日付をグッと、さかのぼって・・・
3/24
美術館巡りNO.15 名古屋市美術館 に行きました。
ここは、こだちの陰で横をむいた美術館よりも、道に向いた
名古屋市科学館(なかなかな、建物。)を目指していくと解りやすい。
滋賀近美でもらったチケットは
ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト
―写真,絵画,グラフィック・アート―
ぜんぜん知らなかったのだけど、チラシの絵に惹かれました。
作家はユダヤ人として生まれ、時節柄迫害をのがれて
故郷コヴノ(現在のリトアニア、カウナス)から
アメリカに家族と共に移住。
作品は、免罪事件を告発する作品で
社会派として注目された時期のもの、
その後、普遍的な主題に移ってきた時期のもの、
文字が書き込まれた時期のもの
アジア・日本の写真・・・テーマに沿って多角的な展示。
絵画が政治的な発言のかわりに描かれることがあることを
忘れているわたしの日常・・・今の日本は
なんだかきな臭いけれど、それでも今までの人生で
戦火も貧困も迫害も経験せずに済んできたこと、
平和の恩恵を受け続けてきたことを意識しました。
それにしても、この人の作品は、どんな物も
センスのよさが感じられ、
「あれも、この人の影響を受けていたのでは?」
といくつかの昔のおしゃれな広告媒体・イラストが浮びました。
□ □ □
後で知ったのだけれど、ここもギャラリートークは
対話型でおこなわれるらしい。
滋賀県美では、常時ではなく月1程度行なわれているので
一度参加したいと思っていたのだけれど、
なかなか日にちがとれず、来月、初体験の予定。。。
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