Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

音楽祭「音楽の広場」本番

2019-08-04 20:45:17 | Weblog
 8月4日グランシップで真夏の大音楽祭が開かれた。この音楽祭は、演奏者と観客で合わせて3000人が、真夏の一日をクラッシク音楽等で彩るもので、今年で第12回目を迎える。年を追うごとに充実した内容となって来ていて、静岡の夏の風物詩として定着している。私は、7年間毎年参加していて、現在は、参加することが生活のリズムであり目標となっている。約300人のオーケストラと300人以上の合唱団は概ねアマチュアの人達であり、これをリードするのが日本を代表するマエストロと、ソリスト達の演奏で、この音楽祭を引き立て格調高いものにしている。

 この音楽祭は、6月9日(日)から練習が始まり、概ね毎日曜日に練習を重ね今日の本番を迎えた。この約2ヶ月間は、この準備に当てることを第一に考え行ってきたが、未だ完成にはほど遠い状態で今日を迎えた。しかし、ゲネプロでは、300人以上の合唱の中で、思い切った表現すると、これが、みんなの声の中で同化し、調和のとれた声となっていることを感じた。合唱の内、男声は、全体の1/4程の人数で混声合唱としてのバランスの取れたハーモニーが醸し出されるか不安であり常に意識するところであったが、マエストロ等からのダメ出しもなく、概ね良かったと判断された。

 そして15時からの、本番の舞台に立った。舞台の袖には「満員御礼」の垂れ幕も出され、観客席は満席の状態であった。最初の演奏は、行進曲「威風堂々」E.エルガー作曲で、イギリス国王の戴冠式等イギリスの重要な局面で最初に演奏される曲である。この音楽祭をプロヂュースした渡壁さんは、今年は令和元年であり、日本が平和へ力強く船出していく年号となることを願って、曲目を選定したと聞いた。私達が合唱した歌劇「ナブッコ」より”行け、我が思いよ、黄金の翼に乗って”歌劇「タンホイザー」より大行進曲”歌の殿堂をたたえよう”もこうした考えから選曲したものである。この合唱曲2曲は、一番難儀した曲であったが、オーケストラの演奏に合わせほぼ暗譜で歌えたように感じたし、合唱全体が今までで一番バランスの良い合唱となったと思った。これ以外クイーンのフレディ・マーキュリーが一世を風靡したポップス曲”We Will Roch You" "We Are The Champions"を、手拍子と床を踏み鳴らしながら全身で表現して歌ったし、オーケストラの演奏やソリストのハイレベルの歌声にも感動した。改めてこの音楽祭のすばらしさを感じた。

 今回の音楽祭「音楽の広場」は、観客と演奏者が一体となり盛り上がった音楽祭になった。これにはこの12年間携わってきた広上マエストロと軽妙な堀尾司会者の力も大きいことを感じた。しかし、そこには、多くの裏方の人達の積み上げた努力もあったことを忘れることが出来ない。そして、ここに参加できたことを心から感謝している。


 

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