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ひとりよがり日記

愛するが故に戦う 倒すことが愛

おいおい

2005-04-26 11:42:32 | 自然科学
TVを見ていたらとあるメーカのノートPCの宣伝が流れました。

モニタの綺麗さを表現するために、液晶モニタに花を表示し、騙された蝶々
がモニタにとまるというものでした。
しかし蝶々は紫外領域の光も視認できるので、紫外領域を表示できないモニ
タ(CRTも液晶も不可)では絶対に騙されません。
ついでに言うならば、表示した映像を撮影するカメラも紫外領域には対応
していないので、二重の意味で無理ですね。


人間は色覚を司る4つの遺伝子を、「暗視」「」「」「」に割り振っ
ているため、三原色ルールの色を認識できます。
犬や猫など、夜行性の動物は「」領域を見る遺伝子を「暗視」に割り振り、
暗視」「暗視」「」「」となっているので、人間よりも暗闇で物を
識別する能力に長けているものの、「色」に関してはいわゆる色盲になり
赤と緑を区別し難くなります。

一方、蝶々に近い色覚を持っていると言われる鳥類は、「暗視」を「」に
割り当てているので、「」「」「」「」の四原色となり、とても鮮やか
な色覚で物を見ることができます。
そのかわり、夜に物を見る能力は著しく劣ることになり、いわゆる鳥目となります。
(昆虫の色覚遺伝子については知見がありませんが、脊椎動物と同様に考えるのは危険です)

花などは「虫」「鳥」に識別されることを前提としているので、4原色で見
ないと本来の姿は見えません。
また、蝶々の羽の模様等も紫外領域の模様が含まれているので同様です。
モンシロチョウやモンキチョウは、紫外領域で見るとオスメスを簡単に識別
できます。


一度、鳥の目を通して(四原色で)物を見てみたいですね。
いったいどんな世界が見えるのでしょうか。
逆に犬や猫の色覚(暗視アビリティUP)で暗闇を見てみたいですねー
かなり見えるという話ですよ。


かっぱ?

2005-04-14 03:05:08 | 自然科学
私の手には1cmくらい水かきがあります。

これは、小さい頃からスイミングスクールに通っていた人の特徴です。
人間だけでなく指のある動物は、胎児の頃は指と指の間は繋がっており、
成長の過程でアポトーシス(細胞のプログラムされた自殺)が起こって、それぞれ
の指に分離しています。
そのためか、この指と指の間に長期的な負荷をかけると、水かきのように
組織が伸びてきます。
体の他の部分に対して負荷を与えた場合、皮膚(角質)が厚くなるという
形で顕在化しますが、指の間は血の通った組織が延長されるイメージです。
人の身体は不思議ですね。


という前振りをしたわけですが、私は物心付いたころから泳がされていました。
ある時親に理由を聞いてみたところ、こんな話をしてくれました。


父親が私を連れて銭湯に行った時、父親が頭を洗って顔を上げると
私の姿が見えません
なんとなく嫌な予感がして湯船を覗くと、カエルみたいな形で



 うつ伏せに浮かんでいた


とのこと。

幸い見つけるのが早かったので逝くことは無かったのですが、仮に父親が
頭を二度洗いしていたらアウトだったらしいです。
ということで、こいつ(私)は危険な子供だという認識の下、物心付く前
からスイミングスクールに通わせたらしいです。

そのおかげか、何度か用水路とかに落ちましたが未だ生きながらえています。
でも、ヘドロの海に沈んだ時は死ぬかと思いました。

ちなみに、ヘドロの海に沈んだのは3/28の日記の他にも
もう一度あります(笑)


友達を沈めた話 も含めれば計三回ですかねぇ(遠い眼)


商魂たくましいというか・・・

2005-03-20 02:02:12 | 自然科学
深夜番組を見ていたら、「隕石入りペンダント」の通販をやっていた。
なんでも、常に隕石を身に付けていることで、宇宙をいつも身近に感じてい
られるらしい。

前々から疑問に思っていたのですが、私たちの身体の材料の大部分は

 宇宙初期の恒星の中で元素変換された物質から出来ている
 (質量割合で)

ということを、小学校~高校の理科の授業で何で教えないのでしょうか?
皆さん自身だけでなく、周辺にある物全ては

 かつては燃え盛る恒星の中心で燃えていた物質

なんですよね。
今触れている掌も「数十億年前にはどこかの恒星の中にあった物質で構成さ
れている」
と考えると、夜空の星の見方も変わってくるのではと思います。

大して難しいことではなく、ちょっと論理展開すれば誰でも想像可能な
問題なので、理科離れが問題視されている小中学校あたりで話題にして
もらえば、興味を持ってくれる生徒もいると思います。

あ、オチが無い(笑)


NHKスペシャル1

2005-01-21 01:29:23 | 自然科学
デスレもやらずにアイディア対決ロボットコンテストを観ていました。

高専によるこの大会は1990年に始まり、年一回行われているのですが
とても面白いんですよ。
毎年違ったゲームシステムを与えられ、各高専毎に自機を作って戦うとい
う、正に「自機設定に自由度を与えられた対戦ゲーム」というものです。

今日は1998年の大会をビデオ観賞~
アイディアという言葉を具現化する行為は素晴らしいですね。

昔は地区大会を深夜に放送していましたが、最近はどうなんでしょうか??

感涙

2005-01-15 10:46:31 | 自然科学
タイタンに海と水路(多分液体メタン類)の存在が確認されたようです。

タイタンに降下し始めてから着陸するまでの3時間弱、着陸してからの30分。
探査船ホイヘンスはそれだけしか動作することが出来ません。
その僅かな時間のために7年の歳月をかけて辿り着いたと考えると、ある種
感動すら覚えます。

これ程寿命が短いのは、タイタンの温度が-180℃と低いためです。
この温度になると、CCDカメラや各種半導体機器が正常に作動できなく
なるため、ヒーターで暖める必要があります。
そして、ヒーターは電気を大量に必要とするという訳です。

今後さらに多くの情報が公開されるでしょう。
それを心待ちにしつつも、今はこの感動に浸っていたいです。



               ありがとう、ホイヘンス

           もう既に機能を停止しているだろう君に

                万感の想いを込めて...