岡山市の水を守る岡北の会

旭川流域で有害物質が浸・流出する危険性のある御津産業廃棄物処分場を建設・操業することに反対し、岡山市の水を守る活動を発信

設立趣意書

2010-10-27 | 設立趣意
岡山市の水を守る岡北の会の設立趣意書

 御津虎倉(こぐら)では、民間業者によって管理型産業廃棄物処理施設がつくられようとしています。ここには、化学薬品や重金属などあらゆる廃棄物(放射性廃棄物は除く)が、瀬戸内海の豊島に捨てられた量に匹敵する51万㎥まで捨てられます。埋立地に張るゴムシートの耐久性や事故対応には問題があり、ゲリラ豪雨などで有害物質が流出する恐れもあり、危険なものです。

御津河内(こうち)では、別の業者が産業廃棄物最終処分場をつくるため、岡山市に設置許可を申請しています。ここに捨てられる廃棄物は、コンクリートくずや廃プラスチック類など5種類で「安定型」とされていますが、これらに付着している有害物質が浸出する事故はたびたび起こっています。また、積み上げられた廃棄物が崩落する危険性もあります。

 これらの処分場から有害物質が流出すれば、旭川を下って、三野浄水場で岡山市民の飲み水に入り、私たちの健康は害され、また農畜産物なども影響を受けるでしょう。

 三野浄水場をかかえる岡北地域の住民や団体を中心とする私たちは、岡山市の水を守るため、子孫の健康と地域社会を守るため、ここに「岡山市の水を守る岡北の会」を結成します。

2010年10月27日
岡山市の水を守る岡北の会結成総会