Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

土と石と棒とこどもたち。

2012-10-11 10:41:00 | イヴェント







10/07 
自治会の運動会の日。


毎年いろいろと参加のオットさんとちがい、
玉入れは、一個もはいらない・・・
綱引きは、途中でへたり
大縄跳びや玉ころがしでは、まちがいなく
引っかかる私は、あえて強く誘ってくれる人もなく
毎年ご遠慮しているのですが・・・

nose5

今年は役が当っているので、
お手伝いをかねて観戦。





荷物やクーラーの番をしながら木陰に引っ込んでいますと・・・
横の土を盛り上げたところに、子供達が集まってきました。


最初は、駆け上ったり
駆け降りたり。

そのうち、
あたりの石を拾って
転げ落としたり。


そうこうするうち、棒を拾ってきて掘り出す。
掘ったからには、ペットボトルで汲んできた
水を流してみたりする。。。


相談するわけでもなく、遊びはどんどん発展。


・・・が、


「こんらぁ~! あんたら、なにしてんのぉ!
水なんか流してどろどろにしたら、あかんやんかぁ~~!!」と


顔見知りのおばさんに叱られて、
もとの登ったり降りたりに、戻っていました。


こどもが、自然の物で遊ぶのってハラハラするけど
ワタシは好きだなぁ。小さなこの足に紐がかかったとき以外は
黙ってへらへら笑いながら観ていました。


でも、「こんら~!」のおばさんも好き。
えらいなぁ、とおもう。


’大人は、知らない子も叱る。’
みんなで子供の社会性や道徳観を育てる。


私たちは、そういうことが出来なくなってしまった世代。
そんなことが、うまく機能しなくなって久しい。
みんなに見守られて育ってきたのに
ちゃんと次の世代に、そういうことを
伝えなかった世代といえるかもしれない。






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嬉しかったこと。

2012-10-06 18:42:00 | きもの・しごと







モデルさんみたいに、
すてきでしょ。


実は、
私がお相手させていただいた
お客様の成人式の記念写真です。




連休明け、「踊りをしている妹へのプレゼントに。」と
足袋を沢山買ってくださったお客様が
ふと、帰り際に
「娘の振袖や帯を買った時の方ですね?おわすれでしょうか?」と。。。


nose5 
私から、ご挨拶すべきところですのにっase2
その時は誠心誠意、お相手させていただいているのですが
何せ、記憶力が。。。。


無礼者の私に、その方は上の写真と
もう一枚きれいに飾り結びをした
後姿のお写真を見せてくださいました。


躍動感があって、輝くばかりにかわいらしく、
お幸せそうsymbol4
私も大好きな総絞りの個性的な黒一色に金刺繍をほどこした
振袖と、金の帯がヘアメイクや小物の色とも良くあって・・・
全身のプロポーションもご覧のとおり・・・
感嘆のため息が出てしまうような完璧さです。


もう、うれしくて、うれしくて。


私が働くきもの屋さん、『むかしきもの いまきもの和蔵』は
新品のお振袖を、もちろん取り扱っているのですが、
お買上げいただいても、着付けサービスはしていないので
通常、当日の晴れ姿を拝見することがありません。


こんな、お写真を見せていただくと、すてきな晴れ姿に
少しでも関らせていただけたこと、それを憶えていていただいていて
お声を掛けていただき、お写真を見せて頂けたことが
ほんとうに、うれしくて、うれしくて、感激してしまいました。
(おまけにBlogにUPするお許しまでいただいて。。。)



ウチはお相手したお客様のご購入金額の多寡で
待遇がどーの、こーのという事はないお店だけに
こういうお客様との感動の共感が、
一番の仕事のやりがい・心の支えになります。



ほんとうに、本当に、ありがとうございます。



お嬢様とご家族のお幸せを祈っています。










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岡崎 美先(みせん)

2012-10-05 02:07:00 | 風景・場所








京都国立近代美術館で《高橋 由一》と
関連の特別展、コレクション展をゆっくり観覧した後
久しぶりに逢った友人Iさんと、ランチに。


数日前から、左ひざが腫れて痛いので
少し歩く岡崎カフェは今回はパス。
近くのレストランを検索して
& noma CAFE http://noma-k.com
を、一応候補に用意してみたものの、Iさんの調べてきてくれた、
和食・美術館の近く・高級店で値ごろなランチという
すてきな情報に、飛びつく。
しかも、学生時代に一緒に行った喫茶店の近くらしい。


そんなお店、あったかしら。。。ありました。
 岡崎 美先(みせん)


ふっくらした白身魚ときのこのあんかけ、
量は少ないけど、モチモチしたお刺身、
さりげなく上品な磁器の器、
贅沢な空間の多いテーブルの配置、
全体の間接照明や
お刺身に包丁を滑らす料理人さんの
肩越しの明り取りの細い窓、
みんなすてき。。。


カウンターの小さな花入れには、吾亦紅とホトトギス、
メインのきのこから水菓子のお芋のプリン、
小さな花に至るまで季節感にも満ちて
値段以上に贅沢な時間をいただくことが出来ました。



お店のパンフレットから


家で、この記事を書きながら確認していると
花背の摘草料理 美山荘の四代目当主中東久人氏の
プロデュースにより2006年2月に開店とありました。
追いかけるように新宿にも門外不出だった味が進出したそうです。


ん?なかひがし?


銀閣寺路の予約の取りづらいというあこがれの
草喰・なかひがしの中東久雄氏は
美山荘 三代目の弟さんだったんですね。


美山荘はもちろんなかひがしさんも
私には敷居が高いけれど、こちらだったら・・・
たまには・・・

nose5




□  □  □



すてきなお店が1つ、こころにしまえた代わりに
近くにあったはずの思い出の喫茶店が閉店して
店の前の駐車スペースの野草が丈をのばしていた。


開店当時の様子の画像を探してみたけれど
ここにも、外にもない。。。
足を向けないうちにまさか二度といけなく
なってしまっていたなんて。。。。





コメント (2)
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小稲さんを見る。

2012-10-04 23:36:00 | 美術・絵画



展覧会パンフレットから:《花魁》


10/4

近代洋画の開拓者 高橋由一
日本一有名な鮭 

・・・と題された展示会を見てきた。


上の画像の花魁:小稲さんは、「私はこんなじゃない。」と
泣いて怒ったという。

涼しい目元や、通った鼻筋、上った口角を見れば
美しい人だろうとこの絵からも想像は出来る。
けれど、描かれた女性が見て受け入れやすい美ではなく、
癇に障るような何か酷さを感じるリアルを、
この絵はたしかに持っている。


写実という言葉を耳にするたび、念頭に現れる
昔見た《鮭》の印刷物。
その実物を見に行って、同じく重要文化財の《花魁》を
目の当たりにすることが出来た。



展示会パンフレットとチケット


他にも、スタートの遅かった初期の代表作~晩年の作品、
スケッチ、版画や、刊行物など、由一という画家の
集大成を一堂にした見ごたえのある展覧会だった。


こういう時代、こういう人を通して、私たちはいま
観て、描いて、洋画に親しむことが出来るのか。。。


そして、短い年月の間に描かれた膨大で且つ綿密な描写の作品を
見ていると、私と友人は感動し、感心し、そして遂には
笑い出してしまった。


長年会わなかったこの日同行の友人は、一緒に洋画を学び、
ともに卒業後絵筆をにぎっていない。
そして、由一の鬼気迫る仕事量を観て、
多分、普通の観覧者と違う心境に期せずして一緒に到達した。


絵を描こう。
ただ、描くことに集中して描いてみようと。
身近な、ただ1つの小さな静物でいいからと。



□  □  □



常設室内の企画展に関連する特別展では
京都の由一といわれた画家が紹介されていて
これも興味深かった。







京の由一 田村宗立 のポスター:《洋童図》と《写生画帖》から







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きもの秋の日 Ⅱ

2012-10-03 06:12:00 | イヴェント



9/29
『きもの秋の日 京音×京演×京POP
・・・の続編。


こちら産業会館5FKOMSホールでは、
『“「和の遊びと文化を体験!!
         きものアミューズメントパーク」”』が開催。





到着して、まず一服。 裏千家のお手前で主菓子にお薄。 

残念ながら、いただいている最中は撮影できなかったのですが
ご家族連れのお父様が、質問されていているのをこっそり拝聴。

主菓子は、2人とも道明寺粉を使ったものでした。
友人が桜色に桜の餡。私のが白に普通の小豆餡。
はんぶんこしたくなるほど、両方美味しそう。
お茶碗は、体験の席でしようするものにしては良さそう。
ゆっくり拝見。





次に、『機織体験』。熱心に説明を受けるNさん。


ワタシ、得意なんです機織はsymbol7 




これは『京刺繍』コーナーで、お手本を見せてくれた男性。 
「右手で上から挿して、左手で下から挿す・・・・」
「その『左手で挿す』が難しかった。」と体験したNさんの弁。





このコーナーは有料だったのに、「難しいから・・・」と
紐の種類を選んで、作ってもらうだけだった。 


nose3
欲シイ訳デハ、有リマセンデシタノニ。




最後に、楽しかったのがここ『型染体験』。

Nさんは、あらかじめ沢山創られている型紙の中から
ウサギさんのペアをセレクト。赤とピンクに。


完成品のエコバッグに染めるので、力が入る。


わたしは、コレ。 
down



「し、渋いというか、地味だねーー。」
「ひょうたんの型紙なんてあったんだ?誰が作ったの?」
「もうすこし、なんとか~。そう、陰とか、色をかえるとか~。」
・・・と、まわりの人達。

nose5
ケッコウ、気ニ入ッテマスノニ。

型紙が、布に馴染みがよく洗えもする専用のもので、
尋ねると丁寧に売っているお店を教えてくださったので、
悪評言い放題は、許してしんぜる。
うそです。とても、楽しかった。
皆さん、どーも、ありがとうございました。





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