花遍路

山登りの徒然にとりためた写真をご覧ください。

110419 春浅い北大構内②

2011-04-21 20:43:01 | Weblog
昨日と同様、今日も気温は10℃前後までの肌寒い日となりそうです。エゾエンゴサクの群生を目当てに、北大構内を南側から歩き始めましたが、群生どころか花茎を付けた個体は全くと云って良い位見当たりませんでした。大野池・花木園と構内を歩き回り、花を諦めた帰りしな、花木園周辺の清掃作業をしていた北大生に、念の為エンゴサクの生育場所を尋ねたところ、恵迪の森では見られるとの事、但し今年は?と言葉をにごしていました。午後も遅く日も大分傾き始めましたが、折角の機会でしたので、再度構内を北へ向かいました。教示された「恵迪の森」、たしかにエンゴサクの茎葉は、数多く見られましたが花まで付けている個体は殆ど在りませんでした。それでも恵迪の森を歩けましたので、序での序にキャンパス北辺の第2農場を、閉門時間を睨みながら早足で巡って来ました。


アズマイチゲ、


恵迪の森、北大構内で最も原生の面影を保っているエリヤと云われています。


キバナノアマナの群落、第二農場。大きな群れが幾つも形成されていました。


アズマイチゲの群生、第二農場。単独で群れ咲いたり、アマナと混生したりと元気一杯でした。


模範家畜房(モデルバーン)。


牧牛舎。


脱ぷ室・収穫室と穀物庫。


精乳所。


池面に映る牧牛舎。











110421 春浅い北大構内①

2011-04-21 10:02:34 | Weblog
冬が去りかねて寒さが蕃居する中、春が背伸びしかねいる札幌です。そんな春を待ち兼ねてウロウロ、春の花を尋ね歩いていますが、中々出会いは叶いません。昨日の昼下がり、北海道大学構内の春を探しに立ち寄ってきました。お目当てはエゾエンゴサクでしたが、尋ね尋ねた場所には枯れ葉の堆積の隙間から、チラチラ新芽を立ち上げ始めたばかりで、花芽は殆ど見られませんでした。結局広い北大構内を南から北へ通り抜ける破目になりました。春浅い北大のスナップをアップしました。


古河記念講堂、中央ローンから。


サクシュコトニ川。構内を南から北へ貫流しています。


クラーク博士像。浅い春に加え、大震災の影響でか観光客はチラハラとまでも行かず、博士も寂びそうでした。


ポプラ並木。此方も定番の観光スポットです。


ミズバショウ。大野池に点々と咲き出していました。


キバナノアマナ。大野池周囲の南斜面、随所に群落が見られました。


クロッカス。花木園の新渡戸博士像を囲むように満開でした。

110419 遅い春・知事公館の今。

2011-04-19 09:15:18 | Weblog
札幌中心部まで出掛ける行き掛けの駄賃に、知事公館を覗いて見ました。例年はアズマイチゲ・キバナノアマナ・カタクリ等咲き出しますので・・・・。一抹の不安が的中、今春の歩みは遅れ気味の様で、僅かにアズマイチゲが数輪蕾を持ち上げているのみ、後はマイズルソウとキバナノアマナが、夫々のテリトリーに萌え出だしていました。そして予想だにしていなかったキタこぶしが、3分咲きで、色彩に乏しい庭園にそれとなく春を演出してくれていました。


アズマイチゲ。数輪が堆積している落葉を搔き分け蕾を持ち上げていました。


マイズルソウの若葉。寒さが澱む中で一番の元気者でした。


キタコブシ。春の便りは地表かとばかり、俯いて歩いているとコブシの化弁が其処此処に目につきます。見上げると三分咲きくらいでしょうか、咲き出していました。


知事公館前庭。


知事公館疏水。


札幌駅JRタワーからの西南方向の展望。画面左サイドの山が藻岩山です。

110415 漸く春の女神が巡って来ました。

2011-04-15 09:24:03 | Weblog
今朝の札幌、薄日が射し薄ぼんやりした影が見られる天気です。昨日は良く晴れ、気温も15℃前後まで上がりコートなしの方が多く見られました。この天気で藻岩山麓の花も目覚めたろうと、オオミスミソウの様子を観察がてら、藻岩原生林の林縁を覗いて見ました。案の定、目覚めのよいエゾエンゴサク・キバナノアマナ・ナニワズなどが、日当たりのよい南斜面に咲き出していました。
カタクリ・エンレイソウ・フクジュソウ等は未だ目につきませんでした。花盛りのオオミスミソウと合わせアップ致します。


エゾエンゴサク。変化の多い花ですが、咲き始めの今は殆どがこの色でした。


エゾエンゴサクとナニワズ、斜面上部でコラブしていました。遠目ではナニワズと気付来ませんでした。帰宅して画像を取り込んでナニワズと確認できました。このような大きい株は初めてです。


エゾエンゴサクとキバナノアマナのデュエット。


春先お馴染のフキノトウ。


オオミスミソウ。一番花満開です。


オオミスミソウ、先祖帰りしているの赤紫の発色が薄めです。



春の先兵の花々

2011-04-10 15:13:38 | Weblog
今朝は強い霜で車の屋根が真っ白になりましたが、程なく春特有のどんよりした青空に、天気は下り坂です。昨日近くに住む娘から、オオミスミソウが咲いているとの連絡を受け、早速カメラを手に、覗きに行って来ました。雪解けと同時に花を咲かせる愛い奴です。径20㎝余の鉢に七~八輪が既に綻びはじめていました。蕾も十輪程見られ更に後続の花が咲きだすので暫く楽しめそうです。九州の岳友が佐渡で採種発芽させた苗を送ってもらい、10余年育てています。
オオミスミソウを見ない事には、私には春が巡ってきません。選挙の投票の帰りに様子を見に立ち寄った藻岩山裾の南面の日溜まりには、エゾエンゴサクが、これまた賑やかに咲き出していました。北国の遅い春の幕が上った様です。


オオミスミソウ1。変化の多い花です。咲きだした僅か7~8輪でも、花色・雄しべ・雌しべ等が微妙に変化していて、見飽きる事はありませんね。


オオミスミソウ2。


オオミスミソウ3。


ハコベ。遠慮がちに咲いた5㎜に満たない小さな花です。


クロッカス1。一番先に春を謳歌する強い花です。


クロッカス2。


クロッカス3。


110407 春浅い豊平川の今

2011-04-08 09:32:21 | Weblog
昨日7日まで続いた春の陽気は三日坊主でした。今朝は薄ぼんやりした曇り空で、時折雨粒が落ちてきてます。気圧の谷の通過での雨模様で北海道は大きく崩れない予報です。10度を超える暖かさが続いたお陰で雪解けは順調です。札幌のサクラの開花予想は5月2日との事、春先の寒さにも負けず、凡そ例年並みに連休明けには満開のサクラが楽しめそうです。昨日、本屋に出掛けた際の往復に撮った豊平川の表情をアップします。


ミュンヘン大橋から豊平川下流域を展望。河畔柳が赤く色付き、春の生気に満ち溢れてインした。


豊平川親水公園(ウオーターガーデン)から上流を望む。橋はミュンヘン大橋です。


上記ウオーターガーデンから下流側の氏の中心部方面。公園の植木は冬囲いすがたです。


満水位の山鼻川。背景は藻岩山です。山鼻川は藻岩発電所の放水路でもあります。満々たる水量から推して、発電所はフル運転中と思われます。融雪期の水勢は迫力満点ですが。渇水期には魚釣り、カヤック、秋には鮭の遡上が観察できる豊かな川です。


本流川床の川畔柳、今は融雪期の序章で川床まで干上がっていますが、融雪最盛期にはこの辺りは奔流に洗われます。


川畔柳のネコヤナギ、春を呼び込む先兵です。

札幌の春は足踏み

2011-04-05 17:46:02 | Weblog
今日は朝から青空一杯です。陽光も暖かく気温も10度前後まで上昇したのではないかと思われます。寒さで縮こまり、凝り固まった体を解きほごすべく、藻岩山麓を少しく徘徊してみました。藻岩東麓の日溜まりに、顔を出した花芽に期待してです。結果は残念でした。例年雪解け直後に見られるエゾエンゴサクが全く見られません。僅かにキバナノアマナの新芽が、頼りなげにヒナヒナと落ち葉の間から頭を覗かせて居るのが、確認出来ました。そこでお花探しは諦め、お山の望見に切り替え、豊平川の堤防まで足を延ばし帰宅しました。


この斜面にはエンレイソウ・カタクリ・エゾエンゴサク・キバナノアマナなど賑やかに咲き出しますが、御覧の状況でして、春は足踏みしてるようです。


藻岩山南面。山腹を斜上する白い個所は市民スキー場です。


空沼岳(1249m)遠望。画面手前下部の豊平川の流れれは清冽で水嵩も増えていませんでした。


札幌岳(1293,8m)遠望。まだまだ冬姿です。