モナリザ珈琲館~ダイアリー

ほっとコーヒーブレイクする感じで、ついつい話が盛り上がる、そんなブログを目指してます。映画や本の話題などなど・・・

紅葉賀

2005-11-22 21:15:26 | ニッポンclassic
11月の後半になってから、本当にすっかり寒くなりました。。。
でも、そのおかげで京都では、お待ちかねの・・・紅葉の見頃を迎えています♪
寒いとは思いますが、情緒たっぷりの秋の京絵巻・・・ゆっくり楽しんでみたいと思います。
このブログを見て下さってる皆様にも、是非、お薦めです。

私は大阪に住んでいますが、京都も結構近いので、休みの日にぶらっと京都に行ったりします。

美術館や町屋のカフェ・創作料理の和食屋さん、抹茶屋さんetc、美しい京都の町並みを歩くのは大好きです。
高校生の時から好きだったので、自分でちょこちょこと京都のガイドブックをメモしたり、
地図を貼ったりして知識を集めていました。(と、いっても量的には少ないもんですがね。笑。)

何年か前ですが、紅葉の時期の日曜日、嵐山で凄い人出に遭遇してしまったので、
ちょっと懲りまして、平日休みにずらしたり・・・して、今度は宇治辺りを歩いてみたのですが、
紅葉も綺麗だし、穴場だなぁ、と思いましたね。ただ、三条・四条と違って、夜に食事出来る所が
ほとんど無いみたいなので、紅葉を満喫した後は、移動した方がいいでしょうね(笑)。

さて、秋の京都という事で、今日はこんな話題でいってみたいと思います。

源氏物語・五十四帖のひとつ「紅葉賀」。

千年も前のお話なのに、今も昔も変わらない、恋に落ちた女性の心の動き、キラキラした一瞬を捉えています。
あのキラキラ感が平安時代にも、平成時代にも、ほとんど変わらない・・・という事に、まず驚きますよね。
とっても素敵な事だと思います。

桐壺帝は、朱雀院の行幸を見られない身重の藤壺女御のために、清涼殿で試楽を催しました。

宮廷貴族達の、秋の行事として行われる「紅葉賀」。光源氏は当代きっての美しき貴公子で、
ナンバーツーと言おうか、、ライバルと言おうか(笑)、、競い合うように魅力的な、
もう一人の貴公子・頭の中将と共に、「青海波」の舞を披露するお役目を仰せつかりました。

帝の妻である藤壺の女御は、光源氏の初恋の女性であり、憧れの存在。
彼女もまた、心の中では光源氏に恋しているのですが、決してそれを表には出すことは出来ません。
(しかも、この妊娠している子供は、光源氏の子、という不倫・不義、極秘事項を抱えている訳です)

光源氏は、宮中の一番いい席のどこかで、きっと自分を見つめているであろう「藤壺の女御」を想って、
精一杯に舞い、美しい紅葉がはらはらと散って、彩りを添えます。
熱のこもった、若き貴公子二人の見事な舞は、宮廷中がため息をもらすほど、素晴らしい出来栄えとなりました。

頭の中将は、思ったことでしょう。
「この源氏の君のライバル足りえるのは、容貌・学問・身分からいっても自分ぐらい。
こういった公式の場での舞、といった派手な役回りは、自分の方が得意なはず。。。
なのに、今日の源氏の君の熱の入りようは何なんだ?
源氏の君にひっぱられて、今日は自分もいつも以上の力がでてしまったみたいだ。。。」
色恋ごとに敏感な頭の中将は、源氏の君が、恋する女性を想って舞を舞ったのだな、と察しがつきます。

恋する男のパワーっていうのは、凄いですね(笑)。なんか伝染する、、みたいな。

その一方で、「青海波」を見ていた宮廷人達。
「藤壺の女御」の周りの女官たちも、女のミーハー心・全開で、ため息をもらし、絶賛します。
失神寸前の女官もいるかも(笑)。こういうのって想像しやすい。
すっごいカッコイイ人と、その次にカッコイイ人が、息もぴったりに完璧なライブとか、映画のワンシーンを
見せてくれたっていう感じだろう。
ジャニーズを想像する人もいるかな?ヨン様・ビョン様を想像する人もいるかも(笑)。

藤壺の女御は、好きになってはいけない人、絶対に知られてはいけない秘密、と強い自制をかけて
「青海波」を見ていたのですが、心にやましい所があっても、その圧倒的な美しい舞の前に、
涙を流して感動する、という場面になっています。

不倫・不義、という重くて暗い側面がありながらも、
「紅葉賀」の場面は、とても華やかで美しく、恋愛のキラキラしたパワーを感じられるので、
私はとても好きです。秋の一日、こんなキラキラのパワーを見つけに行きたいものです♪

大泉洋にさそわれて②

2005-11-22 20:54:59 | 旅行etc
先月半ばに北海道に行ってきたのですが、またまた大泉洋に関する話、第2弾です♪
大泉洋プロデュース「本日のスープカレー」、北海道土産としては、BEST3にランクインするほどの
人気商品なんだそうです。
大阪・京都でも、ちらほらスープカレーの店が出来ているみたいですが、まだまだ少ない!
先月、札幌で食べたスープカレーは、本当に美味しかったので、この、洋ちゃんのスープを使って、
自分でも作ってみました。野菜ゴロゴロで、チキンとスープも相性バッチリ。とっても美味しかったですよ。
いつも食べているカレーとひと味もふた味も違うので、楽しいですし。
また、食べたくなったら通販ででも買おうかなぁ~、なんて思っています(たぶん、あるよね?)。
会社の友人の意見・・・「スープだけにしては、ちょっと高いんじゃない?」とのこと。
確かに安くはないですね、まぁ、たまに買ってもいいかな、って感じです。

このスープカレーが、どんどん東京・大阪で流行りだすのに合わせて、スープカレーの伝道師・大泉洋も、
人気を固めて行くんじゃないでしょうか。。。(笑)

今年は本当に、大泉洋が全国放送で色々見られるようになった記念すべき年、、なんじゃないか、と思います。
「笑っていいとも」「ナイナイサイズ」?、とんねるずの「食わず嫌い対決」、「VVV6」、「どっちの料理ショー」etc、
そしてドラマ「救命病棟24時」。年末には「さんまのまんま」や、大泉洋主演・深夜ドラマもあるとか。

色んなバラエティ番組を見て、思ったのは、
やっぱり彼は「水曜どうでしょう」に出てる時が、一番面白いかな・・・って事。
「水曜どうでしょう」班みたいに、彼の面白さや特徴をよく把握してる人が番組を進める、というのが
いいんだな。なかなか他の番組に出ても、あの持ち味って伝わらない気がするんだなぁ。
即効性で効く鋭い笑い、と違って、わりとじわじわ効いてくる笑い・・・だと思うんですよ、大泉君て。
小さい時、ずっとおじいさんと一緒に落語のテープを聞いていた、って言ってますからね。
ゆる~く、じわじわと効いてくる笑い、そこはかとなく感じる知性、そんな魅力・・・でしょうか(笑)。

ドラマ「救命病棟24時」では、看護師役。これは見事にハマっていました。
こういう親近感を持てる役をやらせると、天下一品だと思う。
真面目に演じても、コミカルに演じても、彼の魅力が存分に発揮される。
私はオープニングで、彼の看護師姿を見ていて、思わず泣いてしまった事もありました。
看護師、という職業を選んだ人が身近にいるからかもしれないけど、
あのオープニングを見ると、裏方なんだけど、すごく重要なスタッフ、という感じで描かれていて、
なんだか感動してしまったんですよね~(ドラマの内容は70点位でしたが)。

あと、一番最近の映画では「銀のエンゼル」、ローソンの配送の人の役。
こういうのも、まさにストライクゾーン!大泉洋の魅力を知り尽くした鈴井貴之だけがなせるワザ。
面白いんだけど、かっこいい。まだ誰も起きていない、早朝の道路を走る、コンビニの配送のお兄さん。
これも配送の仕事の人が見たら、感動しちゃうんじゃないかなぁ。。。
こういう裏方さんへの光の当て方、すごく素敵なんですよね、ホント。

さて。2005年に、たくさん彼の活躍が見られて「良かった」ついでに、もう一つ。
2005年のシンデレラボーイ・杉村太蔵議員は、大泉洋と同じく、札幌藻岩高校出身だそうです。

う~ん、面白すぎるぞ、君達!!!

これからも大泉君と杉村議員の大活躍を心から祈りつつ、、、ちょっと目が離せないですよね♪

大泉洋にさそわれて

2005-11-07 00:37:05 | 旅行etc
「大泉洋」にさそわれて、とうとう北海道まで行ってきてしまいました。
ご存知の方はご存知の、大人気ローカル番組「水曜どうでしょう」の祭。10/14~16。
高校の修学旅行以来の北海道。久しぶりに乗る飛行機。
修学旅行の時に強烈に印象に残った、車窓からの、延々と変わらない「のどかな」風景。
あの道をバスでなく、レンタカーでドライブ出来たら、、、どれだけ気持ちいいだろうなぁって思いました。
祭の参加は16日だけで、あとは道内を、車で色々回ってみました。
そんなにガイドブックで調べたりせず、期待過多にならずに行ったので、
それこそ、イベント会場内食堂の、期待ゼロだった「味噌ラーメン」や、札幌市内の750円のスープカレーは、
感動するほどの美味しさでした。
逆に5000円前後の予算で某有名店の「北海道スペシャル」コースも頂いたのですが、???でした。
知ってる人は知っている・・・美味しいものって値段じゃないですよねェ、ホント(笑)。
次に北海道に行く時は、もうちょっとガイドブックをチェックして、「味噌ラーメン」「スープカレー」を楽しみ、
5000円前後のコースには、違うレストラン(笑)を選ぼう、と思っています。

さてさて、「どうでしょう祭」の方は、どうでしょうファンが沢山集まっている感じでいい雰囲気。
藤村さんやonちゃんのお面などなど、他では出来ない格好を皆で楽しんでいる、という雰囲気でした。
アリーナの方では、近距離で大泉氏を発見!
でも、すごいスピードで移動していて、お付の人も10人くらいで囲んでいたので、
逆に「彼は、すっごいスターなんだぁ。」と距離感を認識(笑)。
思えば、まだ大阪の路上で大泉洋を見たとしても、周りは知ら~んぷり、って事はあっても、
ココ、北海道の、彼のために道外からも大挙ファンが集まるイベント会場内では、
カリスマそのもの、回転軸そのもの、なわけであって・・・。
まあ、でも・・・、さすが30越えてから、いよいよ全国的にブレイクしようか、というタレントさんなので、
奢ったような勘違いがなくてイイな。
常識がある感じ、低姿勢(笑!)なのが、あそこの事務所の魅力だし、強さですね。
大泉洋がイベント会場を回りたい、というのは、「僕もどうしても、この祭を楽しみたいし、
楽しんでる皆さんの様子も見たい」から、とのこと。
う~ん。スターだけどスターじゃない・・・大泉さんらしい素敵な発言です!
2005年には、全国公演と全国放送で「ブレイク寸前」の勢いと華を振りまいてくれた彼。
もっともっと・・・、という気持ちになる反面、「大泉洋って誰?」って言われる面白さも捨て難いんだよな~。

札幌の時計台で、上手い構図で写真を撮ろうとしていたら、客待ちのタクシーの運転手さんが出てきて
アドバイスしてくれた(やけに中条きよしに似た人だった)。
お礼を言って、すこしお話すると、「あれっ。関西のひとだねぇ。もしかして大泉洋で来たの?」
「そうですー!昨日、近くで見ましたよ!」
「そう、良かったねー。でも、道外の人が言うほどの人気は無いと思うんだけどねぇ。道外の方が盛り上がってる
感じなんだよね~。関西の方がローカルタレント多いでしょ?やっぱ、関西の人から見ても、彼って面白い?」
「そうですねぇ、関西のタレントとまた違う魅力ですねー。新鮮な感じですよぉ。(笑)」
「そうだよねぇ、関西の面白さとちょっと違うんだよねぇ。(笑)」
と、和やかに話が弾む。そのあと、お薦めのドライブコース・観光スポットなどを教えてくれ、
時計台を後にしたのだが、タクシーのお客さんでもないのに悪いなぁ、なんて思いつつ、
やっぱり、こんなに遠くに来たからには、地元の人と、少しでも会話するのが楽しいな♪と実感しました。