花遍路

山登りの徒然にとりためた写真をご覧ください。

0903 藻岩山名残雪 ①

2009-03-31 09:42:00 | Weblog
昨日昼頃から気圧の谷が通過して積雪も予想されていました。処が今朝カーテンを開けると藻岩山の東面は一面霧氷が張り付き、折から射しこんできた朝日で、輝き始めていました。と云う次第で急ぎ防寒着を着込みカメラとストックを手に、家を飛び出して平和の塔まで一登り一汗をかいてきました。早朝でもあり雪はクラストして雪面を踏み抜く事はないと考えましたが、気温は零度前後なのでしょう意外と雪が軟らかでトレースを外すと膝ぐらい迄踏み抜く有り様で、結構のアルバイトを強いられました。


平和の塔山麓の東本願寺霊廟。山麓から霊廟までの最短コースは会談で300段ほど登りますが、登り始めは鉄製の梯子で登り甲斐があります。


霊廟の裏手の山稜の霧氷。


ロープウエイ索道下から、山頂駅を仰ぐ。


樹林帯の印象 1.


樹林帯の印象 2.

0903 平和の塔の雪解け

2009-03-29 06:51:45 | Weblog
昨日に引き続き、札幌の雪解けの現況報告です。朝からの明るい日差しで遅まきながら私にも啓蟄の気が蠢き始めた様です。今日の所は、取り敢えずの足慣らしとして、夏場の散策コースの一つ藻岩山中腹の「平和の塔」を歩いて見ました。
標高250メートル程、標高差約150㍍、往復2時間(夏期は1時間半前後)の散歩です。先ず藻岩山麓を北へ平地を歩き、150段程の階段の急登を経て、藻岩山ロープウエイ山麓駅へ、駅の右側から雪道のトレースが始まりです。
雪道はジグザグに山腹を捲きながらのぼりますが、斜面の向きで、春と冬が交互に顔をだしていました。


藻岩山東側山麓の斜面、大分木の根元が黒く開け始めて来ました。


北上する平和の塔への登山路、締まった雪で歩き易いのですが、気を抜くと足を取られます。


東北斜面の林床にも春の和みが・・・・・


南面の登山路、雪解けが進んで地肌が出て春の息吹きを感じ取れます。



平和の塔へは、後ひと登りですが階段を埋めた残雪が凍結して登り難かったです。


平和の塔、第二次大戦の戦没者の慰霊塔でインドから贈られた仏舎利が祀られています。塔背後のスカイライン切れ目の建物はゴンドラの頂上駅です。


0903 ミュンヘン大橋からの春景色

2009-03-28 06:42:35 | Weblog
昨27日は、朝方はスッキリしないお天気模様でしたが、午後に入ってから青空が広がり出しましたので、散歩かたがた豊平川近くの大型書店まで出掛けてみました。気温はプラス3度と暖かく、残雪も日蔭にはみられますが、日向は殆ど融け雪を踏まずに往復出来ました。途中渡ったミュンヘン大橋からの光景をアップします。


ミュンヘン大橋から上流、恵庭岳を望む。


ミュンヘン大橋から下流、札幌都心部を望む。右側堤防内は雪捨て場です。春を呼び込む作業で、堆積した雪を重機で豊平川に押し出し流しています。


同上、雪捨て場の雪を、押し出し作業中のブルトーザー。札幌の春の風物詩で、河畔の柳も色付き春の息吹きを感じさせられます。


ミュンヘン大橋から西方向、藻岩山を仰ぐ。


姉妹都市ミュンヘン友好のモニュメントの銅板です。

0903 弥生三月北海道大学構内の今 5

2009-03-26 16:37:04 | Weblog
西風が吹き荒び小雪が舞う一日が暮れようとしています。
構内北側の第二農場からスタートして南東の正門まで、五日間掛けてノンビリ歩き抜けました。構内の日溜まりの早咲きの春の花の先駆けを期待しての漫歩でしたが、全くと言って良いほど気配すら感じ取れませんでした。今冬の室蘭は根雪無しで春を迎えるそうです。札幌の根雪ゼロ宣言は何時になりますか。


新渡戸稲造博士顕彰碑。1996年創期120年記念事業で建立。


クラーク博士像。1926年建立、第二次大戦で供出、1948年再建。


構内南端から流れ出すサクシュコトニ川。


北大予科記念碑の岩肌。碑石は「花の山アポイ岳」から掘り出したカンラン岩(地下数千キロの上部マントルが日高山脈の造山活動で地表まで持ち上げられた岩)です。

0903 弥生三月北海道大学構内の今 4

2009-03-25 09:41:05 | Weblog
今朝は真っ白に霜が降りました。青空が一面に広がったいましたから、放射冷却で冷え込んだ様です。気温の最低気温は-5度位だと思われますが、日差しもあり雪解けは順調に進みそうです。
北大構内散策、北はずれの第2農場から南へ歩き、今日アップした画像は正門突き当りの諸施設です。



銀杏並木。10月下旬頃からの黄葉が見事な通りで、大変な人出で賑わいます。


ポプラ並木。北大構内観光の定番で、この寒い中ポチポチ観光客が訪れていました。


古河記念講堂。北海道初のルネッサンス様式の建物です、


農学部校舎。大学正門の突き当りの北大の代表的なたてもので、昭和10年年建設。

0903 弥生三月北海道大学構内の今 3

2009-03-24 18:44:27 | Weblog
WBC決勝戦の熱戦が、寒の戻りの寒さを吹き飛ばして呉れた一日でした。
今日アップの画像も、北海道酪農の原点を担ったホルスタイン種を育んだ牧牛舎で1909年に新築された建物です。昨日紹介した重厚な模範家畜房の1/3程の広さですが、サイロなど付属施設と調和した瀟洒の建物です。



牧牛舎①、北側から。



牧牛舎②、南側から。



牧牛舎③、南側の池越しに。


第二農場西側から望む手稲山。

0903 弥生三月北海道大学構内の今 2

2009-03-23 16:10:52 | Weblog
今日は朝から小雪が舞いましたが、日が照る時間の方が長く、表通りの路面はカラカラで、車は砂塵を巻き上げながら走っています。藻岩原生林は根元の洞を毎日少しつづ広げて春を呼び込んでいます。
今日、アップした北大第二農場の施設は、正面奥の収穫室と模範家畜房です。何れの建物もクラーク博士の大農経営構想の模範農場の中核施設で、明治年間に落成された日本最古の様式農場建築物としてきちょうな施設だそうです。


動力室・脱ぷ室収穫室・穀物庫(左から順に)。


同上建物、正面から。


模範家畜房。優に4~5階建の高さはある豪快な木造建物です。


同上建物。


0903 弥生三月北海道大学構内の今 1

2009-03-22 19:51:59 | Weblog
昨日、珍しくスッキリした青空に誘われ、北海道大学構内を散策してきました。今日の日曜日は気圧の谷接近で、天気は大きく崩れ来週半ば迄晴天は望めそうもない予報でしたので、風は結構冷たかったのですが、思い切って運動かたがた歩き回ったと云う次第。北大構内の北外れの重要文化財「札幌農学校第2農場」から南端の正門までカメラを肩に散策しました。内心では雪が解け、黒土が覗いた日溜りに、春の使者の先駆けの花をと欲張りましたが、硬い蕾の片鱗すら見当たりませんでした。
先ずは雪解けさなかの第二農場の昨日の光景です。


精乳場、南面。


精乳場、北面。


精乳場、農場中央から。

エーデルワイス 4

2009-03-21 14:58:40 | Weblog
これまでにアップしたウスユキソウは岩質に応じて順化して個性的な花姿を各地に残しています。今日アップしたホソバヒナウスユキソウも同様で、群馬・新潟県境の超塩基性の岩を露頭させている谷川岳とここ至仏山の固有種とされています。
最後に挙げたウスユキソウは東北の隠れた花の名山焼石岳で撮った個体ですが、日本全土にひろく分布しているようです。


至仏山2228㍍、尾瀬ケ原・中田代から


至仏山2228㍍、南面の鳩待峠コースから。


ホソバヒナウスユキソウ 1


ホソバヒナウスユキソウ 2


焼石岳1548㍍、姥石平から。


ウスユキソウ 1


ウスユキソウ 2

エーデルワイス 3

2009-03-20 05:57:47 | Weblog
札幌の雪解けは順調ですが、今朝の状況での彼岸の墓参は、雪中の墓を掘り出す作業から始めなくては為らない様です。雪国ならでわのお彼岸風景です。
本場アルプスのエーデルワイスを4か所紹介しましたが、今日から日本で出会ったエーデルワイスの仲間で、私が出会ったウスユキソウの幾つかをアップ致します。


早池峰山(1914㍍・岩手県)、小田越から仰いだ山頂。山頂周辺の露岩帯に最もエーデルワイスに近いと云われている「ハヤチネウスユキソウ」が植生しています。


ハヤチネウスユキソウ 1 


ハヤチネウスユキソウ 2


崕山(キリギシ山)1066㍍。北海道夕張山地の山です。植物保護のため現在登山禁止中です。年間数回実施される研修登山でのみ登山できますが、いまや幻の高山植物の宝庫の山です。


オオヒラウスユキソウ 1.渡島半島付け根の大平山の名前を冠した花です。此の花もエーデルワイスに近い薄雪草に挙げられています。


オオヒラウスユキソウ 2.石灰岩の岩尾根が恐竜の背中を連想させる特異な山容をしています。オオヒラウスユキソウは露頭した岩峰に点々と咲いています。