公演名 陽だまりの樹
劇場 新歌舞伎座
観劇日 2012年5月20日(日)12:00
座席 12列

この日が一番泣いてしまった。
桜の大木前の二人のやりとりがすっかり涙ツボになってしまってる。
そして、ラストシーン。
桜吹雪が夥しいのと座席が遠いのとで良庵の最後の表情はとても
肉眼では見えやしない。ひたすらオペラグラス越しに凝視している
と、よく知っているあのMAX熱い上川さんの顔と声がそこにあった。
最後の台詞は元の新歌舞伎座で見た「その男」を思い出させるし。
グスン。グスグス。あ~ん、ええわぁ。
と、ハンカチで涙を押さえているうちにカーテンコールに。
(ん? やや? もうスタオベしてる人がいるよ。)
<カーテンコール>
顔はまだ良庵のまま、すぐに笑顔にはなれない上川さんが上手に。
下手に吉川さん。二人並んでおじぎした後、両袖に分かれてはけて
ゆく。続いて各出演者が登場。最後に二人が再登場して三方礼。
劇中の良庵の台詞を実証するように(笑)、上川さんの深いおじぎ
の横でたしかに前屈苦手そうな吉川さんのおじぎ。ふふ。
再び幕が開き、私はここで初めてスタンディングをば。
たぶんオールスタンディングになったと思う。
千穐楽を迎えられたことへのお礼を石倉さんがのべられた後、主演
二人の挨拶に。
今日ぐらいまともなことを言わないと、と吉川さん。
いつの時代も人々はトカナントカ・・・命・・・権力・・・小難し
い事を並べ立てつつも支離滅裂となり、どうやら上川さんのツッコ
ミ待ち?(光速ツッコミ依存症にご注意。笑)
吉川さん、反応を楽しむかのように笑いながら「タカヤにつなぎま
す。明治維新と平成維新から」。
(吉川さんが「タカヤ」と口にしたことがなぜかウレシイ私。)
上川さん「そっからかい!」とツッコミの後、無事千秋楽を迎えら
れましたのもひとえに我々の努力の賜物です、と笑いを取った後、
劇場関係者や芝居を支えたすべてのスタッフにも拍手を、と。
それから「時間と○(←手でお金を表すその仕草がお茶目♪)に余
裕のある人は名古屋まで追っかけて来てください!」って。
石倉さんから「三本締めを」とのお言葉があり、上川さんの発声に
よりみんなで三本締めをしたのでした。
で、ふつうなら終わるところを、ここは大阪~~~♪
鳴り止まない拍手に再び幕があがり、私たちもチョットびっくり。
舞台上の役者さんたちも油断してた雰囲気。
「ここから先はほんとにもうノープランです」と上川さん。
突然フラレた岡本健一さん、前に出てきて「早く帰ろーよ」(笑)。
主演二人のほうを見て後ろを向いた瞬間「(観客に)お尻を向け
ない!」と上川さんのツッコミが飛ぶ。(客席爆笑。)
「50前の男二人にあらためて拍手を」と言われて照れる二人。
なんだかこのまま収拾つかなくなりそうなところを拾って納めたの
が石倉さん、さすがでございます。
「こんなところでどうでしょうか。本当にありがとうございました」
出演者たちが手を振ったり拍手をしたり。井伊直弼の本郷さんは裃
を脱いで両手を振ってくれてる。そんななか、久々に右手を胸にあ
てる上川さんの仕草ととびきりの笑顔を見られたのがうれしい♪
てなカンジで、すっかり満足して帰途につく大阪の観客たちでした。
楽日にジャンプしなかったのは、二幕の良仙・良庵のウダウダシー
ンでさんざん自分たちがやってしまったからだと思われ。
ついでに書くと、良仙の千穐楽<鶴亀>ネタは関西人には懐かし
い平和ラッパさんの「天王寺のカメ」から持ってこられたようで、
それがわかった私はしっかり年寄りチームの一員だわ、いやん。
ヒュースケンが「BE MY BABY」と叫んだのは千秋楽バージョン?
吉川さんファンじゃなくてもウケましたよ。名古屋でもぜひやって
くださ~い。
●このブログ内の関連記事
「陽だまりの樹」(1)大阪初日
「陽だまりの樹」(2)大阪中日
「陽だまりの樹」(3)大阪楽カーテンコール
「陽だまりの樹」(4)名古屋グッズとTVとDVD。
「陽だまりの樹」(5)名古屋千穐楽カーテンコール
『陽だまりの樹』がいっぱい
劇場 新歌舞伎座
観劇日 2012年5月20日(日)12:00
座席 12列

この日が一番泣いてしまった。
桜の大木前の二人のやりとりがすっかり涙ツボになってしまってる。
そして、ラストシーン。
桜吹雪が夥しいのと座席が遠いのとで良庵の最後の表情はとても
肉眼では見えやしない。ひたすらオペラグラス越しに凝視している
と、よく知っているあのMAX熱い上川さんの顔と声がそこにあった。
最後の台詞は元の新歌舞伎座で見た「その男」を思い出させるし。
グスン。グスグス。あ~ん、ええわぁ。
と、ハンカチで涙を押さえているうちにカーテンコールに。
(ん? やや? もうスタオベしてる人がいるよ。)
<カーテンコール>
顔はまだ良庵のまま、すぐに笑顔にはなれない上川さんが上手に。
下手に吉川さん。二人並んでおじぎした後、両袖に分かれてはけて
ゆく。続いて各出演者が登場。最後に二人が再登場して三方礼。
劇中の良庵の台詞を実証するように(笑)、上川さんの深いおじぎ
の横でたしかに前屈苦手そうな吉川さんのおじぎ。ふふ。
再び幕が開き、私はここで初めてスタンディングをば。
たぶんオールスタンディングになったと思う。
千穐楽を迎えられたことへのお礼を石倉さんがのべられた後、主演
二人の挨拶に。
今日ぐらいまともなことを言わないと、と吉川さん。
いつの時代も人々はトカナントカ・・・命・・・権力・・・小難し
い事を並べ立てつつも支離滅裂となり、どうやら上川さんのツッコ
ミ待ち?(光速ツッコミ依存症にご注意。笑)
吉川さん、反応を楽しむかのように笑いながら「タカヤにつなぎま
す。明治維新と平成維新から」。
(吉川さんが「タカヤ」と口にしたことがなぜかウレシイ私。)
上川さん「そっからかい!」とツッコミの後、無事千秋楽を迎えら
れましたのもひとえに我々の努力の賜物です、と笑いを取った後、
劇場関係者や芝居を支えたすべてのスタッフにも拍手を、と。
それから「時間と○(←手でお金を表すその仕草がお茶目♪)に余
裕のある人は名古屋まで追っかけて来てください!」って。
石倉さんから「三本締めを」とのお言葉があり、上川さんの発声に
よりみんなで三本締めをしたのでした。
で、ふつうなら終わるところを、ここは大阪~~~♪
鳴り止まない拍手に再び幕があがり、私たちもチョットびっくり。
舞台上の役者さんたちも油断してた雰囲気。
「ここから先はほんとにもうノープランです」と上川さん。
突然フラレた岡本健一さん、前に出てきて「早く帰ろーよ」(笑)。
主演二人のほうを見て後ろを向いた瞬間「(観客に)お尻を向け
ない!」と上川さんのツッコミが飛ぶ。(客席爆笑。)
「50前の男二人にあらためて拍手を」と言われて照れる二人。
なんだかこのまま収拾つかなくなりそうなところを拾って納めたの
が石倉さん、さすがでございます。
「こんなところでどうでしょうか。本当にありがとうございました」
出演者たちが手を振ったり拍手をしたり。井伊直弼の本郷さんは裃
を脱いで両手を振ってくれてる。そんななか、久々に右手を胸にあ
てる上川さんの仕草ととびきりの笑顔を見られたのがうれしい♪
てなカンジで、すっかり満足して帰途につく大阪の観客たちでした。
楽日にジャンプしなかったのは、二幕の良仙・良庵のウダウダシー
ンでさんざん自分たちがやってしまったからだと思われ。
ついでに書くと、良仙の千穐楽<鶴亀>ネタは関西人には懐かし
い平和ラッパさんの「天王寺のカメ」から持ってこられたようで、
それがわかった私はしっかり年寄りチームの一員だわ、いやん。
ヒュースケンが「BE MY BABY」と叫んだのは千秋楽バージョン?
吉川さんファンじゃなくてもウケましたよ。名古屋でもぜひやって
くださ~い。
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「陽だまりの樹」(2)大阪中日
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『陽だまりの樹』がいっぱい