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 新春のビッグニュース

2007-01-05 19:07:51 | 日記・エッセイ・コラム

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 新年の「おめでたい」話の続き。郡中の歴史的町並みを保全したいという「宮内邸を守る会」の願いは、比較的まとまった形で町家群が残されている湊町に、新しい動きを生み出している。古い部材をできるだけ生かして再生した梶野邸は、2階の建ちが低い物置などに使われる「つし2階」、2階壁面を半間後退させる「おだれ」という郡中の町家の外観をそのままに再現してくれた。米穀商を営み伊予信用金庫を創立した梶野賢太郎の生家。東京から帰られた娘さんの強い希望だったと聞いた。 

Img_0389_1  この梶野邸に隣接した所に、かつて大洲藩御用商人・和泉屋出店があった。和泉屋は上唐川の砥石を扱う商人であり、砥部焼のルーツの家。安政2(1855)年に建てられた当時の建物は、中央に店があり右側には藩の役人が出入りする御成門、左側に「馬とおし」と呼ばれる通路があった。棟梁は灘町住人黒田屋仁□助。平成11年6月、老朽化を理由にやむを得ず取り壊されたが、直前に「宮内の会」と建築士会とが調査を行い記録を残した。この旧和泉屋出店の所有者・西岡義雄さんから、記録をもとに新しく再生するという計画をお聞きしたのである。ビッグニュースである。来年の春には、郡中と砥部焼の歴史を語る『旧和泉屋出店』が建ち上がる予定という。新年にこんな「おめでたい」話に出会えるとは・・。西岡さんとは1月末から、世界遺産となったベトナム・ホイアンの町並みを訪れる。                                      


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