
うちとは
全く関係の無い某業界関係者が、廃業するとの話を口にした。
彼は常々、真顔で冗談を言うタイプの人間だったらしい。
本人は至って冗談のつもりである。が、相手によっては
“笑い”のセンスが異なることもあるし、誰が聞いているとも知れない。
話がどこでどうねじれて、どう流布したものやら、もはや藪の中だろうが、
取引先から付き合いを渋られるなどの風評被害が現に出てから、
発信元は社内の者でした――となっては、「下手な冗談」にも程がある。
休み休んで言った馬鹿にせよ、身から出た錆、筆禍ならぬ
セルフ舌禍である。