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Red Hot Chili Peppers、Anthony Kiedisのインタビュー。

2011-08-11 | Music (洋楽メイン)
The Sun【My son Everly changed my life. Our relationship makes me forgive my father...Says Anthony Kiedis

今年のサマソニに出演するために昨夜日本に降り立ったRed Hot Chili PeppersのAnthony Kiedis。彼のインタビューが良かったので、久しぶりに読んでみました。
ぐだぐだな部分はごめんなさい。インタビューはほとんどそのまま、間の文はちょっと意訳などしてます。

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俳優(でハリウッドのドラッグディーラー)であった父を持つAnthony。
11歳で童貞喪失(相手は父親の18歳の彼女)、14歳でコカインにはまり、母親の自動車を飲酒運転した事故で頭蓋骨を砕き眼窩を骨折、まるで皿の上のミートボールスパゲティのような顔になってしまったり、性的暴行で1200ポンドの罰金を課せられたこともあるという破天荒な過去があるそうですが、48歳になった彼が今、彼が夢中になっているのはただ一人、3歳の息子Everly Bearだけと語ってます。

Anthonyは2000年から酒・クスリを断っているんだとか。
彼は「中毒者は何処にでも誘惑があるって気づくんだよ。でも父親になるってことは自分に生きる意味を与え、クリーンでまともな人間でいようっていう理由になる。」

Anthonyが初めて薬物から立ち直ろうとしたのは、1988年にバンドのオリジナルメンバー、Hillel Slovakを26歳でヘロイン中毒で失った時だそう。しかし5年で挫折してしまったとか。

「毎日クリーンでいようってバトルしてんだよ。でも息子が俺が存在することに感謝の気持ちを与えてくれた。すごく幸せ者だと思ったよ。」

そして最新アルバムについて。
Anthonyは、大好きなバンドThe Everly Brothersに影響を与えられたと語っているそうです。

「Having Everlyは俺の人生を変えたね。新しいアルバムから俺の新しいエナジーを聴けるはずだよ。」

父親になったことによって、彼は実父との関係についても考えるようになったとか。

彼の父親は昔、Led ZeppelinやThe WhoのKeith Moon、そして有名な映画俳優にドラッグを売ったりパーティーをしており、 Anthonyもそんな環境で早いうちからSexやドラッグを経験することに。

現在71歳になる父は最近BBCのインタビューで「彼(Anthony)にドラッグを渡すことは普通のことだった。」と語ったそう。Anthonyの両親は彼が3歳の頃に離婚しており、Anthonyは11歳の時に父親と暮らすためにLAに引っ越してきたそう。父親が彼にドラッグを進めたのはその数日後だったとか。
そしてAnthonyが12歳の誕生日を迎える前夜に、 Kimberlyという当時18歳の自分の彼女を息子の童貞喪失の相手としてアレンジをし、ベッドにもぐりこませたそう。

そんな無茶苦茶な父親でもAnthonyは「父親が何をやらかして、どんな生き方をして、そして俺を愛してるってことはちゃんとわかってる。」と。
「表向き俺と息子みたいな関係ではないかもしれないけど、でも俺が息子に感じてる気持ちを父親も俺に感じてるんだよな。俺はもうちょっと忍耐強くなんなきゃな。」

そしてEverlyについて「彼の頭の中にどんな音楽が鳴ってるのかわからないけど、音を出すのは好きみたいだよ。息子との関係は父親を許したり感謝するように、良い影響を与えてくれてる。最近過去を振り返ることができるようになったし、俺の育った環境が好きだし、親父は思いやりのある素晴らしい教育者だと思ってる。」
「たぶん親父は今の俺と同じようなやり方は知らなくて、それを知る機会もなかったんだよな。だからうん、俺は親父のミステイクを許せるし、時間とエネルギーを持って俺を見守ってくれたことに感謝してるんだ。」

そう語るAnthonyにとってピュリツァー賞を受賞したCormac McCarthyの『The Road』が父親として果たすべきことを理解し、自分の父親との関係を考えるきっかけになったそうです。

「この本は息子が生まれた頃に読んだんだけど、マジカルで圧倒された。一つのことで全部知ったと思うなってことを学んだ。絶望的な人生の中に、父と息子の愛情を感じることができる。人生は誰かのために生きること以外に意味は無いとさえね。」

「俺は息子を愛してる。いつまでも彼のそばにいる。そしてそれこそが俺の親父が俺に対して抱いている気持ちだってわかるんだ。」

Anthonyは今でも運命の女性を探しているそう。
Everlyの母親であるモデルのHeather Christieとは2008年に別れたものの、その後も彼はHeidi KlumやSofia Coppolaという女性達とデートをしてますが、それでも「特別な一人」を見つけるのはたやすいことではないと感じているそうです。

「たった一人の女性を見つけるのは難しいことだなってわかったんだ。みんなはそうは思わないかもしれないけど、俺はそういうタイプの人間だ。
辛いよ。たくさんの人に会うと、みんな言うんだ、あなたみたいな人と出かけるとは思わなかった、あなたのこと知ってる、て。でも実際知らないんだよな。
誰かと出かけてもフェアな扱いなんてしてもらえないんだ、みんな俺に対して先入観があるからさ。だから俺の過去が元になってるような関係は避けるようにしてる。
先入観のままの人間じゃなくて、俺という人間をちゃんと見て欲しいと思う。」

28年Red Hot Chili Peppersを続けてきて、彼はバンドを「もう一つの家族」と呼んでおり、5年ぶりの新作『I'm With You』でまたバンドに戻れたことをAnthonyは幸せに思っているそうです。

彼は「この先のツアーを乗り越えるには十分な休息も取ることが楽しむ秘訣」考えているそうです。

また、この10枚目のアルバムを作るうえで、親友についての曲『Brendan's Death Song』については、悲痛な気持ちであったとか。
この曲は2009年に亡くなったBrendan MullenというLAのクラブThe Masqueのオーナーについて書かれた曲で、Anthonyは「彼は本当に親友だったし、大事なヤツだったんだ。」と語ってます。
「LAで行く場のないパンクキッズが彼の店に行ったもんだよ。彼はそういう音楽を支えてた。最先端の音楽に場所を与えてたんだよ。彼はすごく評価が高かったけど、でも謙虚なんだ。Chili Peppersのデモを初めて聴いたのも彼で、初めてのGIGをさせてくれたのも彼なんだ。そういうチャンスを与えてくれた彼が大好きだったし、長い関係の始まりだった。彼がいないなんて悲し過ぎるよ。
でも暗闇みたいな中にも喜びはたくさんあるもんで、それが人生の素晴らしさなんだよな。」

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最初息子Everly君のあまりのハンサムっぷりに記事を読み始めたんですが、読み応えのある良いインタビュー。息子を引き取って育ててるとは知りませんでした。
来日には連れてきてないのかな。来ないか・・・。

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