杜のお遊びライフ、

ひねもす のったり ゆったり まったり がんばらない

☆★☆ 真弓(マユミ)・檀(マユミ)・山錦木(ヤマニシキギ)のピンクの実

2005-12-14 | ★.四季の庭 
日本庭園や茶亭には必ず植えると言われる木です。植えたんですが、この木が好き勝手に枝を伸ばしたがる木なんですよ。ふらっふらと枝を伸ばすので、形が整わなくて、振り回されっぱなしです。写真を撮ろうとしても、この木の実は夜(日中でも暗い時)になると、寝ちゃうんですよ。昼間は実が十字に割れて赤い種を出すんですが、夜は閉じて、ピンクの玉が生ってるだけなんですよ。ふぅ。

錦木(ニシキギ)科。ニシキギ属。原産地、日本・落葉低木とありましたけれど、我が家のマユミさん(女の子)は2mはあります。女の子と言ったのは、マユミは、雌雄異株なので、雌株を植えないと実は見られません。別名、山錦木(ヤマニシキギ)。檀(マユミ)とも書きます。学名 Euonymus  sieboldianus 。 Euonymus(ユオニマス)は、ギリシャ語で、良い名(いい評判)の語源から。sieboldianus  はシーボルトが採取・紹介したところから、名付けられました。 和名の真弓は、この木から 『弓』が作られたからで、檀紙は、マユミから作られた紙です。

将棋の駒や、こけしの材料にもなっています。西欧(フランスなど)では木炭デッサン画の炭はマユミから作られます(日本の檀とは少し違うらしいですが)。フュザン Fusain 檀炭。英名、Spindle tree 。新芽は山菜として食べられます。かなり美味しいらしい。実は毒なので食べてはいけません。別名、猿の重箱(サルノジュウバコ)、玉手箱(タマテバコ)、苺枡(イチゴマス)、巫女の鈴(ミコノスズ)、まだまだありますね。タマテバコは、実が四角な所からでしょうか。素敵な名前が多いです。

土御門院(つちみかどいん・土御門天皇)万葉集
深山辺(みやまべ)や  真弓よりこき  色ぞなき
紅葉は秋の    ならひなれども


マユミの素敵な写真 を載せられる方です。

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