ひとりよがり日記

愛するが故に戦う 倒すことが愛

エヴァンゲリヲンの考察 後編

2016-06-01 17:30:00 | 日々雑記
前編から長らくお待たせしてしまいましたが、EVAの考察の後編です。


後編では、考察の最も重要な部分である『A・Bの世界構造がQの世界に与えた影響』について説明したいのですが、前編を読まないとたぶん意味不明かと思いますので、読んでない方はまずはこちらから → 『前編』




さて、前編での話をまとめると、

 ①「除」「破」の世界は外典で本典は『TV版』『旧劇場版』
 ②『序』『破』が世界Aと世界Bの二つに分かれている
 ③『破』の最後でガフの扉が開いて世界Aと世界Bとが繋がった
 ④ ガフの扉が開いて『カヲル君』『Mark.Ⅵ』『カシウスの槍』が
   世界Bから世界Aに移動した


の4つに集約されます。



でも、これだけ見ると



  『だから何なの?』




と思われる方も多いかもしれません。





ところがですね、

『破」』と『Q』の間で発生したとされるサードインパクトに対し、上記①②③④を絡めてストーリーを考えると・・・

実は、『Q』の世界でネルフ本部が↓のようになってしまった理由を説明できてしまうんです。




どうです?

ちょっと興味が湧いてきたんじゃないでしょうか?




では、掴みはOKということで、
早速本題に入りましょう。


まず、『Q』があんな状態になってしまったことを考える上で最も重要なポイントであるサードインパクトについて掘り下げていきたいと思います。





・・・
さて、いきなりですがここで皆さんに質問です。

『破』の最後において、ガフの扉が開いてサードインパクトが始まりかけましたが、あのままサードインパクトが始まっていたら何が起こったと思います?








実は、『破』でガフの扉が開いた直後に何故か一瞬だけ登場したこいつ(あえてリリスとは呼ばない)↓にそのヒントが隠されています。



こいつが最初に登場したのは『序』のヤシマ作戦の直前。

そこでミサトさんは、こいつのことを『この星の生命の始まりでもあり収束の要ともなる第2の使途リリス。』とシンジに紹介します。



このセリフでとりあえず注目すべきは『収束の要』という部分。



そう、こいつは収束の要(基準)なんです、


え?
こいつが基準となって何が収束するのかだって?


やだなー、もー










 世界Aと世界Bが収束(合体)する



に決まっているじゃないですか。

世界がAとBの二つに分かれてしまったのはイレギュラー(正典から外れた外典)な状態なんです。なので、それを正して一つの世界(正典)に戻す役割がサードインパクトに与えられていると考えるのは、とても自然だと思いませんか?

ということで、『破』の最後でサードインパクトが始まっていたら、こいつが要(基準)となって世界Aと世界Bが合体し始めたはずです。






・・・
ここで更にみなさんに質問です。

世界Aと世界Bが合体しつつあるとき、そこに住む生命はどうなると思います?





その答えのヒントは『破』のリツコが教えてくれます。


『破』の最後、ガフの扉が開いた後のシーンにおいてリツコは、

『この世界の理を超えた新たな生命の誕生。代償として古の生命は滅びる。・・・そう、セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まるの。世界が終るのよ。』

といいます。


つまり、先ほどの世界Aと世界Bが合体する考察を前提とした上で、今までの私の考察をフル動員してこのセリフの意味を補足すると・・・

『サードインパクトが起きると世界Aと世界Bが合体し、トリガーとなった人間の願いを叶える形で新たな一つの世界が構築される。また、新たな一つの世界上に新たな生命も構築される。しかし、その代償として、世界Aと世界Bは終わり(無くなり)、そこに住む生命は滅びる。』


ということをリツコが主張しているのだと私は考えています。


だからこそ、『破』のラストで始まりかけたサードインパクトは、完全に始まる前に強制停止されたんです。
だって、世界Aと世界Bの住人にとって、自分たちが生贄となって新たな生命が作られるって控えめに言ってもシャレにならない展開でしょ?








ところがですね、
『Q』においてカヲル君はこんなことを言ってました。


『君が初号機と同化している間に起こったサードインパクトの結果だよ・・・』


つまり、私の考えが正しいとすると、『Q』の世界はサードインパクトによって世界Aと世界Bとが合体した後の世界だということになります。




しかし、この状況↓を見ると、新たな世界や生命が構築されたようにはとても見えず、元の人類がまともに生き残っているようにも見えません




ただ、少なくとも『Q』の登場人物達はサードインパクト以前の記憶も持ち合わせた上で生き残っている↓ことが明らかなので、人類が全て滅びた訳ではなさそうです。






そもそも、サードインパクトが終わったはずなのに、『旧劇場版のサードインパクトの際に出現した謎の十字架』と同じような十字架が残っている↓というのが異常です。






・・・ということは、
これらの状況証拠から、



『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトも、『旧劇場版』のサードインパクトと同様に完了前に中断されたのではないか。




と私は思っているんです。


よって、以下では、サードインパクトが中断されるまでのストーリーを考えてみたいと思います。









<旧劇場版のサードインパクト>

まず、ここからの説明をするにあたって、どうしても旧劇場版のサードインパクトについて触れなければなりません。

この旧劇場版のサードインパクトは、シンジが途中で心変わりしたため、サードインパクトがかなり進行した段階で中断するというイレギュラーな展開となっています。


その結果、


『心変わり前のシンジの願いを叶える形で新たに構築した世界A。』

『元の世界を再構築した世界B』



の二つに世界が分裂した(死海文書が正典から外典に移行した)のではと私は考えています。




このとき、下図のように、旧劇場版の最後に登場した旧地球の『赤い海』の部分が世界Aの海に使われ、『赤い大陸』が世界Bに残されたと考えています。そして、それぞれの世界の足りない部分は、世界としての辻褄を合わせるために無理やり補完されたのではないでしょうか。





そして、後に世界が収束するときの要(基準)として、一方の世界にはアダムが、もう一方の世界にはリリスが与えられました




そう、先ほど、『収束の要(基準)』について言及しましたが、二つのものを重ねるとき、両方に基準が存在しないと上手く重ねることができないんです。


皆さん、二枚のCDを重ねることを想像してみて下さい。

色々なやり方があると思いますが、例えば、一方のCDの『穴』ともう一方のCDの『穴』を重ねてやれば、CD全体が重なるでしょ? 

世界Aと世界Bの場合は、それが『アダム』と『リリス』であり、これらを基準とすることで世界Aと世界Bを上手く重ねることができるという訳です。









では、具体的には、アダムとリリスはどのように分けられたのでしょうか。



まず、状況から推測すると、旧劇場版の最後で崩壊したリリス(顔無し)が、世界Bのセントラルドグマ最深部に移動して結界を張ったのだと私は考えています。

尚、これが、後に『Q』で登場する『リリスの骸』と『リリスの結界』に繋がります










その証拠と言っては何ですが、『Q』の『リリスの結界』の中に旧劇場版に登場した戦闘機の残骸が確認できます


この旧劇場版の戦闘機が『リリスの結界』の中に入ることができるのは、『リリスの結界』が展開される前、旧劇場版のサードインパクト中断直後に世界がAとBに分割したタイミングをおいて他にありません。



ここで、



『え? 新劇場版にも同じ戦闘機が登場してたじゃん?』




と言う方もいるかもしれません。
しかし、新劇場版の同型の戦闘機は・・・


という感じで、色系統が全く違うんです。




・・・とまぁ、こんな根拠がありまして、世界Bのセントラルドグマ最深部に旧劇場版のリリスが移動し、結界を張った上で居座ったと考察した次第です。




一方、リリスと対となっているアダム(旧劇場版では具体的に登場はしませんでしたが・・・)が世界Aに落とされ、世界Aのセントラルドグマ最深部に配置されたんだと思います。



尚、こいつ↑のことをミサトさんはリリスと紹介していますが、リリスじゃなくてアダムだったというのが真相です。

仮面のデザインも、TV版の使途(サキエル・ガギエル)の顔(?)に酷似したものとなっており、リリス側では無いことを示唆しています。


・・・TV版では、セントラルドグマの最深部に居るのはアダムとずーっと言われていたのが24話で実はリリスだったと判明したでしょ? 新劇場版はその逆のパターンだと思って下さい(笑)







<サードインパクトを中断させる方法>

ということで、ついに核心に切り込みます。
といっても、考え方としては実は大した話ではなくて・・・



サードインパクトが始まり、アダムとリリスが基準となって世界Aと世界Bが合体した後に、アダムとリリスを機能停止に追い込めば良いんです。




おそらく、そのために必要なのは『カシウスの槍』と『ロンギヌスの槍』で、これらを何らかの決められた手順で使うことで、アダムとリリスを機能停止に追い込むことができるはずです。





・・・
でも、事はそう単純ではないんです。



考えてみて下さい。

世界Bのリリスは『リリスの結界』の中に居るので元々手出しができませんし、世界Aのアダムも、世界Aと世界Bが合体し始めた瞬間にリリスの結界の中に入った状態になり、手出しができなくなります







この状況を打開するヒントは、『Q』におけるカヲル君の以下のセリフに示されています。

『そう、EVA-Mark.Ⅵ。自律型に改造されリリンに利用された機体の成れの果てさ。』




つまり、『Mark.Ⅵ』は、『リリスの結界』の中に送り込んでアダムとリリスを機能停止に追い込むためにリリンが自律型に改造した機体なんです。




その流れはこうです。




世界Bで建造された『Mark.Ⅵ』がリリンの手により自律型に改造される

『破』の最後でガフの扉が開いた際、『カシウスの槍』と共に『Mark.Ⅵ』が世界Bから世界Aに移動

『破』と『Q』の間で発生したと云われるサードインパクトにおいて、その起動時、『Mark.Ⅵ』が『カシウスの槍』を持った状態でセントラルドグマ最深部のアダムの傍に待機(自律的に動けるためパイロット不要)

サードインパクトが開始して世界Aと世界Bが合体し始めたことにより、アダムは『リリスの結界』の中に入った状態になる(『リリスの結界』を突破する訳では無い)

結果として『Mark.Ⅵ』も一緒に『リリスの結界』の中に入った状態になる

『Mark.Ⅵ』がアダムに刺さっている『ロンギヌスの槍』を引き抜く

『Mark.Ⅵ』が『ロンギヌスの槍』と『カシウスの槍』でアダムとリリスを機能停止に追い込む

一度始まってしまった世界の合体は止まらないが、生命を生贄にする儀式自体は未遂に終わる

旧劇場版のサードインパクトから14年経過した時点、つまり『Q』においてカヲル君とシンジが『リリスの結界』を初めて突破した時点において、その中に『Mark.Ⅵ』の成れの果てが発見される





・・・どうです?

これは、『Mark.Ⅵ』と『カシウスの槍』が世界Aに存在する場合にのみ可能なストーリーなんです。

そういう意味において、『破』の最後で『Mark.Ⅵ』と『カシウスの槍』が世界Bから世界Aに移動したことの重要性を実感して頂けたのではないでしょうか。





それに、この流れを知った上で『破』の次回予告を見直すと・・・



セリフ『・・・ドグマへと投下されるエヴァ6号機・・・』


何か、パズルのピースがはまったような感じがしませんか?





兎にも角にも、ここまでの考察によって、生命を生贄にせずに世界を一つに合体させる道筋を見出すことができ、晴れて『破』と『Q』がストーリー的に繋がりました


これにてめでたしめでたし・・・じゃないんです。




思い出して下さい。

アダムとリリスって世界Aと世界Bが合体する際の要(基準)なんですよ。なので、サードインパクトが完全に終了する前に、その基準を機能停止に追い込んだら、どうなると思います。?

普通に考えれば、基準を失った世界は不安定になるはずですよね?




さて、困りました。

ここまで考察を続けてきて手詰まりでしょうか。
なんとか打開することはできないのでしょうか。

















 できるんです





逆に考えてみて下さい。そんな重要な機能であるならば、もしものときのためにバックアップが設定されているのではないでしょうか。

ということで、サードインパクトの制御系が緊急回避的に臨時の要(基準)を使って世界Aと世界Bの合体だけは何とか継続させたと私は推測しています。






・・・
さて、ここで皆さんに最後の質問です。


世界Aと世界Bの両方に存在し、アダムとリリスに匹敵する程の重要性を持ち、要(基準)として機能するに値するものは何でしょう?
























 ガフの扉です





このガフの扉を基準とすれば、世界Aと世界Bの合体を継続させることができるはずです。



しかし、ここで、『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトにおいて、『世界Aと世界Bのどの位置にガフの扉が展開されたのか』という最後にして最大の難問が立ちはだかります。



何せ、新劇場版において、『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトの描写は何一つ無く、それに関する情報は、『Q』のカヲル君の以下の2つのセリフだけです。



『一度覚醒し、ガフの扉を開いた初号機はサードインパクトのトリガーとなってしまった。』



『着いたよ。セントラルドグマの最深部。サードインパクトの爆心地だ。』





ところが、実はたったこれだけの情報から、世界Aで展開したであろうガフの扉(以下、『ガフの扉A’』とします)と、世界Bで展開したであろうガフの扉(以下、『ガフの扉B’』とします)の位置をかなり正確に絞り込むことができるんです。

その肝となるのが、前編で登場した、『破』のサードインパクト(未遂)における『ガフの扉B』です。









<『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトにおけるガフの扉>

やっと、ここまで辿り着きました。

前編・後編に亘り、ここまで一万文字近くの文字を書き連ねてきたのは、全てここからの説明を皆に判り易く伝えて納得して頂くためだったといっても過言でありません。




・・・
では、早速、その種明かしをしてみましょう。

まず、『破』において世界B側に展開した『ガフの扉B』ですが、旧劇場版のサードインパクトの爆心地に対応していると私は考えています。





旧劇場版におけるサードインパクトは、初号機とそれを取り囲むエヴァシリーズ×9体によって展開された『セフィロトの樹』の下方で発動しています。それは丁度、旧劇場版の要塞都市(実際には吹き飛んでいますが)の直上付近であり、『ガフの扉B』の展開位置とほぼ一致します。





これを偶然と考えるには、話が出来過ぎていると思いませんか?





つまり、この事実から、世界Aと世界Bにおけるガフの扉には、以下の二つのルールがあると考えられます。


①トリガーとなったエヴァの頭上に最初のガフの扉が展開される。
②もう一方の世界では、時系列的に前回に相当する〇〇インパクトの爆心地に対応する位置にガフの扉が展開される。






そして、これらのルールから、『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトにおけるガフの扉の位置は、以下のように絞り込まれます。


世界A: エヴァ初号機の頭上に『ガフの扉A'』が展開
世界B: 『破』のサードインパクトの爆心予定地(実際には起動まで達していないが、システム的には座標が設定され起動直前までいっていたと判断。)に対応する位置に『ガフの扉B'』が展開







では、『破』のサードインパクトの爆心予定地とは具体的に何処でしょうか?




これは、旧劇場版のサードインパクトでもそうでしたが、おそらくトリガーである初号機やガフの扉Aの位置ではなく、その下方と思われます。
おそらく、爆発の直接の影響を受けない程度の距離を確保する意味もあるでしょう。




よって、『破』のサードインパクトの爆心予定地は、ネルフ本部(地上構造物)よりもやや下方近辺↓であったと考えられます。



その結果、世界Bにおける『ガフの扉B'』の位置も↑のようにネルフ本部(地上構造物)よりも下方になります。





これにより、『ガフの扉B'』の位置が特定されました。
さぁ、次は『ガフの扉A'』です。






この『ガフの扉A'』ですが、初号機の頭上に展開されるところまでは判っているので、後は『ガフの扉A'』の展開時の初号機の位置が特定できれば良いことになります。
そして、それを特定するヒントは既に揃っています



第1に、『Q』の冒頭で初号機は衛星軌道上に居たという事実があります。
ということは、逆説的に、初号機はリリスの結界の中に入らなかった、つまり『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトの時、セントラルドグマの最深部には居なかったことになります。


第2に、先ほども出ましたが、カヲル君の↓のセリフです。

『着いたよ。セントラルドグマの最深部。サードインパクトの爆心地だ。』


第3に、先ほどの説明から導かれる結論として、『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトの爆心地はトリガーである初号機やガフの扉A'の位置よりも下方であったと考えられます。




世界Aにおいてこれら三つの条件を満たす位置は一箇所しかありません。


つまり、初号機は、ジオフロント地下のメインシャフト内において、世界Aと世界Bが合体しても初号機が『リリスの結界』に取り込まれない位の深さ、且つ、サードインパクトの爆心地が『リリスの結界』の中に入る位の深さに位置するしかありません。





このように初号機の位置が特定され、その結果『ガフの扉A'』の位置も特定されました。



さぁ、これで全ての情報が揃いました・・・!










<ガフの扉を基準とした世界Aと世界Bの合体>

まず、大枠としての世界の合体についてですが、下図のように、旧地球から世界Aと世界Bに分け与えられていたパーツが再び合体することで、最終的にQの世界の地球が形成されたと考えています。


その際、分裂時に世界としての辻褄を合わせる形で無理やり作られた虚構のパーツ(世界Aの大陸・世界Bの海)は消滅し、見かけ上は旧地球と同じ外見の地球に戻ったのではないでしょうか。






ここに、ガフの扉の概念を入れて詳述すると下図のようになります。


つまり、『ガフの扉A'』と『ガフの扉B'』の高さが違う分だけ、合体時に高さ方向のズレが発生することが導かれます。



その結果・・・








ついに、
あのネルフ本部の形が導き出されました・・・




やったよ、ママン。
半年間も考え続けた甲斐があったよ(バカ)




・・・一応、メインシャフトの境界部分が『Q』に登場しているので、本考察には、それなりに根拠があると考えています(苦笑)







そして、もう一つの根拠が、『Q』の冒頭に開示されています。



上のシーンは、衛星軌道上からの『Q』の地球の姿ですが、実はよく見ると二つの地形が重なっているんです。

一つは『①紅海と地中海を繋ぐスエズ運河周辺の地形』、そしてもう一つは『②それに似ても似つかない地形』




これなんですが、私は、②が『Q』の地球の現在の地形で、①が本来の地形ではないかと考えています。

何故なら、先ほど、世界AとBを合体させる際、高さ方向にズレが発生すると説明しました。

ということは、世界Aの『赤い海』は、その高さ分だけ上方にズレて世界Bと合体することになるんです。



どれだけズレているでしょう?
ざっと500mくらいはズレているのではないでしょうか。



どうなると思います?






まず、全世界的に500m級の津波が発生することでしょう

まぁ、第3新東京市のある芦ノ湖の標高は723mなので大丈夫そうですが、世界の主な都市は全て壊滅したと思われます。

でも、実は津波の影響など大した問題では無いんです。







・・・世界AとBを合体させる際の高さ方向のズレは地球単位で生じるはずなんです。

つまり、ネルフ本部の周囲(日本近海)では、海が500m位高い位置に出現する形で世界が合体しますが、地球の反対側では、海が地殻に500mもぐりこんだ位置で世界が合体することが示唆されます。


これはもう、全世界的に地殻変動が生じても不思議で無い位の大事件だったのではないでしょうか。



その結果が、上述の『Q』冒頭のシーンにつながると私は考えています。















<最後に>

ここまで読んで下さった物好きな皆さん、私の酔狂に付き合って下さり、本当にありがとうございます。

以上をもって、私の考察はとりあえず終了です。
(今後は、もう少し小出しにしていきます)




 新劇場版の世界がAとBの二つに分かれているのでは?


というところから始まった考察ですが、それなりに説得力のあるものを書けたのではと思っています。

いかがでしたでしょうか?





これをきっかけにして、もう一度、新劇場版『序』『破』『Q』を見直して頂くと、今までとは違った見方ができて楽しめるのではないかと、手前味噌ではありますが思っております。






というか、GAMEバンドを退団してからまともにブログを書いていなかったんですけれど、結果的に、その分をいっぺんに取り戻すくらいの分量を書くはめになってしまい・・・すんげー疲れました(苦笑)