不適切テロップ、東海テレビ社長が特番で謝罪(読売新聞) - goo ニュース
東海テレビ放送(名古屋市)が4日午前に放送した情報番組「ぴーかんテレビ」で不適切な表記のテロップが誤って放送された問題で、同社は5日午後6時37分から特別番組を放送した。
冒頭で、浅野碩也社長が「深くおわび申し上げます」と謝罪した。この後、アナウンサー2人が経緯を説明した。
ぴーかんテレビは東海テレビ制作の情報ワイドショー。元々は東海地方の話題のスポットやグルメなどの情報が多かったが、最近は報道主体の内容に変わっていた。ネタ元は新聞や週刊誌がメインでキー局のワイドショーに似ている。レポーターは地元の男性タレントや地元の局アナ崩れの女性で、ただボードに書いてある事を大袈裟に喋るだけ。朝ズバのデジャブになっている事も多く、コメンテータも怒りや不満を煽るコメントしかしないから、どうにも品の無い番組に成り下がっていた。週末の情報番組の作りが良いので不思議なのだが…
今日の放送開始時刻に担当アナウンサーによる謝罪が放送され、夕方のニュースでは6時半過ぎからもう少し詳しく今回の経緯を紹介していた。原因はリハーサル用と本番用のテロップの挿し間違えと制作者の確認不足だった。
朝の謝罪放送が数分で終了した後は「トムとジェリー」を放送していたのだが、ジェリーを追いかけるトムがヒドイ目に遭う事で笑いが生まれる。お笑いコントやバラエティーも同じで、人は第三者がヒドイ目に遭う姿を見る事で笑う残忍な面があるのは事実だ。今回放送されたテロップもブラックジョークのつもりだったのだろうが、アレで笑えるのは第三者だ。リハーサルで流れたブラックジョークテロップをみた番組関係者の態度はどうだったんだろうか?当事者意識があったのなら激高していたハズでテロップはゴミ箱行きだったハズ。スタッフはニヤニヤ笑ってでもいたのだろう。この番組でも東日本大震災に対する募金やボランティアを呼びかけていたのだが、募金しに来た人々をスタッフはどう思っていたんだろう?あの日の放送に関わっていた全ての人間に報道や情報を扱う資格など無い。
だが、夕方の謝罪番組で経緯を検証した点は評価できる。キー局の不祥事対応はどうだったろうか?
例えば被災地でレポーターが背景の廃墟を見て「ホント面白いね」と呟いた日テレ。レポーターの大竹だけを謹慎させて経緯検証はしなかった。
官邸からの中継で女性の声で「何か笑えてきた」と放送したフジは「音声トラブルの原因は調査中」しただけで経緯検証すらせずに謝罪だけで終わった。
賞味期限騒動で有り得ない流通過程でバックさせた商品を有り得ないチョコレートの製造工程に使っていたと女性パート従業員が語り食品メーカーを告発したTBSはメーカーに反論されると昔の話としたものの、その時に女性が働いていたハズの場所に工場は無かったとメーカーにまた反論されたら告発者を出さなかった。
テレ朝ではレストランチェーンで偽装をしていたとその会社のユニフォームを着た女性が告発したが、そのユニフォームは旧いタイプだと視聴者に指摘され、女性は番組スタッフだった事まで判明したが、それでも「過度の演出はあったが、内容は事実だ」と主張した。
電力会社の「ヤラセ」問題で「こんな事が許されるんですか?!皆さん!!」とドヤ顔をキメていたみのもんただが、
TBSではサンジャポの街頭インタビューに同一人物が何回も出演していた。これは情報操作ではないんだろうか?
放送事故が発生するとロクに経緯検証もせず、「重く受け止め真摯に対応します」を繰り返すキー局に比べればローカル局にはまだ救いがあるのかもしれない。