goo blog サービス終了のお知らせ 

mokuson2's blog

Welcame to my blog

いいとも

2011-09-27 23:14:15 | TV

 次は“いいとも”か?
   TBSの名物ドラマ「水戸黄門」や「渡る世間は鬼ばかり」が終了、数々の長寿番組から、スポンサーいわゆるタイムCM提供者が離れていく動きが目立っている。
   
「水戸黄門」はパナソニックの単独提供、「渡鬼」は花王、小林製薬、キューピーなどだが、これらは局側の都合による「打ち切り」というよりも「スポンサーの宣伝戦略転換による撤退」といった方がわかりやすいだろう。「水戸黄門」の場合、パナソニックがどれだけの宣伝費を投入しているかを見てみよう。基本である半年放送(2クール)の場合、1回の制作費負担がかりに24本として1回推定5000万円で12億円をパナソニックが「負担」する計算になる。さらに1時間のタイム提供料金(電波料)が別にかかる。1回放送で15秒のCM20回近く流れ、その額(視聴率によっても違うが)は1本推定300万円として約6000万円。その24本分だから推定144000万円である。大まかな数字ではあるが、264000万円が関東圏だけで「水戸黄門」に投入されるのだ。だがこれだけでは終わらない。ドラマはTBS系列31局に流れるのだからパナソニックの負担はおおよそ100億近くになるだろう。それでいて視聴者は御老人ばかりとなれば、主婦にエコ家電を売りたい同社としてはほとんど無意味となってしまうのだ。
   
このようにテレビ局は、本来なら局が負担するのが当然である「制作費」を負担させ、おまけにバカ高い「電波料」までとっているのだから、あきれるというしかない。それでいて社員の超高給を維持し、使いまわしVTR番組と安上がりなひな壇芸人を並べたバラエティーを放送しているいい加減さ。本来なら負担すべき「電波利用料」も満足に払っていない状況である。国に入る電波使用料は年間712億円だが、その大半は国民が携帯電波使用料としておさめている。テレビ局はわずか35億円にすぎない。電波利用料の負担割合は携帯80%、テレビ局はわずか5%である。こんな我田引水、身勝手なテレビ局の実情にスポンサーは嫌気がさし去っていくのである。
   
ちなみに目下視聴率トップを走る日本テレビの場合、タイムCMは6月に12.8%ダウン、7月はやや持ち直しているが、見通しは暗い。4~6月の第一四半期でも3.2%のダウンである。トップ局が悪いのだから、他局は推して知るべしだ。以下は直近の大企業の宣伝費だが削減傾向がよくわかる。
長寿番組からスポンサー次々撤退!

 いつもは内容など読まないで削除するメールなのだが、読んでいたら次は“いいとも”か?なんて見出しにつられてコピーを。
 会社の昼食時のテレビは安上がりなひな壇芸人を並べたバラエティーの“・・・いいとも”なのである。数々の長寿番組が終了されていくなかで、私には終了されても いいとも なんです、CMのないニュースがみたいのです。                               


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。