「当たり前だ、そもそも人生は寂しいものです」と婦人公論で佐藤愛子は言っていた。

2009-10-09 | 介護日記

先日泊りがけで静岡に帰ってきた。
帰りには大崩海岸のいつものカフェに寄る。
珍しく海に面した大きな窓が開け放たれていた。
台風前の荒い波の音が足元から響いている。
重くなっていた心が柔らかくなってくる。
疲れきった顔をしていた夫も笑っている。
不思議だね、海は。


父の目が緑内障だった事がわかった。
もう右目は完全に視力を失っているそうだ。
左目も深刻な状態だ。
それでも独りで暮らすという父を説得することは出来ない。

生きてくって切ないね。
でも元々生きてくって切ないモンなんだよね。
庭先でボロボロの翅の蝶々や
灰色になったバッタ見てるとつくづく思うもの。
人だって同じだな。













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