
CanonEOS5DMarkII+NikonEL-NIKKOR63mmf/2.8
同じような写真ですみません。
そして、たまにこういう写真載せますが、
私、本当にこういう写真好きなんです。
女の子撮ってるより楽しい、といったら失礼になりそうですが
昨日ブログに載せた写真も、ぼやっと、ずっと見ていたりします。
そして、そういう写真しかブログに載せません。
撮るときもそうですが載せるときも自分の好き嫌いが基準で
つまり子供じみた感覚でしか写真と向き合っていないわけですが
それでいいんじゃないかな、と思考以前の部分が納得しています。
写真の凄いところは、
人間て本当は一点しか見ていなくて、それ以外はぼやけているのに
そうじゃない、視覚の行き渡るところ、隅々まで写してくれるところ。
写真が無ければぼやけてしまう印象も、写真が補完してくれることで
その感動の記憶を、さらに鮮明に、鮮烈にしてくれる。
それはムービー映像でもできるけど、映像は動いてしまうので
感動を時間軸、横には補完してくれるかもしれないけど、
感動の起伏を、縦には補完してくれないかもしれない。
もっともこの写真は、ボケてしまっていますけど。
ランドマークタワーなんかの高層ビルはガラスが厚く
無理な角度でカメラを構えると分厚いガラスがレンズ効果を阻害してしまって。
しかしそれがいい塩梅になってくれた気がするので。
私が見えている景色も、もしかしたらこんなもんかなー、とか。
そんなことを考えながら、また、ぽやーっと見ていたりします。

CanonEOS5DMarkII+NikonEL-NIKKOR63mmf/2.8
撮り比べてみると、やはりf/2.8のほうが解像度は高いようです。
しかも色の出方は変わらず、美麗の一言に尽きます。
もっとも古いレンズ、個体差があってしかるべきなので、
これをもってなにかを決するというわけではないのですが
f/3.5のほうは、あまり出番が無いかもしれません。
しかしそれにしても、風景で63mmというのは思ったより使いやすく
しかも、空のグラデーションがこんなに綺麗に出るレンズを、他に知りません。
しばらく、このレンズばかり使ってしまいそうな気がします。
最近、少し仕事が忙しくて
食事に出る、と言って夕焼けを撮るくらいしか撮れないのですが、
でもよく考えたら、いつも夕焼けばかり撮ってますよね、私。
好きなんだろうな、やっぱり。

CanonEOS5DMarkII+NikonEL-NIKKOR63mmf/2.8
昆虫が嫌いなひとには、すみません。
じつは私も、大の苦手で。
でも、このレンズには、こういう被写体がいちばん似合う。
NikonのEL-NIKKOR63mmf/2.8です。
引き伸ばしレンズ用に作られたこのレンズにはおそらく、
所謂「味」といった要素がまったくありません。
故に「カメラはコピー機で充分」と主張していた過去の私にはうってつけで
レンズの意図としては最高のレンズの部類ではあったのですが、
CanonEOSフルサイズでは、どう使っても無限遠が出ません。
そのために、防湿庫に眠っておりました。
が、このレンズ、
5DMarkIIの画像素子があきらかに力負けするポテンシャルを秘めていまして。
ちょっと等倍で抜き出しますが
(注意!本当に昆虫が嫌いな方はクリックしないほうがいいです)
この蝶の体毛までもしっかりと描写する恐ろしさ。→■こちらをクリック■
しかもこれで、若干ですがVCCProでティルトさせています。
そういう、被写界深度のコントロールまでしてやると、
写真というのはまた、違う世界を醸しだしてくれるんだなと、
写真の楽しさ、奥深さに改めて触れた気がしました。
実際見られない部分を撮ってきて、あとで拡大して見ることができる。
これはこれでカメラの大きな利点だと思うのです。
なにより、こんな蝶が目の前に居たら怖くて、きっと恐慌していますから(苦笑
ちなみに蝶の名前はヒメアカタテハ、姫赤立羽という種類でしょうか。