goo blog サービス終了のお知らせ 

ひとりよがり日記

愛するが故に戦う 倒すことが愛

エヴァで多くの人が気付いていないこと その1

2016-08-28 01:07:00 | 日々雑記
さて、性懲りも無くまたエヴァ関連の話題です。


今回から数回に分けて、すげー不思議なシーンなのにネットで検索してもあまり(全然?)話題になってなかったやつを中心にピックアップし、そこから何が導かれるかをお見せできればと考えてます。


読んだ後に、



 いやいや、私は気付いていたよ?



というのであればごめんなさいですが、気付いていなかった人にとっては目から鱗な情報かもしれませんぜ、旦那(誰だお前w)



では、早速ですが、第1回目を始めてみましょうか~!







<『Q』のヴンダー登場シーン>

今回紹介するのは、『Q』におけるヴンダーとネーメジスシリーズ(コード4C)との戦闘シーン。





この戦闘シーンですが、

皆さん、





地球上のシーンだと思っていませんか?






でもですね、この戦闘シーンをよーく見ると、赤い海の外側に青い海が描かれています




しかし、『Q』の地球は真っ赤で青い海なんかどこにも無い↓んです。







つまりですね・・・





 これは月面上でのシーンなんです↓





具体的に言うと、ヴンダーの起動前に周囲が氷で閉ざされていたことや、ネーメジスシリーズ(コード4C)との戦闘シーンの4分間の間に空に地球が見えなかったことから、ここは『Q』の月の北極付近と考えられます。

要は、『Q』におけるヴィレの本拠地は月だったということです。





 そんな馬鹿な





と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、他にも証拠はあります。


まず、一般的な話として、天体(地球や月)を高い所から見下ろした時ほど水平線(地平線)は丸く(曲率を持って)見える関係にあります。

それを念頭に置いた上で次の画像を見て下さい。




上の画像はヴンダー登場時のシーンで出てきた水平線で、下の画像が『Q』の地球を高高度から見下ろしたシーンの水平線(地平線?)なのですが、上の画像は、下の画像よりも明らかに低空から見下ろしているにも関わらず水平線の曲率が異常に大きいことがわかると思います。

これは、上の画像の天体が、地球よりも半径が著しく小さい場合(例えば月)であると考えたときのみ辻褄が合います。





証拠をもう一つ。


『Q』の冒頭でアスカとマリが初号機を強奪するシーンなのですが、初号機の周回軌道の外側から、フラーレンシフトと呼ばれる敵(コード4A)の防衛網を突破してアプローチする形となっています。



でもですね、仮にアスカとマリが『Q』の地球から打ち上げられたと想定した場合、普通に考えると初号機へのアプローチは下からになるはずです。


だって、考えてみて下さい。
その方が手間がかからないし、何よりフラーレンシフトを突破しなくて済むじゃないですか。


というか、地球から打ち上げられた上で初号機の上側からアプローチする場合、フラーレンシフトを昇りと降りの2回通過する必要があるのでナンセンスの極みとなりますし、そんな描写は『Q』の冒頭に描かれていませんし示唆もありません。


ということで、状況証拠的に、アスカとマリは地球の外側から初号機を強奪しに来たことが示唆されているんです。




どうです?

月がヴィレの本拠地であるって、ちょっと信じても良い気がしてきたんじゃないですか?







では、ここからは、何故そんな状況になったのかの説明をしたいと思います。
まずは、ヴィレの人達について説明したいと思います。









<ヴィレの人達>

以前、『Q』の公開直後に説明しましたが、『Q』のヴィレの人達はTV版や旧劇場版の登場人物達の14年後の姿だと私は考えています(マリについては情報不足でよくわからんのですが)

ということはですね、TV版で碇と冬月が『人の立ち入ることのできない赤い海であっても、科学の力で我々は立ち入ることができる』的なことを言っていたように、ヴィレの人達(つまりリリン)は赤い海や赤い大地に対して基本的には耐性が無いと考えられます。

実際、『Q』ではそれが『L結界密度』という形で示唆されています。
おそらく、L結界の『L』は、リリン(LILIN)の頭文字でしょう。


アスカ(惣流)『ここじゃL結界密度が高過ぎて助けにこれないわ。リリンが近づけるところまで移動するわよ。』




ここで重要となるのが、前回の私の考察。
その中で私は、『序』『破』の世界が以下のようにAとBの二つに分かれていたと仮定すると、色々なことの辻褄が合うこと、そしてTV版や旧劇場版の登場人物達はBの世界に居ることを示しました。




ということは、先ほどの『L結界密度』の件を考慮するならば、Bの世界においてTV版や旧劇場版の登場人物達(ヴィレの人達)は、赤い大地ではなく青い海に本拠地を置いているはずです。


そして、『破』と『Q』の間で発生したサードインパクトにより、AとBの世界が合体します。


このとき、Aの世界の赤い海とBの世界の赤い大陸が合体することで『Q』の地球が形成されたと私は考えているのですが、残り(Aの世界の通常の大陸とBの世界の青い海)はどうなったのでしょうか?

私は、これらが月に転送されたと考えています。

つまり、Aの世界の大陸上の人工構造物や大気が月に転送され、その一方で、Bの世界の青い海とそこにあったヴィレの本拠地が月に転送されたのではないでしょうか。
(※ヴィレの人達は、とある理由により自ら月へ移動したと考えていますが、それについては『その11』で説明する予定です。)

その結果、月は青い海に満たされて大気を有する衛星に変貌すると共に、なし崩し的にヴィレの本拠地になったのではと私は考えています。

尚、元々月で赤かった部分や後に格子状に赤くなった部分については、その赤色に対応する形で赤い海になったのではないでしょうか。その結果、Qの月は、青い海と赤い海が混在する形となったと考えれば、一応辻褄が合います。





ちなみにですが、地球AとBの合体の際、見かけ上は地球が丸々1個分減るじゃないですか。

ここで、ちょっとご都合主義かもしれませんが、その減った分の地球の角運動量も月に転送されたとすると、かなり面白い結果が得られるんです。



つまりですね、地球って24時間に一回転しているじゃないですか。
その角運動量を月に全部付与したとすると・・・


まず、半径が約1/4になるので回転速度は16倍になります。


次に、月の質量は地球の質量の約1/80なので回転速度はさらに80倍に加速されます。


ということは、それらを積算すると、




約70秒間で月が一回転する




という、天文学的にあり得ない回転速度が叩き出されます。





でも、こいつ↓って、正にそのあり得ない回転速度と同じくらいで回転していますよね?








しかも、その回転軸は目視で約17°傾いています↓



そしてこの月の回転軸、BDやDVDをお持ちの方は映像で確認してもらうと判り易いのですが、回転軸の右下の南極側が画面の手前側に45°程度向いた状態で回転しています。



つまり、45°傾いた方向から見ていることを考慮して計算し直すと、この『Q』の月の実際の回転軸の傾きは・・・約23.4°となり、現在の地球の地軸の傾き23.4°と数字上は一致してしまうんです。

地球の角運動量が付与されたとでも考えなければ、この数字は出てこないんじゃないかなと思う今日この頃です。
(※尚、本来の月の回転軸の傾きは6.58°程度です。)








ということで、前回の私の考察をベースに考えると、『Q』の月の状態をある程度説明できてしまう上に、月にヴィレの人達が居ることも導けるんです。














・・・といった感じで、ヴンダーの戦闘シーンの真実を取っ掛かりにして、『Q』の月が出来上がってしまった顛末のようなものまで話を広げて説明してみました。


楽しんで頂けたのであればこちらの狙い通りだったのですがいかがでしたでしょうか???







<問題点1>

・・・実は、、前回の私の考察の際、ここまでをまとめて説明するつもりでした。


しかし、ここまで読んで頂いた皆さんなら判ると思うのですが、今回の説明って、最後の『Q』の月の説明の部分でちょっと説得力に欠けるんですよ。


なので、前回は説明から外したという経緯があります。






でもですね、説得力が無いのは仕方のないことなんです。






だって、『破』が初めてTV放映された時の次回予告に出てきた『Q』の月ってコレ↓なんですよ?




これを見ると、『Q』の月の奇妙な設定(海や大気がある、赤い格子模様がある、等)は予め決まっていたものではなく、少なくとも、『破』が初めてTV放映された後に後付けで起動修正されたものであると考えるのが妥当でしょう。



ということで、そんな経緯で設定された『Q』の月の状態を論理的に読み解くのは、ちょっと無理があるということなんです。

いや、実際のところ可能なのかもしれませんが、私にはここまでが精いっぱいってことなんです。すんません。







その代わりと言っては何ですが、おまけ情報を一つ。






今回、赤い大陸や海は『L結界密度』が高いのでヴィレの人達が近づけないことを指摘しました。ここで、感の良い方はある矛盾に気が付いたはずです。





あれ?
『破』の登場人物って赤い海に耐性あるじゃん?






例えばこんな感じに↓








この理由は『序』でこいつ↓を紹介したミサトのセリフにそのヒントが隠されています。


ミサト『この星の生命の始まりでもあり収束の要ともなる第2の使途リリス。』


ここで注目すべきは『この星の生命の始まり』という部分。
そして、、前回の私の考察で説明しましたが、こいつ↑はリリスではなくてアダムだという点。



ということはですね、
『序』『破』の登場人物と『Q』のシンジは、


アダムから生まれた生命


なんです。
つまり、リリンではないんです。

なので、当然ながら、リリンに対する結界である『L結界密度』なんか関係無いんです。
だってリリンじゃ無いんだから。



『Q』の最後のシーンだって、『L結界密度』が高過ぎてリリンが違付けない状態なのに、怪しい存在であるアヤナミレイ(仮)や既に人外となってしまったアスカ(惣流)はともかくとして、人であるはずのシンジまでもが何故か全然平気だったでしょ?


これは、シンジがリリンではないと考えると、何も不思議ではないんです。






そして、この事実は、『Q』の謎を一つ解き明かしてくれます。




『Q』でシンジが深層シンクロテストの結果、シンクロ率0.000-%と言われていましたが、そりゃそうでしょう。

だって、ヴィレの人達はリリンなので、深層シンクロテストも当然リリンベースの測定であったはずです。
シンジはアダムベースなので、リリンベースの測定をしたところでまともな結果が出るはずが無いんです。

だから、深層シンクロテストの結果シンクロ率が0.000-%であることと、『Q』の冒頭で初号機を起動できたこととの間に、何ら矛盾は無いんです。




シンジが第13号機を何の苦労もなく普通に起動できたのは、そんな背景があったのだと私は考えています。
(この点にはいずれ詳しく説明します。)








<問題点2>

さて、ここまでヴィレの人達(リリン)がL結界に耐性が無いことを中心に説明を繰り返してきましたが、そうなると、根本的な部分で疑問を感じた人もいるのではないでしょうか。

つまり・・・



Qのヴンダーとその艦隊って青い海ではなく赤い海にいるじゃん、それって今までの説明と矛盾するんじゃね?




ということです。

しかし、この疑問についての回答はミサトのセリフにヒントがあります。


ミサト『このままコアブロックを偽装コクーンから引きずり出す!』





そう、ブンダーとその艦隊が居たのはコクーン(繭・保護膜)で赤い海に偽装した海域なんです。
(多分、海面だけでなくある程度の深さまで偽装されている。)


これは、ネーメジスシリーズ(コード4C)の監視から逃れるためのヴィレの作戦であると考えると、色々と辻褄が合います。


どうです?

この点に関しては、結構説得力あるんじゃないでしょうか?(笑)









・・・とまぁ、話がだいぶ発散してきましたので、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。


次回は、もう少し判り易くてインパクトのある話題を挙げる予定です。


ではっ!