おすすめ絵本：くいしんぼうのあおむしくん

「奇想天外な絵本です。壮大で、はちゃめちゃなストーリーをお楽しみください。」

と、内容紹介にありますが　まさにその通りで・・・。


まさおくんが見つけたまっさおなあおむしくんはとってもくいしんぼう。

まさおくんの大切なものを食べ　そしてゴミまでも　食べてしまいます。

そのうち　パパやママ、家、船、工場、町までも・・・・

どんどん食べて　どんどん大きくなります。

ある村では　煙をもくもく出す工場を食べ村民に感謝されるあおむしくん。

しかし　お礼の宴では　ごちそうと共に村の人々まで、
いや村ごと食べてしまう始末。　（←ちょっと笑えた


最後は　なーんにもなくなってしまい　
そのさまを悲しむ唯一のお友達まさおくんまでも　「ごめんねー」ぱくり！！


そして　食べられたまさおくんが　あおむしくんのお腹の中で見たものは・・・

まさおくんが今まで暮らしていた町。
幼稚園もまさおくんのおうちもちゃんとあって
パパやママもいる！

そして　　　　空はまっ青・・・。

ハッ！！　　　この　空の色は！！！！


というわけで　読み終わると思わず空を見上げてしまいます。

まさか、　私も昔　食べられた！？　ってね。



読み終わった後　真面目な顔で　娘に

「実はね、今までだまっとったけど・・・・

　おかあやん、昔　あおむしくんに食べられたんよ。

　ほら　この空も本当はあおむしくんのお腹なんよ。

　知らんかったやろ。」


と　言ってみたら　一瞬かたまったあと　恐る恐る


「ねぇ・・・　うそでしょ？」　って。　（笑）　←ヒデー親

あぁ　楽しかった！　　



　　くいしんぼうのあおむしくん
　　槙　ひろし（著）／　前川　欣三（絵）
　　福音館書店（こどものとも傑作集）