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「トーヨー新報」食客日記

豆腐などの大豆(加工品)、こんにゃくを中心に、日本・世界の食文化……その他諸々について、あれやこれやと夢想する日々です。

ダック・ダン

2012-05-15 12:45:09 | 黒い音

「STAX」の立役者、Booker T. & The M.G.'s のベーシスト、
ダック・ダンが来日中に死去。享年70歳。
同バンドのスティーブ・クロッパーと共に公演中だった模様。
「ブッカー・T&ザ・MG's」は、米国テネシー州メンフィスのレーベル、
スタックス・レコードのスタジオ専属バンド。
1960年代頃のアトランティック期だと、
オーティス・レディング、ウィルソン・ピケット、サム&デイヴ…etc.
彼らのバックで まず間違いなく演奏していたバンドなのです。
(1992年に「ロックの殿堂」入りしています)
いなたいソウル・ナンバーを弾いている時は、軽んじていたのですけど
(それはそれで味があるんですが、あくまで歌物として)1970年代以降、
Melting Pot』(1983年)などを聴くと、なめてました、ごめんなさい!と。
ブッカー・Tも昨年新譜を出すなど、まだまだ現役で通用するのに勿体無い。
ベーシストと言えば、シックバーナード・エドワーズ
来日中(1996年)に亡くなっていたなあ。R.I.P.

血のケープタウン

2012-05-09 12:11:16 | 黒い音

南アフリカを舞台にしたノワール(暗黒小説)などを
読んでいると、冒頭いきなり、2パックが使われていた。
ギャングスタ・ラップの代表格みたいな感じで、
ぼくも大好きな2パックだけど(もっと言うと、
Digital Underground が大好きなのだ。今だに)
イメージの合わせ方として
“普通”過ぎるのは、こっぱずかしくて嫌だなあ。

Let Me Be

2012-05-08 02:19:46 | 黒い音

Let me be, let me be
Let me have my privacy
Let me be, hush, don't speak
Now, silently
       ☆
放っておいてくれ。独りにしてくれ。
俺にだってプライバシーが必要だ。
黙っていてくれ。今は静かに――
Pファンク
がPファンクたり得る前夜の作品、
パーラメントCHOCOLATE CITY』(1975年)に収録の
Let Me Be」は、狂ったセンスが炸裂する どす黒バラード。
鼻息荒くして 共に朗唱したくなるから、もやもやした気分の際はお勧め。
       ☆
Let me love you upon a canopy
Let me love you upon a flower
Let me love you upon a canopy
Let me love you by the hour

Robert Glasper Experiment

2012-05-02 08:31:47 | 黒い音

今年リリースされた新譜のうち、自分で入手したものといえば、
Robert Glasper ExperimentBLACK RADIO』なのだ。
悪くない。米国でも売れているし、評価が高いのもわかる。
ゲスト陣も豪華で、ぼくの好きなエリカ・バドゥやストークリーも歌っている。
だけれど、こんなものじゃない。この落ち着きようは何なんだ? 
という苛立ちも否定できない。何たって、ユニット名に
「実験」「試み」と冠している以上は、刺激をくれよ!と思う。
整合感なんか、後からついてくる。バランスが悪くて、
少々いびつだろうと構わない。どこへ向かっているのか
不安を覚えさせるくらいの戦きが欲しい。

Quik is the season.

2012-04-28 12:21:59 | 黒い音

外へ出ると、絵に描いたような五月晴れ。
これから夏へ向けて、DJクイックの似合う日々となるのか。
そんな訳で、現在のBGMは懐かしの『QUIK IS THE NAME』。
1991年の音が心地良くて、チルしちゃうね。
先程、近所の(日本一長い)商店街を流して、
真っ赤なアロハ・シャツを買ったよ。
店員の男の子に「今日、出したばかりなんですよ。
これからアロハの季節ですね」と言われた。
ぼく自身は、年中アロハで構わないんだけど。

I Loved You More

2012-04-14 15:16:12 | 黒い音

CHIC の4枚目のアルバム『Real People』(1980年)を
リラックスして聴く。若気の至りで、リアルタイムでは
「こんなディスコ・バンド……けっ!」みたいな感じで
まともに取り合ってなかったけど(現在より、輪をかけて
どファンク好きだったものなあ)、今では、こんなのも有りだよね、と。
(と言うか、演奏テクが半端じゃないし、ほんまの“プロ”やったんやな)
タイトル曲で「I want to live my life with some real people」と
歌われると、胸が痛い。ぼくはどこまでリアルになれるのだろう? 
みんなはどこまで、この世界の“リアル”に耐えられるのだろう? 
ところで、その3曲目「I Loved You More」が
なかなかの美メロでしんみりと聴かせるんだけど、
今井美樹かあの辺のヒット曲がサビの部分、被るような。

あの日の海

2012-04-02 12:40:45 | 黒い音

コリーヌの最新作は『あの日の海』(2010年)。
カバー集を付け加えた2枚組みもリリースされていて、
そのカバーの内訳を見ると、殿下で始まり、
スライ・ストーンで締め……いやいや、わかってらっしゃる。

Corinne Bailey Rae

2012-04-02 12:12:59 | 黒い音

音楽も人と同様に“出逢い”だったりする。
しばらく前に、The Roots のドラムスを追っかけている最中、
アル・グリーンの好盤『LAY IT DOWN』(2008年)とめぐり合う。
さらにP-ファンク末期に名を連ねていたミュージシャン、
アンプ・フィドラーが近年もソロ活動を続けていることを知り、
最新盤『afro strut』(2006年)を入手。
地味ながらも じわじわと侵食されてしまう感じ。
ネオ・ソウルを密かに生き延びたPの末裔なのかも。
       ☆
この両アルバムでフィーチュアされていたアーティストが、
コリーヌ・ベイリー・レイで、一昨日だったか、ふらふらと
渉猟していた中古盤屋さんで新古品に近い状態の物を
見つけたので、ぱっと買ってしまった。今更なんだけどね。
セルフ・タイトルのデビュー・アルバム(2006年)。
派手さとは一切無縁だけれど、アコースティック・ギターの音色と
親身に語りかけられるようなボーカルに、くずおれる。
       ☆
Just like a star across my sky
Just like an angel off the page
You have appeared to my life
Feel like I'll never be the same
Just like a song in my heart
Just like oil on my hands
Honour to love you

(Corinne Bailey Rae"Like A Star")

自然と集まる

2012-03-26 12:46:19 | 黒い音

5枚組みとか10枚組みとか、輸入盤の廉価版CDの
BOXセットが悩ましいのよね。
気になるアーティストのアルバムって、
大抵はある程度入手済みなものだから、
どうしても何枚かは被ってしまうし、実のところ、
紙ジャケやらスリーヴやらはCDを取り出しにくくて、
どうせならプラケースの方で揃えたいなあ と思っているから。
そんな訳で(スライ&ザ・ファミリー・ストーンは
コレクションBOXだから別として)、廉価版で近年購入したのが、
オーティス・レディング、スレイヴ、Chic ……などの5枚組み。
ブーツィーはどうしたものやら迷っているうちに、
通常のプラケース盤で初期の5枚が手元に集まっていたわ。

掘り出し市

2012-03-23 12:40:51 | 黒い音

いろいろと融通の利くのは、デジタルのデータだけれど、
やっぱりフィジカルな物としての手応えも欲しい!
――という音楽好きに朗報。ただし、関西圏。
今年も「近鉄百貨店」阿倍野店にて、3月29日から4月4日まで
9階催会場で「中古CD・廃盤レコード掘り出し市」が開催されます。
夏の風物詩?!とも言えよう「阪神百貨店」梅田本店の
中古&廃盤レコード・CDセール」と並んで、見逃せませんわ。
参加店は「キングコング」「スマイルレコード」「名曲堂」など。