
CanonEOS5DMarkII+CarlZeissPlanarT*1.4/50AEJ
前項のRetina-Xenor50/2.8を5DMarkIIに装着するための
デッケルマウント、海外ではRetina-Mountと呼ばれているマウントアダプターですが
絞り用ヘリコイドの他にじつは、OptixV5という最新のチップが組み込まれています。
これは、絞り込みボタンを押すことによってマウントアダプターのチップに
任意の、レンズの焦点距離や絞り値を読み込ませるもので
さらにAFアジャストメントまでできる優れものであったりします。
もっとも、まだEOSマウント用しか無いようですが。
使い方は簡単で、絞り値を入力するときはまず絞り込みボタンを三回押し
メイン電子ダイヤルをまわして合わせたい数値に絞り値を決め、
再び絞り込みボタンを押して保存します。
焦点距離を入力したい場合は、まず絞り込みボタンを三回、
さらにf16に合わせて絞り込みボタンを押し、さらに設定してやります。
0はf1.4、それ以外は、例えば2ならばf2.8、8ならばf8.0とかになります。
0以外はf値の一番前の数字が適用される、というわけです。
それを四桁で入力してやります。
例えば75mmならば
DOFx3→f16→f1.4→f1.4→f7.0→f5.6です。
150mmならば
DOFx3→f16→f1.4→f1.8→f5.6→f1.4ですね。
さらにAFアジャスト機能ですが、
これはDOXx3のあとにf14で呼び出して二桁で設定する感じです。
あとは、数値が小さくなるとピントがレンズ寄りに、
多くなると遠くなるという設定方法なのですが
数値がどのレベルで影響されるのか明確な説明が無いため、
とりあえずデフォルトの50で使っています。
いずれ三脚をたててしっかり設定してやろうかな、とは思っていますが
結構時間のかかりそうな作業だな、といまから敬遠してしまっています(苦笑
AFアジャストって元々、あまり信用していなかったんですよね。
あ、でも、しっかり設定してやればこれからラクになるのか。
本当に、高機能ですなコレ。
撮影レンズはCarlZeissPlanarT*1.4/50AEJ。
コイツのマウントアダプターもOpticV5に変えてやるか
それともZEを買うか...いや、私は別に、Planarはそれほど好きなレンズでもないので
このままでいいかな、と思い直しました(苦笑
ちなみにこのOptixV5の組み込まれたマウントアダプターですが
ebayなどでOptix V5で検索すればいくつかひっかかると思います。
海外(おそらくは中国等だとは思いますが)のマウントアダプターの精度も
随分上がってきていると思うので、選択肢に入れてあげてもよいのでは、と思います。
値段も日本の高級品の何分の一かですし。
この記事のRetina-EOSマウントアダプターは送料込みで125.00USDでした。
それにしても、よい時代になったもんですね。
■Optix PCB
http://www.optixpcb.com/
OptixV5の販売元。OptixV5の解説動画もある。
チップオンリーの販売はまだ、日本にはできないらしい。
メール送ってみようかと思ったのだけど...メールアドレスが無い。
残念。