これ、本のタイトル。
私の仕事は講座の進行なので
仕事しながら「受講」も出来る
この本はとある講座で
「今年一番衝撃を受けた」と講師が呟いた本。
この講師が講義中に紹介する本は面白い。
レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」
バジリコ出版社の「へんないきもの」
自分で選んでいたら出会わなかった本だ。
今年がこれ。
括ってしまえば現在の「食文化・食生活」に関する本。
1960年以降に生まれた人たち(主婦)の食生活の調査から浮かび上がった実態。
その主婦たちを育てた母親たちの「顔」を「見に」行った本だ。
「食」を通じて日本の戦後史(現代史?)を読んだような気さえした。
実はこれ食の専門家によって書かれたのではない。
広告代理店のマーケティング調査の詳細なデータから生まれた本だ。
だからこそショックが大きく深い。
朝起きない母親や、お菓子の朝ご飯、たこ焼きの夕食で済ませる母親を批判する本でもない。
アンケートで明らかになる実態と、
分析の本なのだ。
世の中の流れに足をすくわれてやしないか!?
読みながら自分の足元を見ずにはいられなかった。
今はこの本が出る元になった
「変わる家族変わる食卓」を読んでいる。
個人的には、娘やチクロ育ちサンに是非読んでほしい本だ
この講師、今日の帰り際「『家のない少女たち』読んだ?」と言って帰って行った…
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