニに寄った。
おにぎりを一つ手に持ってからレジに行って、アルバイトのお兄ちゃんに言った
『「肉まん」を一つと、「コーヒーの小」を一つ頂戴』
 店員は言った。
『「コーヒー」はやってません』  
 それじゃあ、しょうがない。コーヒーは諦めた。
車に戻って「肉まん」の皮を手でちぎってダッシュボードに並べた。
Moookが食べるのに熱いと困るから冷やしてからやるんだ。
 そして、「肉まん」をガブリと食べたら。あれれ、妙に甘いぞ!
手に持った「肉まん」を見たら中に餡子が入ってる。
『なんだあ、これは「あんまん」じゃあないか!』
 店に戻って、その店員に言った。
『「肉まん」って言ったのにこれは「あんまん」じゃないか』
 店員はムカッとした顔で、無言のまま、その「あんまん」をMoook's papaから引っ手繰るとレジの後ろの棚に投げつけて、ケースから「肉まん」を出して、黙って突き出した。
 心の優しいMoook's papaは静かに言った。
『俺が「あんまん」をくれって言ったかい?』
 店員はふて腐った顔で言った。
『「あんまん」って言った』
 だから、Moook's papaは言いました。
『俺は「あんまん」は食べた事が無い、そんな人間が「あんまん」を注文するかい?』
(何だか変な説明だなと自分でも思ったけどね。Moook's papaは甘いものは苦手なんです。だから注文する訳が無いのです)
 そしてMoook's papaは優しく言いました。
『こら!すいませんの一言も言えないのか!!!』
 アルバイトのお兄ちゃんは「あんまん」のように顔を膨らましたまま、小さい声で言いました。
『すいません。。。』
(きっとこのお兄ちゃんはよっぽど「あんまん」が好きなんだろうね)
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たかが「肉まん」と「あんまん」の違いで、こんな記事を書いても良いのでしょうか?
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自問するMoook's papaの脳裏にこんな言葉が浮かんだ。
「罪を憎んで店員を憎まん(肉まん)」

これって可笑しくない?(父ちゃんが驚いた勘違いする人々)

2010-04-22 | Moook の 父ちゃん
昔、昔、その昔。。
Moook's papaは或る射撃場でクレー射撃クラブの例会に参加していた。
その日は、天気が変わりやすくて、遠くから雷鳴が段々と近づいて来る。
射場は小高い山の上。
しかも手には鉄砲を持ってるから、そこに雷が落ちてきそうな不安。
用心して休憩所に避難した。
やがて、近くに雷が落ちてきた。
「ドカーン、バリバリ!」
全員が肩を竦める凄まじい音だ。

父ちゃんは、みんなを落ち着かせる為に言った。
「大丈夫だよ、此処には火薬庫を守るために、避雷針が設置されているから安全だ」
皆は、顔を見合わせてニッコリした。

と、そのとき。
メンバーのDさんが言った。
「そうだよ、避雷針があるから、雷は避けていくんだ」
Dさんの説明に拠ると、避雷針が立ってると雷が避けて行くという理屈だ。

あれ???
何か可笑しくないかい。。。。

そりゃあ、避雷針は尖がっているから、もし雷さんが雲の上から見たら
「危ないなあ、あんな所に針みたいな物を立てやがって、あれじゃ落ちたらお尻に刺さりそうだ」って思うのかも知れないけどさあ!

Dさんは教育に携わる職業の人だったから、
父ちゃんは、意を決して説明する事にした。
だって、生徒にそんな授業をしたら困るからね。

「避雷針は、針へ雷を誘導して廻りを守るんだよ。その仕組みは。。。。」
と説明したけど、とうとうDさんは自説を曲げる事は無かった。(勝手にしろ!)

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雷に関して、その2

昔、昔、ちょい昔。
Moook's papaと飲んでいた友人がこんな事を話した。

「俺の親戚の人なんだけどね。雷が鳴ってる時に電話してたら、
丁度相手の家に落雷が有った。そのとばっちりで電話掛けてた親戚の人も雷に感電したんだってさ。
だから、雷が鳴ってる時には絶対電話をかけちゃ駄目なんだ」

この友人の親戚達は全員、そう思い込んでいるらしい。(好きにしなさい!)


婦人警官の笛は鳴った(父ちゃんの失敗談)

2010-04-20 | Moook の 父ちゃん
あれは、○十年前。
Moook's papaは現場から、当時勤めていた事務所に歩いて戻ってきた。
街中の横断歩道を渡ろうとすると、そこには婦人警官が立っていて交通指導をしている。
私が、渡ろうとすると「ピー」と鋭く笛を吹いた。
走っている車に注意を促す為だ。
私が渡り終えると「ピ!」と短く笛を吹いて車を通過させる。
実にきびきびして気持が良い。

私は、心から感動した。「偉いなあ、あんなにキビキビしてる。仕事熱心だな」
と、また後ろで「ピー」と笛が鳴った。次の歩行者が来たのだ。
「すばやい反応だ!」また一段と感動した私は、暫く、その場で眺めていた。
ここは、一番の繁華街だ。通行人も車の往来も激しい。
こっちから向うに行く人、向うからこっちへ渡る人、その度に笛は鋭く鳴る。

私は心が豊かになった気がして、意気揚々と事務所に戻った。
そして、所員のみんなにその光景を説明した。
「そんなに笛を吹いてたのかい?」と一番の先輩が聞いた。
「うん、10分間に100回は吹いていました」と私は答えた。

それを聞いた先輩の目がキラリと光った。
「嘘言え、そんなに吹く筈が無い」と彼は言う。
「いや、確かにそれくらいは吹いてました」と意地になって答えた。

「じゃあ、見に行って確認しようじゃないか!」
私と先輩は連れ立って、その横断歩道まで行った。

婦人警官は、さっきと同じように、熱心に交通整理をしている。
その反対側の歩道に陣取った二人は、腕時計を見つめて秒針がOを指したと同時に笛の数を数え始めた。

「ぴー」 ほら、一つ
「ぴ、ぴー」 ほら、二つ。
婦人警官が、時々、こちらを怪訝そうな顔で見るけど、こちらも必死だ。

記録される数はどんどん増えていく、50、60、70....
80を越え90に近づいた。
腕時計は残り1分を切っている。

突然、先輩が言った。
「負けたほうが鰻丼を奢ることにしよう、いいな!」
畜生、勝ちそうなので賭けに出たな。
「いいです、受けましょう」こっちも意地だ。
真剣な眼差しで婦人警官を見つめる二人だ。

と、突然婦人警官は「ぴ~~~」と笛を吹いて、横断歩道を渡ってきた。
「や、やばい、賭けをしてるのがばれたのか!」
たじろぐ二人に、婦人警官はニッコリ微笑んで言った。

「早く、渡りなさい。ほら、右を見て左を見て確認してからですよ」
僕等は素直にその通りにした。
「はい、右手を大きく上げて渡るのよ」
婦人警官に僕等は答えた。
「はい!」
僕等は、児童のように右手を高く挙げて横断歩道を渡った。
そして振り返って見ると婦人警官はスタスタと歩道を歩き去って行く。
もう、12時になる時間。午前中の勤務時間が終わる時刻だったのでしょう。

事務所に戻った二人を出迎えた所員たちは口々に尋ねた。
「どっちが勝ったんですか?」

先輩は不機嫌に答えた。
「うるさい。 さあ、いつもの定食屋へ昼飯を食べに行こうぜ」

後日談)その日以降、二人は何回かその横断歩道に行ってみたが、婦人警官はいつも居なかった。勝負はまだ未決着なのだ。

父ちゃんの失敗談。「初めての英会話」の結末

2010-04-10 | Moook の 父ちゃん
あれは、Moook's papaが中学生の時だった。
父ちゃんは理数系は得意だったけど、英語は大の苦手だった。
ところが、世の中は面白いもので、一番の親友だったO君は英語が得意で、理数が苦手だった。
そこで、一緒に勉強しようと言う事に成ったのです。
お互いに弱点を補い合う。結構、合理的でした。

ある日、雑談の中で、
「ねえ、一度、英語でしゃべって見たいね」
「そうだ。アメリカのGIを見つけて話しかけてみよう」
話はすぐに決まりました。

父ちゃんの中学時代は、映画は西部劇、プレスリーの映画などだった。
まあ、映画は字幕が付いてますから、中学生でも理解できる。
ちょっと甘く見ていたのかも知れませんね。

そして、当時はアメリカのGIが御殿場に演習に来ていて、日曜日は、わが市に遊びにくる。
少し、歩けば何人もGIにすれ違った時代でした。

或る日曜日の事、父ちゃん達はカモを探しに行きました。
「あ、居たぞ」
御成橋のたもとに、二人のGIが立っていた。
父ちゃんたちは、恐る恐る近づいた。
「お前が先に行けよ」とお互いに背中を押す。

相手は雲をつくような大男のGIです。黒人でした。
こんなに近くで見るのは初めてだから、緊張したまま二人はやっと話しかけた。
最初にどんな内容の事を言ったかは、今では覚えていません。

とにかく、何を言っても通じない。
GIは首を傾げているばかりでした。
そこで、父ちゃんは考えた。
外人はスポーツが好きなはずだ。
じゃあ、その話題にしよう!

父ちゃんはGIに向かって言いました。
Do you like "Sumo"?

その時、奇跡が起こった。
GIはにっこり笑いながら答えた。
Oh! yes

やったぁ!英語が通じたぞ、このときの嬉しさ口では言えない程でした。

するとGIはポケットをまさぐって何かを出した。
きっとチュウインガムでもくれるのかな?定番だもんね。こういう場面では。。。。

でもそれは違った。

GIが出したのは煙草の箱だった。
その中の一本を手に取るとGIは
Hey! Boy
と、こちらに差し出した。

オーマイゴット!!!
GIは父ちゃんの
Do you like "Sumo"?

Do you like smoking?

聞き取ったのでした。

その後の展開は想像にお任せします。
この後、父ちゃんの友人は熱を出して三日ほど寝込んだそうです。
父ちゃんはノー天気だから平気だったとか。。。。