
大阪市立美術館:『プラド美術館展』
公式HP <ahref="http://event.yomiuri.co.jp/prado/">http://event.yomiuri.co.jp/prado/
スペインの美術館とあって、むか~し同国を旅したことのある
オットが久しぶりに同行。
日本未発表の作品ばかりだったのですが、ベラスケスやゴヤ、
エルグレコ・・・巨匠達の作品は、大作を別の機会に見ていたりして、
量の割りに新鮮な感動は余り感じることが出来ませんでした。

ペレーダ、アントニオ・デ
《天使により解放される聖ペテロ》
1943年、油彩、カンヴァス、145×110cm
その中で、うれしかったのがコレ。
この画家の聖人のなんと暖かい愛嬌のある表情。
聖ペテロがこんなにかわいいおじいさんで幸せそうな
おっとりした表情でいいのか?と思わずにはいられませんが
本当に愛すべき表情です。
で、その身体は苦難を物語ってか、年輪の重さをしっかりと
受け止めたリアルなたるみ、皺が描かれている。
カラバッジョから毒気とくどさを抜いたような画力と
個性に初めて図録で『聖ヒエロニムス』
http://art.ciao.jp/htm/b0013.htm
に出会って以来、魅せられている画家です。
図録の一点だけで、今まで実際の作品を認識して
見たことがなかったのですが、模写もしているので、
入室した時、すぐに同じ画家の作品だと気がつきました。
とてもうれしい「再会」あるいは「出会い」でした。

梅雨明けのとても暑い日で、外に出るともう何処へも行く
気力を失なっていました。
公園を通り抜けようとしたところ、「????」

「あっぷ~!!」


デーモン小暮のようなメイクはカワイイけど、
去年最後の枚方菊人形がこんなところにきた!と思ってしまいました。
1週間ぐらいなら、うちの庭にも来て欲しいような・・・。びみょー。