大誤算

2010-05-12 | 介護日記

無事退院してきたが、慣れないベッドで腰が大層痛むらしく辛そうにしている。
筋肉が縮こまって、固まってしまったように見える。
これはヤバイ少し体をほぐしてやろう!
でもいきなり体を動かすのは危険だ少々暖めてからやろうと考えた。
1週間は入浴、洗顔は禁じられているが腰湯ならいいか
浴槽に浅く湯を張り、絶対顔洗っちゃダメだよとシツコク念を押し父を浴室に入れドアを閉めた。

浴室から出てきた父を床に寝かせ、四肢や背骨のストレッチを教え、腰のバイヤスマッサージを時間をかけてする。
随分楽になったらしく顔色も良くなった所にヘルパーさんが来てくれた。
明日からの注意事項を一緒に確認していただく。
目薬の事、洗顔してはいけない、ということを話していたら
キョトンとした顔で「洗っちゃったよ」と言うではないか
よくよく訊き糺すと、あんまり浅いから体伸ばして首まで浸かっちゃった!とシレーッと言ってのけた

「あれほど言ったのに

「忘れちゃったんだね

「忘れないように眼帯して入ろうか?って言ったら『命に関わる事だから忘れるはずないじゃないか!』って言ってたじゃん

「どうかしちゃったんだね

 ………………私が悪い………………

脱衣場で服を脱いでいるときに、

着ているものを洗濯機に入れてね、着替えはここだよ、わかる?
えっパンツだけじゃないよ、パジャマも全部!そう靴下も!さっき替えたばかりでもいいの着てるものは全部洗濯しちゃうの
そんなに着てないからいいって!?良くないよ、臭くなくても一度着たら洗うの

などのやり取りをしている間にすべて忘れちゃったんだね

でも目薬の手順は忘れないでね
字の上手なヘルパーさんが大きく「顔を洗わないでね」と書いた紙を洗面所の鏡に貼ってくれ、食卓の目につく所に二種類の目薬の差し方を表にして置いてくれた。
どうか上手くやってくれますように、と祈るような気持ちで出て来た
気にしていたらキリがない。で遠隔操作だ。
のホームでしたら食後の目薬の段取りはだったが、寝る前の目薬のことは勘違いしていた。
父には目前の事を一回に一つだけ伝えること
あとはなるようになる


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