青空のむこう
アレックス・シアラー著
死後の世界に来たハリー。そこにいる人たちはみな、遠くに見える夕日を目指して歩いていく。でも、まだ、そこにとどまっているものもいる。アーサーは、ずいぶん前の人間だが母親に会いたくてここにいる。そんなアーサーと仲良くなったハリーは、アーサーから本当ならルール違反だが、生前の世界に戻れると教えてもらった。2人は死者の入口の番人の目を盗んで、生きている人の世界へ戻った。もちろん、生きている人たちはハリーたちの姿を見ることはできない。一方的にこっちが見るだけ。僕が死んでみんなはどんなにかなしんでいるだろうと、友だちの様子を見に行った。それは予想外の姿だった。そして、生きているということがどんなにかけがいのないものだったかに気づく。家族はどんなふうに過ごしているのか。友だちの心の中は?
死後の世界にを想像することで、今、生きていることの大切さに気づかされられる一冊です。
カーリーは親友が欲しかった。転校生のメレディスに「親友になってあげられるよ。」と言ったけれども興味がないみたい。メレディスが演劇の練習でいない時、カーリーはメレディスを迎えにきたおばあさんに声をかけた。するとおばあさんは、すごい秘密をカーリーに打ち明けた。実はメレディスとおばあさんの心は入れ替わっていると言うのだ。おばあさんは魔法使いで、身寄りのないメレディスを引き取った。そして、幽体離脱を利用して若い体を奪った。メレディスは、残った年寄りの体に戻るしかなかった。13ヶ月と13週と13日の間待てば、若い体は永遠に魔法使いのものになり、魔法も使えるようになるという。
真実を知ったカーリーは、メレディスを助けようとする。
お話はどんでん返しがあり、面白くどんどん読み進めて行きたくなります。何年も前からある本ですが、もっと早く読んでおけばよかったと思いました。表紙は絵がなく、どれほど面白いか、紹介されなければ手に取りにくさもあります。大勢の人に紹介したいです。