「ドアを開けたら」大崎梢
借りた本を返すため同じマンションの知人の家に行ったら
知人が死んでいた。
警察への連絡を躊躇し、翌朝見に行くと
死体がなくなっていた。
果たして、誰が、何のために!!!という話。
「ドアを開ける」でイメージしたのは
家の外に出ることだっけど、
他人の家のドアを開けることだったのね。
ちょっと疲れた中年男性と、
絶賛葛藤中の高校生男子の探偵コンビが良かった。
亡くなった串本さんとの会話を
思い出しながらいろんなことが解明されていく。
普通の優しいおじいちゃんの串本さんもにも
いろんな人生の局面があって、
見る人によって人柄もいろいろ。
大崎さんらしい裏切らない優しさを感じた。
でも、
やっぱり普通は人が亡くなってたら110番するよなぁーと思うけど。
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大崎梢 | |
祥伝社 |