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モナリザ珈琲館~ダイアリー

ほっとコーヒーブレイクする感じで、ついつい話が盛り上がる、そんなブログを目指してます。映画や本の話題などなど・・・

ウォンテッド

2008-10-27 23:00:21 | 映画のこと


観に行ったのは2週間くらい前なんですけど、、遅ればせながらUPします☆
アンジェリーナ・ジョリー主演の新感覚アクション映画。ティムール・ベクマンベトフ監督。

面白かったです、コレ。
すっごい怖くて痛そーでしたけど(R-15)。

私が見に行きたいって誘った映画じゃないんですけどね。。(^_^;)

ホント、アンジェリーナ・ジョリーが、カッコよかったです☆
1000年以上続く、秘密の組織「フラタニティ」の一員で、凄腕・女スナイパーという役どころ。
ワイルドでセクシー、、本当にピッタリでした~。

A・ジョリーは主演というか、、大看板って感じで、ストーリーの主役はジェームズ・マカヴォイなんですよね。

上司にはイビられ、同棲中の恋人には親友と二股をかけられ、、鬱屈した毎日を送るウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)。
ある日、謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)が現れ、彼女が所属する暗殺組織に、暗殺者としてスカウトされます。組織の指導者(モーガン・フリーマン)は言います、「君のお父さんは、組織の優秀な一員だった。君が自覚していない特殊な身体能力をお父さんから受け継いでいるのだ。。」と。

ウンザリする毎日を振り払うかのように、「フラタニティ」に足を踏み入れてしまうウェスリー。
そこでの想像を絶するトレーニングとは、、?


このトレーニングの日々がエグイんですよね。フツー死ぬだろ、、っていうシーンの連続でした(怖)。

銃の使い方を指導=ザ・ガンスミス
ナイフでの格闘術を指導=ザ・ブッチャー

アンジェリーナ・ジョリーもSなオーラ出まくりで、ウェスリーを鍛え上げます。。とゆーか、半殺しにしてましたね(笑)。

他に、怪我をした仲間の身体回復を担当する=ザ・Xターミネーターというのもいて、バイオレンス映画ながらブラックユーモアというか、、工夫が効いているんですよね(笑)。
クラシカルなムードの、ロウを張ったような(?)回復風呂に入れるんですが、、
確かに気持ち良さそうではあるんですが、怪我の回復を早めてくれる「スグレモノ」なんだそうです。

あと、普通人の感覚を吹き飛ばして、組織に忠実な人間に改造するため、ひたすら殴り続ける係の人がいて、ザ・リペアマン(=根性をたたき直す)という役なんですが、もうメチャクチャでした。


バイオレンスに次ぐバイオレンス、、カーアクションも凄く迫力あったし、銃撃戦も超ハード&映像美に溢れていました。。

ジェームズ・マカヴォイも、すごく鍛え上げられてきて、目つきも表情も変わってきて映画のムードを盛り上げてくれます。。普通よりもツイてない感じの、鬱屈した若者からの大きな変化は見事でした。







こーゆーバイオレンス系の、タランティーノみたいな世界は、本来苦手なんですが、何故かこの映画って、見終わった後、ちょっとサッパリしてるんですよね(笑)。。


(↓↓↓ 以下ネタバレあり、です。なかなか伏線の張られ方が良かったので、鑑賞予定の方は読まないで頂きたいです。)







1000年以上続く、秘密の組織「フラタニティ」は、機織り職人達により結成されたものなんですが、彼らは糸の目から浮かび上がる暗号を解析し、そこに、放置すれば多くの人に害を及ぼす「悪人の名前」を読み取ってきたんですね。。その暗号を、彼等の信ずる「人智を超えた偉大なもの」の意思と捉え、多くの暗殺を行ってきたわけです。
クライマックスの場面では、その「フラタニティ」のメンバー達こそが「放置すれば多くの人に害を及ぼす悪人の名前」として浮かび上がってきてしまうんですね。。
暗殺で世の中を良くしようという集団こそ、抹殺されるべき。。
ストーリーの中で、そんなオチの付け方をしてるのかな、、という印象を持ちました。

この映画のラストに放たれる銃弾も、本来、相当に憎悪すべき対象だったのでしょうが、持っている缶コーヒーを貫通したり、ドーナツの穴を抜けたりと、バイオレンス映画と思えないユニークな演出が光りました。
タランティーノの映画だと、、最後にこういう気分になることは無いので。。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お久しぶりです~ (masktopia)
2008-10-31 15:08:58
TBとコメントをありがとうございました♪

前2作の評判がいまひとつだったので、個人的にハラハラしていたのですが、
堂々とハリウッド・デビューを飾るような作品でよかったなと思います。
ベクマンベトフ監督には独特のユーモア・センスがありますね。
それがこの作品にも随所に生かされていたと思います。

アンジェリーナもマカヴォイも個性が光っていて、予想以上に楽しませてくれました。
次回作にもぜひ期待したいです☆
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masktopiaさん (RIKA)
2008-11-04 00:19:31
コメント&TB、ありがとうございます!
ベクマンベトフ監督の前2作は、「ウォンテッド」を見てから知りました。
評判は、いまひとつだったのですね~。

>ベクマンベトフ監督には独特のユーモア・センスがありますね。

そうなんですよね!アクが強いんでしょうが、自分のブログでは、ちょっと褒めすぎちゃったかな、という気もしてます(笑)。

ロシアから、こういうタイプのアクション映画でクリーンヒットが出る、というのが本当に驚きだったので、つい日本の「どろろ」を引き合いに出してしまったのですが、あくまでアクションシーンが子供だましで良くなかった例、、というつもりでした。
「どろろ」は、DVDレンタルで見て、どうしても原作が気になってしまい、購入してしまったんですよね。
やっぱり手塚作品はいいですね。。
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