
なので昨日の分を朝から更新。
最近、タイムトラベルをネタにした映画やドラマが多いですね。
確かに、
誰しもが「過去に戻ってやり直せたら」とか思ったことがあるでしょうが、
実際問題としてそれを実現するのは、ドラえもん以外には無理です。
タイムトラベルの話題でよく取り上げられるものとして
「ウラシマ効果」というやつがあります。
これは、光速に近い宇宙船の中では時間の進みが遅く、
その宇宙船に乗っていると、
出発したときよりも遥か未来に行くことができるというものです。
ただ、このウラシマ効果は「結果として未来へ到達する」だけで、
決して「現在」→「未来」と時間を飛び越える訳ではありません。
宇宙船に乗っている人にとっても時間は通常と同様に連続的に流れていきま
すし、それに伴って空間移動も連続的に行われます。
ただそれが、宇宙船の中と外とで相対的に差がでるだけです。
ちなみに、このウラシマ効果についてはいずれ実用化されるでしょう。
では、
過去にも未来にも時間を飛び越えること(時間転移)はできないのか?
となりますが、現時点の科学力では無理ですし、
今後それが可能になるかどうかもまったく判りません。
一応、
ワームホールを使えば「素粒子よりも遥かに小さいレベルで」可能では?
と言われていますので、可能性は0では無いとは思います。
ただ、この時間転移で誰も触れてくれない話題が1つありまして、
それを考慮すると
「仮に時間転移が実現可能」であっても実用化は困難となるはずです。
それは 「時間転移」に伴う「空間転移」についてです。
宇宙に「絶対座標」があるかはわかりませんが、宇宙の物理体系が
「時間転移」を許容すると仮定しても、
「基準となる座標」が存在しないと困ります。
だって「基準座標」が無ければ「時間転移」した瞬間にその「時間転移」
した物体は素粒子レベルで細切れになって宇宙全体にばら撒かれてしまい、
情報が失われてしまいます (つまり物理体系が破綻してしまう)。
ということで、
「時間転移」と共に更に「基準座標」が保存されることを仮定することで、
やっと一般的に考えられているタイムトラベルが可能となります。
(仮定を重ねているのはこの際気にしない)。
ところで、
映画やドラマで、時間を飛び越えた舟や飛行機が、地球上の視点で見て
時間を飛び越える前とまったく同じ位置に出現するのはお約束です。
でも不思議に思いませんか?
地球は自転しているし、
その地球は太陽の周りを公転しているし、
太陽系は銀河系の周りを回っているし、
その銀河系はおとめ座銀河団に向けて動いているし、
そもそも宇宙は膨張しています。
「基準座標」が保存されるのであれば、それは「地球上の座標」ではなくて
「宇宙空間」の座標でなければなりません。
つまり、
地球上で「時間転移」したら出現するのは必ず宇宙空間になる訳です。
しかも、「時間転移」する距離(つまり時間)が遠くなれば遠くなる程、
出現する場所は地球から離れるはずです。
これに加えて、「宇宙が曲率を持っている」ことを考慮すると、
同じ宇宙の中に出現できるかどうかも怪しいものです。
タイムトラベルが実現不可能である証明として
「現時点で未来からの使者と出会った人間がいない」
と言う発想がありますが、
実際のところ成功したとしても地球には辿り着けないんじゃないかなー
と私は思っています(笑)
ということで、結局のところ何が言いたいのかぼやけちゃっていますが、
安易なタイムトラベルをネタにした作品は、
そろそろ勘弁して欲しいってことです(笑)
科学的考証はとりあえず、
徹底的にエンターテイメントに徹したバックトゥーザフューチャーや、
作品の中で矛盾の少ない仮想物理体系を新たに組み立てた
未来からのホットライン等は、とても好感が持てます。