次は“いいとも”か?
TBSの名物ドラマ「水戸黄門」や「渡る世間は鬼ばかり」が終了、数々の長寿番組から、スポンサーいわゆるタイムCM提供者が離れていく動きが目立っている。
「水戸黄門」はパナソニックの単独提供、「渡鬼」は花王、小林製薬、キューピーなどだが、これらは局側の都合による「打ち切り」というよりも「スポンサーの宣伝戦略転換による撤退」といった方がわかりやすいだろう。「水戸黄門」の場合、パナソニックがどれだけの宣伝費を投入しているかを見てみよう。基本である半年放送(2クール)の場合、1回の制作費負担がかりに24本として1回推定5000万円で12億円をパナソニックが「負担」する計算になる。さらに1時間のタイム提供料金(電波料)が別にかかる。1回放送で15秒のCMが20回近く流れ、その額(視聴率によっても違うが)は1本推定300万円として約6000万円。その24本分だから推定14億4000万円である。大まかな数字ではあるが、26億4000万円が関東圏だけで「水戸黄門」に投入されるのだ。だがこれだけでは終わらない。ドラマはTBS系列31局に流れるのだからパナソニックの負担はおおよそ100億近くになるだろう。それでいて視聴者は御老人ばかりとなれば、主婦にエコ家電を売りたい同社としてはほとんど無意味となってしまうのだ。
このようにテレビ局は、本来なら局が負担するのが当然である「制作費」を負担させ、おまけにバカ高い「電波料」までとっているのだから、あきれるというしかない。それでいて社員の超高給を維持し、使いまわしVTR番組と安上がりなひな壇芸人を並べたバラエティーを放送しているいい加減さ。本来なら負担すべき「電波利用料」も満足に払っていない状況である。国に入る電波使用料は年間712億円だが、その大半は国民が携帯電波使用料としておさめている。テレビ局はわずか35億円にすぎない。電波利用料の負担割合は携帯80%、テレビ局はわずか5%である。こんな我田引水、身勝手なテレビ局の実情にスポンサーは嫌気がさし去っていくのである。
ちなみに目下視聴率トップを走る日本テレビの場合、タイムCMは6月に12.8%ダウン、7月はやや持ち直しているが、見通しは暗い。4~6月の第一四半期でも3.2%のダウンである。トップ局が悪いのだから、他局は推して知るべしだ。以下は直近の大企業の宣伝費だが削減傾向がよくわかる。
いつもは内容など読まないで削除するメールなのだが、読んでいたら次は“いいとも”か?なんて見出しにつられてコピーを。
会社の昼食時のテレビは安上がりなひな壇芸人を並べたバラエティーの“・・・いいとも”なのである。数々の長寿番組が終了されていくなかで、私には終了されても いいとも なんです、CMのないニュースがみたいのです。
NHK歌謡コンサート NHK総合9月27日(火) 午後8時~午後8時43分
届けたい家族への想い
今回は佐賀県佐賀市からの公開生放送!
家族への深い想いが刻まれた名曲の数々が、あなたの心を温かくさせてくれますよ!
まずは、すぎもとまさとさんの「吾亦紅」で幕開き。届けたくても届けられない母への想いを切々と歌いあげます。そして、ご当地・佐賀県出身の青木光一さんは「早く帰ってコ」を、小金沢昇司さんは「ありがとう・・・感謝」を披露します。さらに、森山愛子さんは、守屋浩のヒット曲「夜空の笛」をカバー。遠く離れた姉を慕う弟の気持ちを、ちょっぴりコミカルに歌います。そして、長山洋子さんは夫婦の絆を描いた「たてがみ」を、極めつけは、吉幾三さんの「娘に・・・」。娘の結婚式前夜の父親のドラマをしみじみと歌いあげます。
また、「時代の歌・こころの歌」のスペシャルゲストは、俳優の中尾彬さん。青春時代の思い出の一曲・水原弘さんの「黒い花びら」にまつわるエピソードを披露しちゃいます。そして、この名曲をカバーするのは、ささきいさおさん。みなさんも、ぜひ甘い歌声に酔いしれてください!
そして「歌コン最前線」のコーナーには、いまカラオケファンに話題の歌手、花京院しのぶさんが登場!仙台市出身の花京院さんが、三味線の演奏とともに、「望郷あいや節」を熱唱します!
さらに、西方裕之さん、鏡五郎さん、松原のぶえさんの最新ヒット曲も目白押し!みなさん、今回も名曲ざんまいの歌謡コンサートをお楽しみに!
<出演>
青木光一 鏡五郎 花京院しのぶ 小金沢昇司 ささきいさお すぎもとまさと 長山洋子
西方裕之 松原のぶえ 森山愛子 吉幾三 (五十音順)
歌謡チャリティーコンサート NHK総合9月20日(火) 午後7時30分~午後8時43分
9月20日は「NHK歌謡コンサート」はお休みです。
心に刻まれた名曲をフルオーケストラの迫力ある演奏とともにお届けする「歌謡チャリティーコンサート」。
43回目の今回は、総勢15組の歌手が東日本大震災からの一日も早い復興を願い、神戸市から歌で熱いエールを送ります。
まずは、明るく元気な水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」でスタート!そして、藤あや子さんの「むらさき雨情」、鳥羽一郎さんの「海の匂いのお母さん」、川中美幸さんの「ちょうちんの花」といった心温まる名曲が続きます。
さらに、前川清さんが、神戸の人々の復興の歩みに万感の思いを込めて、「そして、神戸」を歌い上げます。
また、郷ひろみさんによるスペシャルメドレーも!テレビの前の皆さんも郷ひろみさんが紡ぎ出す歌の世界にたっぷりとひたってください!
また、前向きに生きる素晴らしさを歌った馬場俊英さんの「スタートライン~新しい風」や上條恒彦さんの「出発(たびだち)の歌」、五木ひろしさんの「山河」、そして世界中の人々の心を支えてきた愛唱歌や日本の美しい情景を描いた叙情歌など、幅広いジャンルから心に寄り添う名曲の数々をお届けします。
どうぞお楽しみに!
<司会>
浅野ゆう子・石澤典夫アナウンサー
<出演>
五木ひろし ESCOLTA 上條恒彦 川中美幸 クミコ 郷ひろみ 島田歌穂 白鳥英美子
水前寺清子 鳥羽一郎 馬場俊英 平松愛理 藤あや子 布施明 前川清 (五十音順)


「うつろう季節に君想う」
忘れられない愛の思い出を描いた歌の数々をお届けします。
オープニングは、五木ひろしさんの「追憶」でスタート。続いて、小柳ルミ子さん「星の砂」、若手のパク・ヒョンビンさんと三山ひろしさんは、チョー・ヨンピルさんの「想いで迷子」と北原謙二さんの「忘れないさ」をそれぞれカバー、伍代夏子さんは「ひとり酒」と4曲のメドレーでお送りします。更に、中村美律子さんは、運命に翻弄された唐人お吉の半生を描いた「お吉物語」を得意の台詞を交えて披露するなど、心にしみる名曲が続々と登場します。
また、「あしたの笑顔に」のコーナーでは、サーカスの皆さんが、森山良子さん作曲の「家族写真」を暖かいハーモニーで歌い上げます。
そして、「時代の歌・こころの歌」のコーナーは、田辺靖雄さん。昭和39年のヒット曲、「二人の星をさがそうよ」を熱唱します。
山本譲二さん、瀬口侑希さんの話題曲なども盛りだくさん!NHK歌謡コンサート、お楽しみに!
<出演>
五木ひろし 伍代夏子 小柳ルミ子 サーカス 瀬口侑希 田辺靖雄 中村美律子
パク・ヒョンビン 三山ひろし 山本譲二(五十音順)

「心の旅路・愛の歌景色」
、愛する大切な人への思いを様々な風景と重ね合わせた名曲の数々を山梨県甲府市からお届けします。
今回はスペシャルゲストに綾小路きみまろさんを迎え、「時代の歌・こころの歌」のコーナーできみまろさんの自宅がある山梨への思いや、下積み時代の思い出をたっぷり語っていただきます。そして、きみまろさんの思い出の1曲、青江三奈さんの「池袋の夜」を山口かおるさんにカバーしていただきます。
番組は、9月1日からはじまるお祭り「越中おわら風の盆」の風景を歌った石川さゆりさんの「風の盆恋歌」でスタート。続いて川中美幸さんの「女 泣き砂 日本海」、朱里エイコさんの「北国行きで」を西田あいさんがカバーし、田川寿美さんが「女・・・ひとり旅」を熱唱します。
「あしたの笑顔に」では、マイク眞木さんが登場。震災後、新たな気持ちをこめて歌っているというマイクさんの名曲、「バラが咲いた」を歌います。
その他にも、水森かおりさんの「庄内平野 風の中」、北川大介さんの「水芭蕉」、石川さゆりさんの「緑のふるさと」と盛りだくさん!
名曲満載の43分生放送、どうぞお楽しみに!
<出演>
石川さゆり 川中美幸 北川大介 庄野真代 田川寿美 西田あい 堀内孝雄 マイク眞木
水森かおり 山口かおる (五十音順)

