それは秘密でした

2009-07-31 | 日記
母方の叔母ちゃんや従姉が昔の私の話を聞かせてくれる。
父方の伯母に以前聞かせてもらった話とピタッと一致するところもあって
面白い。

2歳半から4歳ころまでの私は…

金魚鉢に手を突っ込み中の金魚を握りつぶし、
アンパンは中の餡だけを食べ、外のパンは捨て、
おかずのホーレンソウを「これは草だ!」と怒り、
ピンク色のデンブしか食べず、
「秘密をバラすんじゃないよ」と固く言い聞かされ緊張していた4歳の従姉に
「あたしのオカアチャンは違う人なんだよ」と言い放ったらしい。

3歳の私は事実を知ってたんだ

かねがね私には幼い頃の記憶や思い出が無いとは思っていた。

浴衣を着て窓からいつも私を見ていた女の人は誰?
小さい頃お棺の中にお花を入れたことあるよね?
そのお棺の横で紙飛行機飛ばして遊んだような気がする。

子供の頃そんな質問をしたこともあった。
「夢でもみたんじゃない?」
「さあ、誰のことかしら」

記憶は反芻しなければ思い出にはならない。


事実を告げずに育てていこうと母が決意したように、
幼い私も同じように小さな決意をしたのかもしれない。




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