花遍路

山登りの徒然にとりためた写真をご覧ください。

08 今日の藻岩山麓

2008-05-30 15:23:37 | Weblog
本州では梅雨に入ったとか。その裏返しで札幌に青空がひろがっています。最高気温も17度の予想でサラリとした湿度で歩いていても心地よい天候です。
今朝は天気も良いので散歩コースは藻岩山中腹の「平和の塔」にしました。林間の下草を吟味しながら山を下っていた所、白い花の蕾が目に留まりました。かねて気にかけていたヤマシャクヤクでした。早朝とあって気温が低く蕾が開いていません。カメラの電池も怪しげでしたので10時過ぎに再度出掛けて取り直して来ました。二度も往復したおかげで山麓の春爛漫を満喫した感じです。

明日から半月ほど家を空けますので、「花遍路」は暫時休稿いたしますので宜しくお願いします。



ヤマシャクヤク、ボタン科。赤花の山芍薬は大分前に撮り終えていましたが、白花はこの花が初めてです。待つこと暫し、少し綻んでくれました。念願の一つが叶えられ大満足の一日です。


クサノオウ、ケシ科。


コンロンソウ、アブラナ科。山麓の下部が花盛りでした。


オオハナウド、せり科。平和の塔に続く車道脇の斜面辺りが満開でした。大柄な花の割に花は繊細です。


八重サクラ。ロープウエイのゲートに隣接している「平和の塔」登り口近くの八重桜でおそらく今シーズン見収め名残りのサクラしてあっぷしました。背景は藤棚です。


タンポポの穂。「平和の塔」直下のハラッパの広場で。早朝の斜光線で照り映えて一風吹けば旅立ちそうな風情です。


ニリンソウ、キンポウゲ科。林間の東斜面の為、「平和の塔」の中腹辺りまで咲き残っていました。一昨日登った藻岩山頂の周囲でも咲き乱れていましたから、標高差500メートル近くの間で咲いていることになります。


旧小熊邸。ロープウウェイ駅に隣接した場所に移設された、昭和初頭の建物です。
北大小熊教授宅として建てられましたが、老朽化で取り壊されるところ、教授の遺徳を偲ぶ有志が移築再建し、現在は喫茶店として公開されています。

08 藻岩山兎平コース歩き 2

2008-05-29 06:38:34 | Weblog
昨日の晴れ間は、午前中が勝負でした。お昼を回る頃には雲量が増え陽射しは途切れ途切れになりました。兎平コースを下山しましたが、見慣れているタンポポが何となく柔和に見え何気なく萼を見ると萼が反り返っていません。日本タンポポは西洋タンポポに押されスツカリ姿を消していますので嬉しくなりました。タンポポを集中的に観察しながらコースを下ると兎平の傾斜の強い上部から中部まではエゾタンポポが、傾斜の緩んだ下部はセイヨウタンポポと棲み分けているようでした。という事でタンポポ二種をアップしました。





エゾタンポポ、キク科。兎平上部で。


セイヨウタンポポ、キク科。兎平コース下部で。



クルマバソウ、アカネ科。山頂直下の斜面で。


樽前山(1023,8メートル)を望む。兎平コース下部から。中央やや右の扁平な山が、樽前山のドームで、噴気噴煙を活発に出す一級の活火山で最高点は1038メトルで樽前山の最高点です。タルマエソウ別名イワブクロの生まれ故郷でもあります。



スキー場Dコースとカラシナ、アブラナ科。Dコース上部は斜度35度位はあり凹凸が激しく上級者向きです。カラシナが咲き乱れる辺りは一般のコースで楽しく滑れます。

08藻岩山兎平コース歩き 1

2008-05-28 16:39:51 | Weblog
今朝は四日振りに青空が広がりました。朝方はは雨と放射冷却でか気温は10度を割り込みましたが、その分視界は期待出来そうとの思い込みで10時過ぎから藻岩を登ってみました。南方に雲が湧きだしいましたが、暑寒別岳から夕張岳まで視認出来ましたので、先ず先ずのお天気でした。もう一つ期待していた頂上直下のロックガーデンはまだ時期尚早で数種の花が見られただけでした。今日の藻岩山歩きの成果をアップします。


藻岩頂上から西南の眺望、左白井岳1301,6メートルと右朝里岳1280,8メートル。残雪のある山です。



同じく頂上から東北方向の眺望、暑寒別連峰の山波。

ミヤマハンショウズル、キンポウゲ科。ロックガーデンにて、未だ蕾です。


アポイキンバイ、バラ科。


ハクサンチドリ、ラン科。二株が辛うじて花を咲かせていました。



ノビネチドリ、ラン科。スキーコースの草叢で一株だけ見つけました。

08  札幌ライラック祭り 2

2008-05-27 05:45:58 | Weblog
札幌のお天気模様は日曜日以降スッキリしていません。ライラックの咲くころ「リラ冷え」と言われる肌寒い日がありますが、その天気とは少し様子が違っているように思えます。梅雨型の気圧配置に落ち着く前哨戦でしょうか、寒気団の通り道になって不安定な天気が続いているように思えます。撮影日の24日も青空でしたが、抜けるような青空ではありませんでした。


大通り公園3丁目のライラック。


同じく大通り3丁目の噴水広場のライラック。


大道り5丁目のライラック。

大通り7丁目の野外ステージでの熱演。


大通り3丁目交差点で信号待ちの人力タクシー。新聞で営業を報じられては居ましたが、目にしたのは初めてでした。

08  札幌ライラック祭り

2008-05-26 06:28:23 | Weblog
五月は風馨る・青葉若葉の季節ですが、北国の札幌では青葉の季節には今少しの時間がかかります。例年この時期は札幌市の花ライラックが咲き始め、「ライラック祭り」が大通り公園で開催されます。今年は21日から昨日25日までの祭りに合わせ咲き揃った400本余のライラックの花のもと各種の御祭行事に大勢の人出で大変な賑わいでした。以下ライラック祭りの点描です。なお今年から大通り公園に加え、川下公園(200種1700本のライラックが植栽、ライラックの香りを満喫できます)でも6月1日にお祭りが開かれます。以下は24日の大通り公園の点描です。


大通り公園6丁目。テレビ塔とライラック。


大通り公園7丁目。ベンチで一休み。



花壇とライラック。ライラックは東西に長い大通り公園の南北の植え込みに沿って植え込まれています。


親子、大通り公園3丁目。

08 中島公園散策(つづき)

2008-05-25 06:53:28 | Weblog
中島公園は、札幌中心部の南側に位置して、市内を流下する豊平川から取水した「鴨々川」を公園の池に流しこんでいます。池と背景の藻岩山が織りなす景観が公園の中核で、豊かな緑と水の21ヘクタールの園地に、音楽ホール「キタラ」・明治の面影を今に伝える豊平館・小堀遠州作の茶室などの文化施設が配された憩いの場です。
沖縄が梅雨入りのこの時期、北海道は青空のもと新緑が目に沁み入る気持ちの安らぐ日がつづきます。此の数日の気温は平年並みで推移して花々も一段と華やかに咲き競っている公園の花をアップします。




豊平館とツツジ。豊平館は開拓使により、明治14年に開館された洋式ホテル、国指定の重要文化財です。


札幌音楽ホール「キタラ」。2千席余のアリーナ型大ホールでオープンステージになっています。ホール前のプラタナスの大樹が芽吹き始めていました。


ハナカイドウ。コンモリと満艦飾と云った趣でした。


ボケ。大型でお隣のハナカイドウと妍を競っていました。


コリンゴの並木。傾き始めた日の光に白く浮かび上がって咲き乱れていました。


フジ棚。花の競演に辛うじて間に合いました。


オオタチツボスミレ、スミレ科。花壇の隅にひっそりと。


オオバナキンロバイ、バラ科。鴨々川の畔で見つけました。

08 中島公園の散策

2008-05-24 07:18:30 | Weblog
札幌では恒例のライラック祭りが25日まで大道リ公園で開催中です。春先の暖気で花自体は早めに咲き出しましたが、祭りに合わせて今現在満開で馥郁たる芳香を漂わせています。昨日、用事の序でに立ち寄った中島公園も大道リ公園に負けじと春の花々、特にツツジ・ライラックを主体にした樹木が鮮やかに彩られていました。
先ずはツツジ四種から今の中島公園の紹介です。(5月23日撮影)


ツツジ「1」。日本庭園の入口付近で。


ツツジ「2」。日本庭園の池畔で。


ツツジ「3」。日本庭園の泉水吹き出し口で。


ツツジ「4」。公園内東側散策路で。

シラン(白花)

2008-05-23 10:20:18 | Weblog
上京中に止宿した家の庭先に変わり種のシランを見つけました。普通に見受ける赤紫のシランと棲み分けて居るかのように少しの間をとって咲いていました。
低気圧の通過直後で、雲行きの怪しい中で取り敢えずシャッターをおした一枚です。風が強く小雨がぱらつく中での撮影で出来上がりは?です。


シラン(白花)、ラン科。お天気の所為もあったかと思いますが、何とも幽玄な雰囲気を感じさせる花でした。


シラン、ラン科。日当たりの関係か淡い色合いの花でした。


アヤメ、アヤメ科。裏庭で今が旬とばかりに群がり咲いていました。

富士山は高い

2008-05-22 16:13:44 | Weblog
20日、低気圧の通過を待って伊豆箱根を一巡りして参りました。低気圧の吹き戻しと台風のうねりで迫力のある波飛沫が臨海道路に迄、打ち上げて中々迫力のある光景が随所に展開していましたが、交通の妨げになるので、カメラは出さず仕舞でした。昨21日は、富士にこだわる私を慮って伊豆スカイライン経由で箱根へ、旧道の畑宿を通って帰宅、最終便で札幌へ帰って来ました。拘りの富士山を三つアップします。何れも昨日の富士山の素顔です。


今花盛りの山ツツジと富士山。伊豆スカイライン多賀付近にて。



中空に浮かぶ富士山。大きくて高いです富士山は。伊豆スカイライン池の向にて。


ドッシリと梢越しに顔を覗かせる富士山。箱根町にて。

0805 百合ヶ原公園(つづき)

2008-05-15 05:34:23 | Weblog
百合ヶ原公園は札幌の中心街から約8キロ北側の沖積地に造成された札幌市営の公園です。その面積は24㌶余りとか、百合をメインに四季折々に花を楽しめます(冬季は温室に限られますが)。北海道的なおおらかな公園で何方でもユックリ楽しめますが、私のお勧めはロックガーデンで、訪れるたびに新しい高山植物との出会いがあります。偶々縁あって鉢植えのタカネビランジとオオミスミソウの二鉢を育てていますが、どちらの花もロックガーデンで植生されており、感激の対面以来折をみては出掛けています。
さて前置きはさて置き、明日から一週間程、所用で出掛けます。留守の間投稿を「お休み」致しますので宜しくお願いします。


百合ヶ原公園シンボル・タワーのサイロ。展望台に内装されてます。



リリートレイン。一周2キロの展望列車です。列車の前、黄色い花はタンポポの絨毯です。サイロ展望台から。


チューリップとムスカリ。今が旬の色彩の園です。


エゾノツガザクラ、ツツジ科。ロックガーデンにて。北海道夏山の代表選手で大雪山では大群落が見られます。


チョウノスケソウ、バラ科。早咲きの一輪だけが綻んでいました。


ワスレナグサ、ムラサキ科。ロックガーデンの陰一面の群落で迫力満点でした。