
江橋よしのり 著
レベルファイブ 原作
小学館
フットボールフロンティア予選第4戦
雷門中 対 帝国学園
帝国学園側では、選手達は新しいスパイクを履かされていた。「足が泥に取られているようだ…」選手達は監督影山の命令を不審に思っていた。そして、さらにもめ事が…。ゴールキーパーの湿川が、キャプテンマークを自分に渡せと、佐久間に要求していた。どうやら、湿川は、スポンサー企業のお偉いさんの息子らしい。
試合が始まり、帝国学園イレブンはスパイクのせいか、様子がおかしかった。雷門中は、簡単にボールを奪いゴールへと駆け上がる。自信を持った小僧丸は、力強くゴールを決めた。帝国学園の佐久間は、このスパイクに悩まされていたが、ふと、気づいた。速く走ろうとしなければ、空気の壁が風を受けて足が軽くなるということに。雷門学園は、攻撃を繰り返し、追加点ゲット。
雷門中は絶好調に見えたが、帝国学園の監督、影山の描いたシナリオ通りに試合は進んでいた。