
先月末の土曜日(3月31日)、「大阪府立中之島図書館」へ足を運ぶ。
「文芸ホール」の企画展示で「
街頭原画紙芝居展」が催されていた。
「
塩崎おとぎ紙芝居博物館」蔵の資料が、独特の色合いで広がる。
決してリアルタイムで見たことはないはずなのに、郷愁を誘われるのは何故?
江戸川乱歩の小説などで、ノスタルジックなアナクロニズムを刷り込まれたか。
子供たちを集めて紙芝居を口演しても、それで木戸銭を取るわけでなく、
その後で、お菓子(煎餅に絵を描いた物など)を売るというビジネス・モデル。
今のコンサート会場でも、タオルや団扇、「
うまか棒」wが売られている その原点か。
☆
しかし、タイトルと(全体のごく一部の)絵を眺めただけで、
ストーリーがぐんぐん広がるのは、単純に凄いと思った。物語の強み。
この大きな物語の枠から離れて、興味を引かれたのが、紙芝居の即興性。
「
教育紙芝居」(ぼくが小学校で知ったのはこれ)などは、
教育指導上の制限があるため、どういうふうに語るべきか
テキストが定められていて、その通りに絵と合わせて喋る必要がある。
対するに街頭では、紙芝居屋のおじさんのアドリブに(ほぼ)一任されていた。
演劇の場合で考えてみると凄い訳で……舞台のセットが定まっている以外は、
キャスティングから音楽にわたる全ての演出を手掛ける ワンマン座長の勢いだ。