『小やぎのかんむり』市川朔久子

　夏芽（なつめ）は中学生の女の子。
ある日、お父さんが交通事故に遭い
入院をすることになった。
そんな中夏芽は今度の夏休み、友達と
予備校の主催する勉強合宿にいこうか
迷っていた。誰もいない静かな自宅で
ほっとしていると、携帯にメールが届
いた。父の退院の日が決まり、しばらく
家で療養するという。
　夏休み、夏芽はあるお寺でおこな
われるサマーステイに参加するため、
電車をのりつぎ見知らぬ私鉄に乗り、
ある駅に降り立った。

夏の間、見知らぬ田舎町ですごして
みたくなりました。大学時代、
海辺のホテルでアルバイトした事が
ありますが、田んぼにかこまれた
ようなのんびりした田舎もたまには
いいなと思うようになりました。