
友人の工房は すぐ近所にあって
彼は 時々 帰りしに 僕の工房に寄って
進捗具合を確かめたり 相談したり
年末に 互いの新作発表会をやろうと
約束をしている割に
僕の楽器が 進んでないのを見て 喝を入れられた
で 彼に言い訳をしながら
僕は 本当の理由に気づいて
それも 正直に打ち明けた
きっと 怖いんだ
この1列の音の仕組みを 物理的に仕上げるのは
そんなに 難しいことではないのだけれど
それを仕上げて うまく機能しない予感に 逃げている
こういう気持ちに 時々 覆われる
やり終えて 失敗すると
なんだか 自分の重要なモノを
否定されてしまうような そんな怖さに覆われる
完成の 少し直前で
僕は 一番 ワクワクするし
一番 怖くなったりする
でも 友人の前で 怖さに気づいて独白して
なんだ と 思えた
いずれにしろ 進むしか選択肢はないのだし
友人は 僕のビビりを 一笑に伏してくれた
今までだって そう言いながら 何とかしてきたじゃないですか
何とか なりますって
何とかするの得意じゃないですか ガハハハ
そうだね… 僕も つられて笑った
困難を 自力で乗り越えている人間の言葉は
いつだって 力があるし いつだって ありがたい
彼は 時々 帰りしに 僕の工房に寄って
進捗具合を確かめたり 相談したり
年末に 互いの新作発表会をやろうと
約束をしている割に
僕の楽器が 進んでないのを見て 喝を入れられた
で 彼に言い訳をしながら
僕は 本当の理由に気づいて
それも 正直に打ち明けた
きっと 怖いんだ
この1列の音の仕組みを 物理的に仕上げるのは
そんなに 難しいことではないのだけれど
それを仕上げて うまく機能しない予感に 逃げている
こういう気持ちに 時々 覆われる
やり終えて 失敗すると
なんだか 自分の重要なモノを
否定されてしまうような そんな怖さに覆われる
完成の 少し直前で
僕は 一番 ワクワクするし
一番 怖くなったりする
でも 友人の前で 怖さに気づいて独白して
なんだ と 思えた
いずれにしろ 進むしか選択肢はないのだし
友人は 僕のビビりを 一笑に伏してくれた
今までだって そう言いながら 何とかしてきたじゃないですか
何とか なりますって
何とかするの得意じゃないですか ガハハハ
そうだね… 僕も つられて笑った
困難を 自力で乗り越えている人間の言葉は
いつだって 力があるし いつだって ありがたい