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モナリザ珈琲館~ダイアリー

ほっとコーヒーブレイクする感じで、ついつい話が盛り上がる、そんなブログを目指してます。映画や本の話題などなど・・・

マイケル・ジャクソンというスターの、、星屑をひろう

2009-09-25 18:48:16 | 音楽のこと


マイケル・ジャクソンが7月のロンドン公演を控え、何百時間にも及ぶリハーサルを行っていたのを一本の映画にまとめあげたドキュメンタリー、「This Is It」。
『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』の監督兼振付師で、ロンドン公演のクリエーティブ・パートナーでもあったケニー・オルテガが、編集・監督を行う、とのこと。

10月28日から2週間限定で、全世界同時公開というのも「ちゃんと劇場で見られるだろうか。。」とファン心理をヒヤヒヤさせます。。
公開されたポスターや予告編も、本当に素晴らしいもので、期待は高まる一方です。。


本当に話題の尽きないマイケル・ジャクソン。
TVでもネットでも、ついついマイケルの話題に引き込まれてしまいます。。

そんなスターの振りまく星屑のような、、マイケルの話題を集めてみました♪

☆☆☆

今、一番気になる人は、マイコーりょうさんと西寺郷太さんです。
(マイコーりょうさんの事は、前回もたくさん書きましたが。。)
お二人とも筋金入りのMJファンで、その研究内容や知識の豊富さ、パフォーマンスのクオリティの高さには、驚かされ感動させられっぱなしです。
マイコーりょうさんは、テレビ東京とNHKのコラボ企画ということでNHKでもパフォーマンスを披露し、「イツザイ」チームとして高得点を叩き出していました。
「イツザイ」という番組は関西では見られないのですが、マイコーさんのブログやコメント欄で、その雰囲気を感じています。。タイミングが良ければyoutubeで見られたり。。

西寺郷太さんは、NHKのBS熱中夜話や、テレビ東京「都市伝説」でもマイケルの様々なエピソードを紹介。
最近は、売り切れ店続出の「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」という著作を発表し、マイケルファンやアマゾンの高評価を獲得しています♪

☆☆☆

「未来創造堂」AIさん 一人「We Are The World」
未来創造堂は、木梨憲武の番組。彼のマイケルPV物まねも、本当によく出来ていて面白いんですがね、、まあ、その話には触れずに。。MJ大ファンのAIさんが、もうちょっとでマイケルに会えそうだった時の話とか。。

凄かったのが、AIさんが一人で歌う「We Are The World」。本当に本当に上手だった!
歌手が変わるたびに、衣装やかつらを替えさせようとしていたみたいだが、もっと歌だけに集中させてあげた方が良かったようだった。中途半端な着替え方で、見栄えも良くなくなるし。。

ライオネル・リッチー → スティーヴィー・ワンダー → ポール・サイモン、、っていうあの順番通り、上手に真似して歌ってましたよ。こんな風に歌える人って、初めて見た!

ビリー・ジョエルもダイアナ・ロスも!
ダミ声で一気に入ってくるブルース・スプリングスティーンも、シンディ・ローパーのシャウトも!
もちろん、マイケル・ジャクソンのパートも!!

本当にどれも上手かったし、懐かしくなったし、女性がスプリングスティーンの真似って凄い!と思ったし。
マイケルの他の歌も口ずさんでいたけど、とにかく上手かったな~。もっとAIさんの歌が聞きたいと思った♪

☆☆☆

某掲示板まとめサイト、動画サイトなど。。

エルビス・プレスリーやマリリン・モンローと同じく、一部ではマイケル生存説、、なんていうのも囁かれているようです。。
救急車からスックと出て来て、自分でスタスタ歩くマイケルそっくりの人影の動画とか、、追悼式に出ていたマイケルが変装したかのような老人の姿とか、、みんなの願望なんでしょうかね(笑)。。
こういう噂話もたまに読んでは、読む度に「もしかしたら、、」とか思ってしまう自分がいます(笑)。

掲示板などを見ると、
「さっきマイケルが『ビックカメラ』にいたよ」
「マイケルは日本に潜伏してるよ」、、なんていう書き込みも。

面白いのが、「Smooth Criminal」の冒頭のマイケルの声をパロディにして、
「マイケルなら、今、自分の隣でパン食べてお茶飲んで宿直してるよ」ってやつ。

「Smooth Criminal」の冒頭が、「パン!茶!宿直!」って聞こえる、、という声が多いみたい(笑)。
「パン!」というよりは、「アオッ!」って言ってるような気がするんですけどね~。でも、「茶!宿直!」はガチなんで、やっぱりこの三つの並びは捨てがたいですね~♪

☆☆☆

つい最近の「ものまね番組」、、小島よしお。
番宣で何度か見掛けたので、楽しみにしていた小島よしおのマイケル物まね。いや~、酷かった!
彼は、あんまりマイケルの映像見てないだろうし、似せようという気持ちを全く持ってなかったのかな?
マイケル風のヘアメイクしたら、外見はかなり似てる、、と思ってたんですけどね。
マイケルというよりも、途中で衣装を一瞬で早替わりさせ、いつもの水着1枚の格好になってからの自分の芸は、一生懸命やってたな~。
あんなイキイキした動きが出来るなら、BADのダンスもキレ良く出来るはずなのに・・

早替わり出来るように衣装を着て仕込んでおいたから、あんなオドオドした、不自然な動きしか出来なかったのかな・・?
何にせよ、ちょっと疑問の残った「芸」だったのでした(笑)。

☆☆☆

マイコーりょうさんのブログへの書き込みだったかな、、こんなような一文があってハッとさせられた。

「マイケル・ジャクソンという人は、生きてる時は死んでるみたいで、亡くなってからは生きてるみたいです」

こういう一文を読むと、ずっとマイケルを忘れてた自分にも後悔の気持ちが浮かんできます。。
まあ、前向きに捉えれば、三国志ふうに「死せる孔明、生ける仲達を走らす」といった所でしょうかね。。

☆☆☆

タイトル忘れたけど、たけしの番組。

基本的に、一ファンとしてマイケルを語るものが多かったけど、TVで見ていて、一人、ダン違いに「近い」感じのエピソードというか、思い出を披露していたのが東山紀之さん!

「来日のたびに会っていた」
「貸切にしたディズニーランドで、マイケルと遊んだ」
「ニューヨークでのコンサートにも行った。終了後、マイケルの部屋へ行った。(キャ~♪)彼はまだダンスの練習をしていた」
「ビリージーンの帽子をもらった」

などなど。凄すぎ!デス。

☆☆☆

他にも幾つかあるんですが、、あまりに長くなったので、、とりあえず今日はこの辺で。

マイコーりょうさん、USJに!

2009-09-24 20:02:34 | 演劇、コンサートetc
マイケル・ジャクソン物まね(インパーソネーターというらしい)のマイコーりょうさんが大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに来られます!!!
もう、チケットは購入しましたよ♪♪

10月の金曜日限定「ハロウィーン・スペシャル・ナイト」という企画らしい。(2/9/16/23/30日の5夜、ということ)
普通のスタジオ・パス(入場券)と違う扱いになっていて、別料金をプラスするか、午後6時からの「スペシャル・ナイト」パスを買うか、、というシステムです。



*********

普段はのどかで美しい景観が広がるジュラシック・パーク、アミティ・ビレッジ、そしてセントラルパークが「ハロウィーン・スペシャル・ナイト」開催時間になると、おどろおどろしい雰囲気の「スケアリーゾーン」に一変します。
ゾーン全体の照明やBGMががらりと変わり、ジュラシック・パークとアミティ・ビレッジでは日中は華々しい演技を見せるエンターテイナーたちが不気味なモンスターやゾンビになって徘徊し、昼とは全く趣が異なるハロウィーンの夜を演出します。また、一部アトラクションを「ハロウィーン・スペシャル・ナイト」限定のスペシャルバージョンで展開するほか、この時だけの恐くて楽しいプログラムの数々をお楽しみいただけます。
(HPより)

*********

USJは何回か行ってますけど、かなり久しぶりに行くことになりそうです。。
もちろん「マイコーりょうさん」めあてに行くんですけど、この5夜限定のその他のイベントもかなり面白そう!
前から、USJのショーとか見てて、出演してるダンサー達は本当に上手いな~、演出もスゴクいいな~って思ってたんですよね。。
もともとやってる、ビートルジュースの「モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」なんて、いかにもマイケルの「スリラー」のPVとナイス・マッチング♪、、ですし!!

マイコーさんのブログによると、、

「ショーの演出や内容は伏せますが期待してくださいp(^^)q 皆さんが見たいと思っているものにします。
USJの演出サイドにMJファンがたくさんいて演出のアイデアがゴージャス&エクセレント!」

とのこと。この2行でチケット即買いでした(笑)。。
どんだけ期待させてくれるんだ~、、みたいな。

しかも、、
「10月のフライデーナイト大阪に神が光臨しますo(^-^)o」
という一言も!!

USJのハンパ無い演出、、マイコーさんはもしかしたら、近年のMJ自身より恵まれたステージを用意してもらってるのかもしれません。。
スリラーのダンスは、肩の動きとかが好きなので、マイコーさん髪をまとめて踊ってくれるといいなぁ。。

もちろんスリラー当時も、ロンドン公演のリハ映像でも、とことんまで体が細いMJとマイコーさんは別々のエンターティナーなんですけどね。。
マイコーさんを初めて見たのは今年の5月くらい、、「なんでこの人いまだにマイケル・ジャクソンの真似なんかやってんの?」「しかも異常に上手い。。」って、本当に驚いたのだった。
純粋な人だなぁ、、とゆーか、やっぱりマイケルのダンスって特別なもの、20年以上経っても、あのダンスを極めようとする人がいるんだなぁ、、なんて思っていたのだった。

それが、、今となっては雑誌やTVでも注目され、旅行会社やテーマパークからのオファーも続々、、という状況みたい♪
前にも書いたけど、、この調子で今年の「紅白」にも出て欲しいくらいですヨ。



マイコーさんがスペシャルゲストとなる、フィナーレのショーは22:00~の25分間。
「ハロウィーン・スペシャル・ナイト」自体は、18:00~の入場なので、19:00~よしもとタレントのライブ見て、
20:00~桜金造の怪談・都市伝説を聞きに行って、、
あとは、「ハロウィーン・スペシャル・ナイト」限定仕様になっているという、、アトラクション「ジョーズ」、「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」、「バックドラフト」なんかも出来るだけ回って、、という感じかな。

その他、、

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◆ ビートルジュースのハロウィーンパトロール
パークを代表する人気キャラクターである墓場のDJ「ビートルジュース」がスペシャルゾーンにオープンカーで登場し、拡声器でゲストに話しかけながら巡回します。
【開催場所】ジュラシック・パーク、アミティ・ビレッジ、サンフランシスコ・エリア

◆ アンハッピー↓ステーション
ハロウィーンの魔法にかかった「ハッピー・ステーション」のメンバーが、アンハッピーなメッセンジャーとして、一様に不気味な表情を浮かべ、ゲストの恐怖とアンハッピーを聞いて回ります。
【開催場所】ハロウィーン・スペシャル・ナイト実施エリア内



↑ティム・バートン監督「ビートルジュース」

*********

などなど、色んなアホな企画、、じゃなかった「コワたのしさ」を期待できそーです。(しっかし、よくこれだけ色々企画できるものですね~♪)

フードも、暗黒の世界から来たラーメンと真っ赤な血に見たてた血の池チャーハンがセットになった「バンパイアのご馳走」+ドリンク(1,390円)とか、亡霊となってよみがえった美しいメイドたちが登場するサンフランシスコ・キャンディーズでは、ストロベリーチョコをコーティングしたココア生地のワッフルにしたたる血を連想させるラズベリーを振りかけたハロウィーン限定ワッフル(280円)を販売します、、とのこと。



一貫してますね(笑)。。

19:00までは、普通にかぼちゃのクリームパスタ、かぼちゃのシュークリーム、シフォンケーキなどもあるみたい、、デス。

水都大阪・淀屋橋から天満橋へ

2009-09-19 20:38:36 | walk in the park


電車にしたら2駅分(地下ですが)、淀屋橋から天満橋(あえて最近は「八軒家浜」と呼ばせたいらしい☆)を、こんな風に歩けるとは思ってなかったなぁ、水辺を歩くっていいよね、と私の周りでも本当に評判がいいです。
途中にテラスがあって休憩したり、京都の川床風になったお店で食事出来たり、というのもいいですね(イタリアン、居酒屋さん、そば屋さんなど)。



中之島のシンボル、中央公会堂。
大正生まれ(平成14年リニューアル)、ネオ・ルネサンス様式の公会堂。辰野金吾氏の設計です。1枚目は5時半ごろ、2枚目はその30分後くらいの写真です。大分暗くなりますね。。


↓はバラ園の写真です。竹製のアーチには、光を反射するミラーチップが飾られています。
あんまり上手く撮れてませんが、夜に歩くとホントにキラキラして見えます。電気代かからずで賢いですね(笑)。






↓一緒に行った人と何処が光るのか探す、「みんな何やってんの?」(長谷川仁)というアート作品は、最高に面白かったです!





ボタンを押すと、必ずどこかがボタンと同じ形で光るのです。1つだけすぐ傍の人形が光りますが、他の作品は川向こう。

川向こうのビルの一室とか屋上が光る、と気づくまでに結構時間がかかるのです。笑!(これから出掛ける予定の人、ゴメンナサイ。ちょっとネタバレ)かなり、盛り上がります☆
向かいのビルの方も協力的ですね~。





↓夜はこんな雰囲気です☆





アヒルの写真は、まだ撮ってないんです~(笑)。
やっぱり大阪の人はアート作品が中之島を飾る!などと言ってみたところで、、「やっぱり笑いをとらなあかん」ってことを最優先にするみたいですね。よく分かりました(笑)。
なんでここまで歩いてきて、あのアヒルやねん!みたいな・・(笑)

水都大阪・堂島川、土佐堀川

2009-09-18 19:37:21 | walk in the park
お天気のいい日の水都大阪の写真です。
「水辺を楽しむ・水辺で楽しむ100の遊び」ということで、川のある風景ならではのアートなど見ることが出来ます。(10/12まで)


根岸和弘さん「風を見る~Wind-mill 3000」





風が吹くと一斉に回りだす、たくさんの風車がとても綺麗です。色とりどりで鮮やか!
サラサラ回る小さな音も一斉に聞こえて、面白いです。
1枚目の写真は、ちょうど中之島の先端です。ここまでは大川と呼ばれ、左側が堂島川、右側が土佐堀川と呼ばれるようになります。

ポスターのイラストだとこんな感じ。





井上信太さん「サファリパークプロジェクトin中之島」



遠くから見ると、どんな大きい動物オブジェなのかと思いましたが、近寄ってみると・・・
なかなかリアルな感じで、街の水辺の風景にも上手く溶け込んでますよね~。


中之島公園。個性的な形の劇場や、リサイクルでおもちゃを交換したり、不用品を持ち寄ってアーティストの人と一緒にものづくりを体験したり出来るというスペースがあります。劇場では、日によって有料のライブや無料のパフォーマンス、ダンス、演奏などもあるとか。
平日の午前中に撮った写真なのでガランとしてますが、会社帰りなどに立ち寄ると、本当にたくさんの人が水辺を歩いていますね。夜店も結構あるし。土日や連休は、家族連れがいっぱいだろうな。。


同時開催・やなぎみわ展

2009-09-17 19:07:59 | 美術館
国立国際美術館で、ルーブル美術館展と同時開催、B2Fで展示されていたのが、やなぎみわさんの作品です。
チラシやポスターがコレ↓だったので、うわ~見るのやだなぁ。。醜悪な写真にもほどがある、、と思っていたのですが(展覧会テーマは「婆々娘々(ポーポーニャンニャン)」)、ルーブル展の料金でB2Fも見られるので、とりあえず行ってみたのです。。



いや、とっても面白かったし、カッコよかったし、すごいアーティストだなぁって思いましたよ!!
ポスターで損してるなぁ。。呪われそうな感じがしません?このポスター(笑)。

美術館のHPによると、、
「やなぎみわは、京都市立芸術大学大学院修了後、1993年の初個展で一躍注目を集めました。以後2004年の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川)、2005年の原美術館(東京)やニューヨーク、ヒューストンでの美術館における個展開催、世界各地での様々な国際展への参加などを通して高い評価を獲得し続けています。また2009年に開催されるヴェネチア・ビエンナーレでは日本館の代表として出品することが決定しています。

  

やなぎの作品には、CGや特殊メイクを用いた写真作品『エレベーター・ガール』、『マイ・グランドマザーズ』や『フェアリー・テール』シリーズなどがあり、写真作品に関連した映像インスタレーションも知られています。作品に映し出された現代社会に生きる様々な女性像からは、ジェンダー、老い、生と死、自己と他者との関係性といった我々の生活に潜む諸問題が提起されています。」

*****************

展覧会前半は、モデルとなる女性が自らの理想とする50年後の姿に扮する「マイ・グランドマザーズ」シリーズがズラリと並びます。

最初、説明を読まずに作品を見ていたので、被写体の女性達が若いのか年とってるのか、よく分かりませんでした。

写真の横に、恐らくやなぎさん作と思われる詩が書いてあるんですけど、この詩がまたモノローグっぽくて、老いた女性達一人一人の素敵なストーリーを上手く伝えていて素晴らしいのです。
「こんなお婆さん、いるんかな~」と初めは思っていたのですが、手元のチラシを見直して、凄い特殊メイクだなぁ、と感心したり。どのお婆さんも、美しくて野心があって強くて、自由で、メチャクチャで、ちょっと意地悪だったりして、、とにかくチャーミング。本当に面白かったです~。



全部で26枚、、160cm×160cmとか、1枚ごとに結構大きな、存在感のある作品です。
そして、配色の絶妙なバランスとか、異国風な雰囲気作りとか、時には機上の人だったりとか、、1枚1枚が本当にドラマティックなんですよね~♪
とても綺麗でした。。静かで落ち着いた印象のお婆さんもいますしね、奇岩がむき出しの「日本海」みたいな所で目立ってるお婆さんもいましたし、元コールガールみたいなお婆さんとか(笑)。

やなぎさんのHPに行くと、全作品の写真と詩を公開しておられるようですが、やっぱり実際の作品を目の前にして鑑賞されることをお薦めしますね!(もちろん、HP上の鑑賞もお薦めです!)



見ていると、「年をとるってどういうコトなんだろうな~」って知らず知らずのうちに考えてしまいますね。。
年をとるって、ある意味悲しいことで残念なこと、、っていう意見も分かるし、そうじゃなくって、より人生が充実して素敵なこと、、っていう意見も分かるんですよね~。
「こんなふうになりたい」「あんなふうになりたい」って考えておくことは、大事なんだな~、と思いましたね。

一体やなぎさんは、何歳ぐらいの人なんだろうと思いましたが、1991年京都市立芸術大学大学院修了、とあるので、国立美術館で展覧会をされるアーティストさんとしては、若手の方なんじゃないかな~なんて思いましたね。
前に、京都の国立近代美術館で「草間彌生」展を見たのですが、もしかして草間さんくらいの年齢の方なのかな~とも思ったのです。。
まあ、草間さんも年齢不祥なお方ですけどね。。作品若いし、ご本人も強烈なインパクトだし!
そして、草間さんも高い文章力を兼ね備えていらっしゃるんですよね~。(勢いで画集と小説を買いましたのでね。。実感しました。)
(草間さんは「au」のブランド「iida」とのコラボレーションでもご活躍ですね。)

草間さん関連本↓

  

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で、「やなぎみわ」展後半は、『フェアリー・テール』シリーズをはさんで、あのキョーレツすぎるポスターにもなってる『ウィンドスウェプト・ウィメン・シリーズ』でした。。

本年6月から、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館で出品された新作。

このシリーズは全部で5枚。全て、4メートル×3メートルの巨大な作品でした。暗い展示エリアで、それぞれが存在感たっぷりに置かれ、独立しているようにも、、集まってきているようにも感じられました。小さめのライトに照らし出された5人の女たちの迫力のあったこと。。
狂気というよりは、大地に根ざしたようなパワーや凄みの方を感じましたね。
最初に抱いた「醜悪、、」というような印象は吹き飛んでしまいました。。



本当に見に行って良かったです。
やなぎみわさんの今後のご活躍にも注目したいです!!

追記:関連書籍のところで見た「エレベーター・ガール」のシリーズも素晴らしかったです。一般に、人がエレベーター・ガールやデパート・ガールに抱くイメージを、どんどん進化させ、膨らませ、最高に美しくてユニークな世界を創りあげています。夢中になって、ページをめくってしまいました。
すごいアーティストだな~って思いました。。

ソフィア・コッポラや蜷川実花さんのように人脈があったら、、この人は映画監督としても名をあげてるかもしれないな、、なーんて思ってしまいましたね。

水都大阪

2009-09-09 23:44:33 | walk in the park
国立国際美術館を出ると、中之島を中心に「水都大阪」のイベントやアート作品の展示をしているようなので、行ってみました。歩いてひとまず淀屋橋まで。



↑国立国際美術館。作品展示は、B2F~B3Fで行われます。B1Fはロビーやレストラン、ミュージアムショップ。地上は、こんな巨大なオブジェが突き出ているのみです。。


淀屋橋では、大阪市役所と日銀大阪支店の建物が一番目立ちますが、どちらもアートスペースになったり、カフェになったりしています☆



御堂筋をはさんで、日銀。
1903年(明治36年)に竣工した洋風建築は、名建築家・辰野金吾氏が設計した建物です。アーチ型の屋根が特徴で、ベルギー国立銀行を模して建てられたそうです。



市役所の中には、ヤノベケンジさんの巨大アートが。体長7.2メートルの『ジャイアント・トラやん』。ブリキのおもちゃみたいな質感がいい感じです~。中之島のあちこちのスペースに、色んなトラやんがいるもよう!
キューピーみたいでもあり、、加藤茶さんみたいでもあり(ちょびヒゲだからネ)♪





駅の待合室?(乗務員室?)の上にも多数発見♪
・・こっこれはカワイイ!(冷や汗)

でも、気づきにくいんじゃ・・(苦笑)


同時開催の「やなぎみわ展」については、次回書きたいと思います☆

ルーブル美術館展・大阪、、いくつかの作品の歴史から

2009-09-08 23:20:14 | 美術館
今回の展示にあった、ベラスケスの描いた《マリー=テレーズ》はスペイン王室からフランスのルイ14世に嫁いだお姫様で、ベラスケスはバロック期の画家として認識されています。。
ベラスケスがたくさん肖像画を描いたことで有名な王女マルガリータは、マリー=テレーズ(スペイン名はマリア・テレサ)の異母妹なんだそうです。

結婚相手のルイ14世は、ブルボン朝最盛期の王で「太陽王」とも呼ばれていますが、夫婦仲はあまり良くなかったそう。彼女はスペイン訛りのフランス語で、あまり上手に話せなかったのだとか。

ルイ14世~16世の時代って、世界史でもすごく興味を持って勉強する所だし、ルイ14世はたくさんの映画にも取り上げられてますよね~。



☆「王は踊る」(2000年)ジェラール・コルビオ監督、ブノワ・マジメル、ボリス・テラル



☆「宮廷料理人ヴァテール」(2000年)ローランド・ジョフィ監督、ジェラール・ドパルデュー、ユマ・サーマン
などなど。。

どちらも凄くゴージャスだし、内容的にも素晴らしい映画だと思います。


ルイ14世の息子と孫は14世よりも早く亡くなったので、曾孫にあたる人がルイ15世になったわけなんですが、そのルイ15世の在位期間に、美貌の公妾として、政治にも財政にも権勢を振るったのが、ポンパドゥール夫人なのだそうです。。



そして、ポンパドゥール夫人のあまりにも有名な華麗なる肖像画を描いたのが、ロココ絵画を代表するフランソワ・ブーシェ。《アモールの標的》の作者です。


ルイ15世の孫にあたるのが「フランス革命」時代に王位が回ってきた、ルイ16世。王妃がオーストリア大公マリア・テレジアの娘、マリー・アントワネットですね。。
断頭台に送られた王と王妃も可哀相ですが、夫妻の息子ルイ・シャルル(名目上、ルイ17世」)の運命も、本当に残酷すぎるものでした。

今回の展示では、アンリ4世から始まって、幼いルイ13世、14世、15世を描いた工芸品、メダル、肖像、胸像が並んでいました。。ルイ16世のものはなく、磁器に絵付けされたルイ・シャルル(ルイ17世)の肖像がありましたね。。華やかな王朝の末路も、ふと思い至ってしまうと、本当に恐ろしいというか、、悲劇すぎるものがありますね。。
残した文化・芸術作品が、今も生き続けて優美さを振りまいている分、余計に悲劇的なんですよね。。

ルーブル美術館展・美の宮殿の子どもたち

2009-09-07 23:03:55 | 美術館


大阪・中之島「国立国際美術館」にて。
同時期に京都でも「ルーブル美術館展・17世紀ヨーロッパ絵画」というのをやってるんですよね。
京都では、フェルメール《レースを編む女》、レンブラント《縁なし帽をかぶり、金の鎖を付けた自画像》、ラ・トゥール《大工ヨセフ》などが見られるみたい。

どちらも「ルーブル」の至宝を紹介しながらも、それぞれテーマが違っていて面白いですよね。
京都は27日までなので、なんとかこちらも是非行ってみたいと思ってます。。

それで、大阪の方は、、テーマが「美の宮殿の子どもたち」でした。

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古代エジプト美術、古代オリエント美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、彫刻、美術工芸品、絵画、素描・版画。7つの部門から選りすぐられた約200点には、彫刻や絵画、デッサンだけでなく、古代エジプトの貴重なミイラ、さらに衣服などの日用品、おもちゃ、あるいはキリスト教をテーマにした作品など様々な名品が含まれています。その時代は古代から19世紀前半まで、地域的にもヨーロッパからエジプト、オリエントにまでおよびます。
時空を超えた世界中の子どもと出会えるのが特徴です。

おとぎの国をさまようかのように、会場にも工夫を凝らします。ティツィアーノなどの名画と、とてもシンプルで日常的な作品を並べるなど、その意外性からもルーヴル美術館の豊かさを実感できる展覧会です。
(主催者HPより)

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そうですね~。ホント、展示スタイルは独特だったかも。

《少女のミイラと棺》新王国、ラメセス朝時代(前1295-前1186年頃)とかもあったし。。

かと思えば、、3世紀頃の漆喰《少年のミイラマスク》とか、かなり形式の違うものがあったり。

同じエリアに、やはり幼い死を悲しむテーマの、大理石の彫刻《悲しみにくれる精霊》ジャン=バティスト・ドフェルネなど、18世紀の作品があったり。。
(↑チラシにもチケットにも紹介されている、嘆くポーズの天使です。)

こんなふうに時代・地域・分野を越えた膨大なコレクションというのが、「ルーブル展」ならではの凄さかもしれませんね。。
(時空超えすぎ、、という気もしますが。。(^_^;)、まあ、大胆な構成がいいのかもしれません。)

こういった芸術作品に残る「子ども」ってだいたい王族や貴族の子ども達なんだろうけど、やっぱり医学の発展が無かった時代だから、幼くして亡くなる子どもも今よりずっとずっと多くて、紀元前12世紀でも、18世紀ヨーロッパでも大変な悲しみをもたらしたんだろうな、と想像出来ます。
この、丸ぽちゃのエンジェルに似合わない嘆きの姿勢は心に残りますね。。

あと、「宗教」「神話」をテーマにした彫刻のエリアでも、
《子どものサテュロス》ローマ帝政期、(2世紀前半)(チラシに紹介されている、笛を吹く少年の彫刻。)という作品と、《アモール》ドニ・フォワヤティエという19世紀の作品が並んでいたり、、と時代ギャップが激しくて面白かったですね。。

《アモール》ドニ・フォワヤティエも、とても美しい作品でした!
ペンテリコン大理石だそうですが、けがれの無い「白」はどこまでも清らかで、アモールのポーズもとても魅力的。
胸の辺りで、ふわっと右手の人差し指を立てています。美術館の照明も上手く、この彫刻に当てられたライトが壁に綺麗なシルエットを映し出している所も素敵でしたね。。
この彫刻が一番感動したかな。。

また、スペインの宮廷画家として知られるベラスケスの、《フランス王妃マリー=テレーズの幼き日の肖像》や、ルネサンス時代を代表するティツィアーノ・ヴェチェッリオ《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》なども印象に残りました(↑チラシでも、一番目立つ扱い)。

ティツィアーノの宗教画って有名ですが、やっぱり迫力がありますね。。落ち着いたトーンの色彩感覚も素晴らしいし、登場人物の個性も際立ち、「物語性」を感じさせるパワーがあります。

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全体的に王族や貴族の子ども達、幼いキリスト、神話の中の子どもを描いた作品が多かったですが、「天使」をモチーフにしたものもたくさんありました。

古代ギリシャの愛の神「エロス」は、古代ローマの「アモール」であり、装飾美術などに登場していたのだそうです。ルネサンス期以降になると、幼い男の子を意味するイタリア語の「プットー」で総称され、絵画や彫刻に表されるだけでなく、建築や墓碑などの装飾モチーフに盛んに用いられるようになったのだとか。絵画、素描、建築図案、彫刻、レリーフなどで可愛らしいポーズを(時に攻撃的だったり、、)見せる「天使」達が、色々と紹介されていましたね。。



ラスト近くに飾られた大きな作品、フランソワ・ブーシェ《アモールの標的》(1758年)、ジャン=バティスト=マリー・ピエール《忠誠の勝利》(1758年)とかも、華やかな色彩で「天使」達がとても生き生きと描かれており、素晴らしかったです。

同じエリアにはまたまた、古代エジプト美術《葡萄を収穫するアモールのタピスリー》(4~5世紀)なども置かれていましたが、4~5世紀のものと聞けば驚くほど、構図もユーモアがあって綺麗な織物だったと思いますね。。
葡萄の粒を運ぶ「天使」達が本当に可愛かったです。何人かは鳥を捕まえていたり、色々な動作もあったりして。

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ともあれ、いい展覧会だったんじゃないかな~、と思いますね。チラシやHP、作品番号リストを見直しながら感想を書いていると、だんだん「スゴイ美術作品に出会えたんだな~」みたいに満足度が高まっていくのも不思議です(笑)。
wikiも読んだりしながら書いてたんですが、色んな有名な芸術家や歴史上の人物とも関連があることが分かったりしますしね。次回は、ちょっとそんな歴史上の連続性みたいな話を書きたいと思います。。