阪神大震災から22年がたった。
あの日からひと月、
ようやく動いた列車の窓から見た
延々と広がる焼けた町を
忘れることは決してない。
傾いたビルを
倒壊した家屋を、
盛り上がった道を忘れたりはしない。
多くの命を忘れたりはしない。
そして
私の愛した神戸はどんどんと姿を変える。
そしてそれも、紛れもなく私のふるさとなのだ。
大好きな町。
これから先、天災がなくなることはない。
阪神大震災以前も以降も多くの災害があった。
心はずっと
ふるさとを
人を
想い続けるということ、
そんな想いがわかるようになったことは
私が震災で得たことなのかもしれない。