
SonyNEX-5N+WOLLENSAK RAPTAR2.04(51MM)f/1.5
もう過去の事になりますが、私が文章を書く仕事に就けたのは
Macintoshを使いこなしていた、という一点に尽きると言ってもよく
その後の人生を大きく変えた出来事でもありました。
私はいまでもMacOSもWindowsも使っていますが
単純な作業環境としてはMacOSが優れていると思っています。
Windowsを選ぶのは単純に、コストの面だけのことです。
まぁそれだけではありませんが
MacOS10.5あたりからは、本当に神憑って使いやすい。
Windows7に変更するならMacOSに戻ってもよい、とすら。
もっとも、あの抱え込みの商法には昔からうんざりしていて
そのせいで今回も、買い替えはしないかもしれません。
というか、私のDellで買った安物の、
しかし高スペックのノートパソコンではMacOSが走っていますが。
おっと、それは夢を見た、ということで。
とまぁ、私がはじめて買ったパソコンはiMacでしたし
そのiMacからGossamerG3、YosemiteからYikes、
そしてQuickSilverと買い足し、ずっとMacを使ってました。
いまでも私のサイト名を検索して、そこらへんを訪ねて来られる方もおられます。
そんな感じで、いまではWindowsメインでいる私ですが
私はMacintoshの産湯に浸かって育ったといえます。
その土壌をドラスティックに育み続けたカリスマの死去は
私にはなにか、悪いジョークにしか聞こえません。
これからappleがどう変わっていくか、誰にもわかりません。
ただ、いまは、それよりも、哀悼を。
ありがとう、スティーブ。
そして、おやすみ。

SonyNEX-5N+WOLLENSAK RAPTAR2.04(51MM)f/1.5
さて、真の、NEX-5Nのお目見えです。
というのはどうなのかわかりませんが、
ついにCameraRAWがNEX-5Nに対応してくれたので早速、ISO3200を料理してみました。
感想としては...素直です。ノイズの出方が素直なので、処理し易いです。
まだ叩ききっていないのでなんとも言えませんが、
CameraRAWで輝度を高めにふってやって、
それによって多少失ったディテールのぶんだけシャープネスを。
旧NEX-5がコンデジにみえるほどの性能差を感じました。
やっぱり純正ソフトではちょっとキツかったんだな、と改めて感じました。
と、別に純正ソフトを批難しているわけではありません。
ただ、ImageDataConverterはちょっとピーキーであり奇抜なので
おとなしめの絵が欲しい(というか撮ったままに近い絵が欲しい)私にはちょっと。
前にも書きましたが、私のCameraRAWの設定は基本、オールニュートラルです。
色温度とノイズリダクションはRAWデータのほうがいじりやすいのでそこで追い込みますが
色温度なんてそれこそ、ほとんどいじりません。
まぁ、そこがスタートなわけで、そこからが本番なわけですが、それはまたいずれ。
というわけなので、しばらく更新はおやすみして、
過去の写真の再現像にはいります。多分。
あ、写真写真。
ええと、写真は、風船葛です。
私はこの植物が好きで、これを撮ってから三日
毎日通ったのですがこれ以上のものは撮れませんでした。
この日は冷たい雨が降っていたのですが、カメラを持って出かけました。
暗くて、ちゃんと撮れていなかったので休みの日に通ったのですが良いのが撮れず。
結局は、いちばん最初に撮った、この写真がいちばん良くて。
それは、おそらくは旬、それとやはり雨ではないかと思うのです。
草木は雨の中でこそ、いきいきと映える。そんな気がして。
日にちが経ってしまって葛がしおれてしまっていましたし。
なにより、台風。
最初、撮ったときはみられたものではなかったのですが
ちゃんと補正してやると、印刷してもそれに耐えうるものができあがります。
道具はやはり、使いこなしてこそ、ですね。

SonyNEX-5+WOLLENSAK RAPTAR2.04(51MM)f/1.5
待ち望んでいたNEX-7が11月に発売されますが
このカメラはなんとAPS-Cで2340万画素。
ピッチが0.003917mmとレンズ交換式デジタルカメラの中でも
かなり小さい受光面積になります。
これはマイクロフォーサーズの1230万画素0.004291mmよりも小さい。
これがどんな影響を及ぼすのか。
デジタライズされた部分はまだ革新するにしても
光の回折等、物理現象は現状ではどうにもなりません。
もっともえがみさんの「エンジニアの嗜み」によりますと
それをも超越する技術を各社考案しているようですが
現状でそれが施されていない以上は、その制約を受けることになります。
具体的に限界を適当に計算すると
1.22*λ*F値という式のλに緑の波長、0.00055mmを代入すると
F/5.6=0.0037576mm、F/8.0=0.005368mmということになり、
F/5.6以上に絞っても画質は向上しないということになります。
勿論λに可視光0.00040mmをいれると...となってくるので「適当」と銘打ったのですが
APS-Cで2340万画素というのはもう、F/4とかF/5.6とかそこらへんまでしか絞れない
というかそれ以上は絞っても意味が無い、ということになります。
俗に言う、小絞りボケが起きます。
ちなみに私は恥ずかしながら最近までこの問題をよく認識しておらず
平気で限界F値を超える絞りで撮影していたりしましたが
NEX-5を使うようになって「おかしい。なんでだ...」と思い始めたのがきっかけです。
それまでの5DMarkIIのピッチは0.006410mmで、
F/9あたりまでなら絞れたのであまり気にならなかったのです。
もっとも、ここまで書いたような問題は各社認識しているようで
様々な試案を出しているようなのですが、まだ決定的なものは無いようです。
もっとも、知らぬ間に導入されている可能性もあるのですが...
そんな機能は大々的に宣伝するでしょうし、私はそれを注視したいと思います。